故郷を離れて 2

徳島でやって貰ってる仕事のことで柄にもなくイライラして、その怒りを治めるように、立ち寄った本屋で見つけた最近夢中の天羽希純氏が表紙の写真集を衝動的に買った。

これから希純ちゃんに見下ろされながら毎日を過ごすんだ…



しかしながら先日のaddictは本当に良いイベントでした。

過去の来場者や出演者はスタンプカード持参でドリンク代のみで入場できること、そもそものチケット代がドリンク代込み1500円と非常に安価なこと、と、来場し易い要素は盛り沢山だったとは言え、ワンマンで売り切れるような超人気ゲストがいた訳でもなく、地元バンドが4組出演の月曜日のブッキングイベントで200人を超える動員は本当に凄い。

全バンド気合の入ったライブしてたけど、中でもRAINCOVERとBrowe Basketはfrom京都を背負ってる感じが滲み出てて、それに応えるようなお客さんの熱量も相まって凄い景色だった。

僭越ながら僕がブッキングさせて貰ったAmazing Barrier Reef(通称アメバリ)も想いのこもったライブをしてた。

そもそもイベントを組む段階で行貞さんから「最近よくKYOTO MUSEに出てくれてる若い子を1組出したい」と相談され、まだ京都のバンドも殆ど知らなければ、僕が来てから数ヶ月の限られた期間の中でよく出てたバンド、という非常に選択肢の少ない中で、半ば消去法に近い形で選んだのがアメバリでした。

京都に来たすぐは「普段のブッキングも数年後のBrown BasketやRAINCOVERみたいなこれからのバンドが切磋琢磨してるんやろな〜」みたいな淡い期待を抱いてたけど、最初の頃に観たアメバリのライブでその幻想は呆気なく打ち壊された。

それぞれが出したい音を出してるだけの厚みも何もない音作り、譜面に起こすと全員がバラバラのリズムを刻んでるであろうグルーヴもへったくれもない演奏、なのに、SNSで切り取られたようなフェスのヘッドライナー宜しくなMCに、ただただ酒を煽るだけの打ち上げ。
徳島時代の僕だと完全に総無視確実な役満バンド。猛爆

と、同時にわざわざ徳島くんだりから僕が招かれた理由もなんとなく理解した訳ですが…

正直な話、徳島時代なら適当にのらりくらり交わして深く関わらないようにしてたけど、KYOTO MUSEに頻繁に出てくれてるバンドも少ないし、そもそも僕に対して「お前誰や?」みたいな空気感も満載な中で唯一といって良いくらい普通に接してくれてたし、ここは一丁僕もこのバンドと向き合ってみよう!と8月のNOSIDEにブッキングしたのが最初の一歩で、そこからaddictに選んで、周りから「本当に?!正気ですか?!」的な声も沢山貰ったし、まあ正当な評価だとは思いますが笑、短期間で目標を決めてそれに向けて歩むことは悪いことじゃないし、それで何も変わらなければこれっきりということで…という気持ちで過ごした2ヶ月間でした。

歩みを全て語ると長くなるんで割愛しますが、8月からこのaddictに向けて色々と試行錯誤しながら歩んで来て、勿論言い出せばキリが無いくらいまだまだな部分はありますが、それでも1個集大成は見せられたかなと思います。

勿論これを機に何かが大きく変わるなんてことはないし、慢心する程の大きな結果は残せてないので、ここに来るまでに歩んだ道のりや今まで見えてなかったのに見えるようになった事柄に、これからも真剣に向き合って、何年掛かるか分からないけど、Brown BasketやRAINCOVERみたいに本当の意味でKYOTO MUSEを背負ってaddictに出て貰える日を心待ちにしてます。
その日は僕も同じレベルで胸張れるように、負けないよう頑張ります!

そしてアメバリのライブに触発された、と「あの頃のように自分も今日はがむしゃらにやろうと思います」とひたすら打ち上げの場を仕切り、数々の笑顔と笑いを提供する行貞さんの姿にとても胸打たれた。
ライブだけじゃなく、打ち上げもaddictやった。

勿論アメバリが選ばれたということは、選ばれなかったバンドもいる訳で。
そんな子達から「悔しいです、次は自分が選ばれるように頑張ります」みたいな声を沢山貰って、あの日だけに終わらず、これからに大きな影響を与えて本当に凄い1日だったなと痛感した。
addictの真髄、ここにあり。。

と、未だかなり余韻に浸ってますが、来週は自分の担当イベント週間です。

そして日付変わって本日はこちら↓

全日良い夜になりますように!

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