№19 社会福祉(幸福と社会正義)の発展 社会正義を考えるnote 2020/10/7

社会正義と幸福は両立するか

前回は

このことを挙げて終えました


嶋田啓一郎が

社会福祉(の核心に社会正義がある)

幸福

を関連させたのは思想、哲学が

バックボーンにあるからだと思っています

嶋田は並ぶものがないほど

大変な読書家で

読書のために執筆が多いわけではない

と嶋田の後任教授が述べていたと記憶しています


その嶋田の哲学には

実存主義があると思います

実存は本質に先立つ

これですね

決まり文句です


しかし

嶋田は決して実存、本質

どちらかを優先しているという

ことはないだろうと

筆者は考えています


愛と正義の弁証法

と嶋田が言うように

弁証法として

実存、本質を掛け合わせ

両者から

新しい境地を生むことが

嶋田の考えではないかと思います

それが

社会福祉(幸福と社会正義)の発展

どこまでも

幸福(実存)と正義(本質)を

掛け合い、つり合い、

新しい次元へ展開していく

運動の中に

人間、社会の姿を見ているのだと思います

その見方の理念が

社会福祉(幸福と社会正義の実現)なのだと

筆者は嶋田の、社会福祉観、価値を

そのように推し量りたいです


が、しかし

社会正義を理解する動きは

やはり

これまでの流れからも

現状からも

マイナーであり続けるのではないかと思います

社会正義を理解するには

倫理的実践だと理解しないといけない

どんどん、マイナー感は増してきていますが

この理解がまたは感覚があるかないかで

実践者の本質は分かれます


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?