「多元型社会正義」要はいろいろな立場を尊重する 社会正義を考えるnote №8 2020/8/26

今回は、「多元型社会正義による人権」について考えることにしていました

「多元型社会正義による人権」

難しいですよね!

文字からして

ここでいう「多元型」とは要するに、いろいろな立場や考えのことです

いろいろな立場の人たちが話し合って、結論すること

世界人権宣言では、キリスト教、儒教、仏教、ユダヤ教、ロシア正教など宗教面でも考えが違う人、国の集まりの合意で成立しています

日本でいうとどういう言葉になるのかな…

あちらを立てるとこちらが立たず、かな…

結局、意見が同じところだけを人権として宣言したということになります

寿台の研究からは宣言の成立背景はこうなります

それぞれの宗教、国の立場、信心…超まとめるとそれぞれの正義を尊重して争わないところを、世界中に認められるものとして選び、それを人権と宣言したことになります

多元型社会正義による人権は、要はいろいろな立場を尊重して決めた人権なのです

しかし、政治力、軍事力、経済力など国の国力で世界は争い、主張を押し付けあいます

宣言から60年以上が経ち、植民地だった国々、宣言成立までの協議に参加できなかった国から異論が出始めている…

そういった意味で、世界中で認められない人権の状況がある

自然権とは生まれながらに持っている人権

だけど、認められていない人権の状況がある

いろいろな立場を尊重した人権ではない

さらに、人権は法律で守られるものとあるなら、生まれながら人権は備わっていない

だから、世界人権宣言は多元型社会正義モデルという寿台の主張がなされます

今日はここまでとします

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