"INCEPTION" reaction

まぁまぁ。
1虚無でモルを拒絶するところ
2子供が振り返るところ
は良かった。
後は、サイトーの生死が冒頭のシーンとつながるところかな。「おぉ」と思わされた。

集中してないと何が何だかわからないから、頭痛くなった。

最初日本語で始まるから、一回音声と字幕設定確認しに行った(笑)。そしたらちゃんと字幕版だし、英語音声、日本語字幕でした。

モルの死んだ理由については、本当に何とも言えない。ひどい。
コブと一緒の夢の中から出たくなくなったモル。コブは夢で一生は生きられないと感じ、現実に戻りたがる。モルを説得はできないから、「ココは現実じゃない」というアイディアを、モルの深層心理に植え付ける。すると、現実に戻った後も、モルは「ココは現実じゃない」というアイディアに固執する。現実を夢だと認識したモルは、ついに自殺をする。
モルの金庫にはコマが入っていた。夢から出たくないから、夢と現実を区別できなくするため、しまい込んだ。そこにどうやって、アイディアを植え付けたの?

なぜコブだけが、人の夢の中に、投影人物を生み出すのか。深層心理に問題があるから?
列車やモルの影を生み出したのはコブのはず。そうなると、それは夢がコブのものであることを指すのでは?夢が3層だなんて決まっていないはず。
そもそも、人の夢に入っている途中で、自分の夢に入るなんてことできるんですか?なにそれ。

最後、コマが回り続けたままで終わったのは、すべてがうまくいきすぎているからだと思う。モルの件とか、かなりひどいことが物語内にあったのに、最終的には、インセプションは成功し、子供の顔も見れた。誰も死ななかったし。雰囲気と内容のダークさに対して、結末は大団円過ぎると感じた。だからこそ、夢と現実か見分けられない演出を残されると、何とも言えない本編と同じ気持ちが残って終わる。演出うま。

パラドックスについては、よくわからなかった。
パラドックス=矛盾した理論を存在させると、よくできた迷路になる。よくできた迷路を設計できれば、より自然な環境で、標的を導きやすくなる?
じゃあ階段のような視覚的パラドックス以外に、パラドックスの効果はどこにあったのだろう。
コマが現実か夢かの区別をしてくれる、というのは意味を成すようで、成さない気がする。だって、一般の物理のルールで動くものだから、設計に組み込めてしまいそう。


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