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#1 | TV業界で働く20代、踏ん切りのつかない日々から決別したい

このページを開いてくれる人は何人いるだろうか。
読み始めていただいた方、誠にありがとうございます。

あまり素性を明かすのが得意ではありませんが、
前提だけでも知ってもらえたらと思い、少しだけ。

テレビ業界で忙しなく働く20代後半
音楽を愛する
・とあるアーティストを心から尊敬し、彼のような人間になることを夢見る

なぜnoteを始めたかというと、
表題の通りです。

20代後半に差し掛かり、心に引っかかったものが多くあることに、最近悩んでいます。
それは、人生において自分がしてきた大きな決断と、してこなかった決断と、これからするかもしれない決断について。

私は出勤してまず、今日するタスクをデスクトップのメモアプリに書きます。
・勤怠表の提出
・◯時までに◯◯さんへ電話
・買い出し→ロケ準備
・申請書の提出 etc…
こんな風に、今日しなければならないことはすぐ書き出せる。
けれども、3年後までにしたいことは全然書き出せない

現場に出ればシャカリキに働きます。
「おはようございます!」「先日はどうもでした!今回もよろしくです!」
「はい!OKです!収録は以上です!」
「今回も大変お世話になりました、ありがとうございました!」・・・・
・・・まるで、もう一人の自分を降ろしたかのように。
もしかして、いや、はっきりと、
”外面(そとづら)の自分と本当の自分は違う”

・・・ここまで、”私も同じだ”という方が読者にいたら、
改めまして、どうぞよろしく。

当時下した決断

なぜテレビ業界に入ったか。それは音楽に携わる仕事がしたかったから。

学生時代はバンド活動をしていました。
パートはボーカル。自分で言いますが結構上手いし、盛り上げるのも得意です。

就職活動で、私は大学があった地方に残りたいと思いました。
居心地はいい。友達もたくさんいる。
ただ、仕事は音楽に関係することをしたかった。

だけど、地方でエンタメの仕事をするにはテレビ局に入るくらいしか浮かびません。一定のお金は欲しいし。

しかし地方局といえど、難しいんですね。見事に全落ち。
途方に暮れ、その地域に残ることを諦め東京に出ることに。
就活アプリでポチポチ。よさげな制作会社を発見。
トントン拍子で内定ゲット。ここで頑張ることに決めました。

・・・入社以降、情報管理の観点からあまり細かくは書けませんが、
ある音楽番組に配属され、忙しさと引き換えにスキルと一定の関係値を数年間で懸命に築きました。
→ 忙しさってどのくらいかと言うと、月休4日ペースを3年間ってところでしょうか。
忙しい人はもっと忙しいと思います。各位ご愁傷様です。

別に誇らしくもなんともありません。
なぜなら、あとから気づきましたが、
その番組にとって、自分は消耗品の1つだったからです。
ボードマーカーの黒、USBのキャップ、ビニールテープの外装。
最後の1年間は睡眠障害とうつ病を隠してなんとか働きました。

その後、番組を変えてもらいましたが、皮肉にも忙しい日々で得たスキルはも役に立つもので、大きな仕事も任されるようになりました。
都度、先述の”もう一人(外面)の私”が頑張りました。

ただ、やはり20代半ばという年齢は様々なことを考えさせます。
このままでいいのか、もっと他の道があるのではないか、他にやりたいことはないのか、、

手元の夢と、彼方の夢

熟考した私は、
海の近くへ引っ越しました

理由はいくつかあります。
・平日に忙しなく動く時間との釣り合いを休日に取るため
・患ったうつ病を改善させるため

もちろん一長一短こそありますが、住んで数年経って後悔はありません。
大きな窓を開けるといっぱいの朝日に包まれ、
すぐそばにおおらかな海が見える。
時の流れは東京の1/2、自分の好きなことだけができる時間と空間。
自然に囲まれ、静かで、素晴らしい大好きな街です。
平日は電車に揺られながら、遠い東京に出稼ぎに出ます。

ただ、、、
うつ病と睡眠障害は治りません。
悪化こそしないものの、低気圧の日は身体と心がグッと重くなり、眠ってからアラームが鳴る時間までに1度も目が覚めずに眠れた日は未だ来ていません。

ちなみに、私が1つだけ仕事で叶えたい夢があります。
それは、憧れのアーティストと仕事をすること。
名前は伏せますが、なかなか表舞台に出ることが少ない、憧れの人です。
その人といつか仕事をすることだけが、私の唯一にして最大の夢です。

けれど、それは見えなくて、遠くて、不確実で、情けなさすら感じます。
そんな自分があっけなく、実に哀れ。
そんな見えない糸をたよりに進んでいる自分もまた、頼りなく見窄らしく見えるものです。

迷い

仕事の実績はある。
だがこの仕事を一生続ける体力も自信もない。
だけど次にやりたいこともない。

これです。
おそらく、このまま続ければ5合目くらいまではいける気がする。
けれども別にもう登りたいわけじゃない。
そして将来を考えると、ずっと勤めるような仕事と思えなくなってきている。
だけど、微か彼方に私を繋ぎ止める蜘蛛の糸は確かに存在する。

将来、結婚はしたい。
残念ながらその糸はありませんが。縦にも横にも。
今の仕事をしていて、結婚なんてできるのかな、、と考える日も存在します。
仮に結婚しても続けられるのかな、、と考える日もあります。

踏ん切りをつけたい

仕事をやめることが全てではない。
むしろ、この仕事に骨を埋めることも可能だし、可能性はある。
だけど、そのどちらにも決定打がない。

どこか婿入りして相手の家業を継いだっていい。
仕事で大ミスしてクビになったっていい。
旅行先で未知の病に侵され、死んだっていい。

海の近くなんて悠長なこと言わず、会社に寝泊まりしたっていい。
家族も友達もすべて捨てて、仲間のために働いたっていい。
うつが悪化して最後には職場の10階から飛び降りたっていい。

・・・たまに大胆なことを言ってみたくなるものです。
それらも含めて、代償あって大小のある踏ん切りなのです。

別に自分のために生きたいわけじゃない

出世とかどうでもいいんです。
どうせ小さい会社だから、出世してもお金なんで手に入らないんです。
これもまた、踏ん切りをつけたくなる理由の1つ。

だけども、自分にとって信頼できる、大切の人のためなら働けます。
相手が喜ぶ顔がみたい、助けたい、信頼してくれている人のために頑張りたい。
深いような浅いような動機ですが、そんな理由でしか私は働けません。

誰とは言いませんが、
自分の実力を示すために、隣でマウントを2週間取り続けたAさん
勝手にモードに入って口が悪くなるから、私は口癖を「はい」にしましたBさん
パワハラ防止講習会をした5分後に公開パワハラしてきたCさん

そんな人はどうなったっていいのです。
1人で生きればいいし、私はついていきませんし、成功しようが失敗しようが、喜ぼうが悲しもうが、その過程も結果も全く知りたくありません。
勝手に苦しめばいいのです。

まとまらない

ここまでで要するに、
・私の仕事と仕事観
・微かな夢
・将来への不安と迷い
・本当にあった怖い話ABC
などをつらつらと書いてみましたが、私に文才などありゃしませんね。
それがわかっただけでも始めた甲斐がありました。

やはり、正解は出ませんでした。
踏ん切りをつけるために、きっかけとなる出来事を待つのか、
はたまたきっかけを作り出すのか、探し出すのか、
これからも私の踏ん切りを探す旅は続きます。

こんな文章を世に残していいものかと思いますが、
そもそも読む人がいるかもわからないし、もしかしたら同じような境遇の人が読むかもしれないし、その人の心の役に立つかもしれない。
これも小さな夢かもしれない、とか考えてちょっと残してみようと思います。
#1って書いちゃったし。

次回の#2では、
自分の人生観について、もしくは
無人島に持っていくアルバムBEST3でも書こうと思います。

文才もない素人がツラツラと大変なお目汚しを失礼いたしました。
各位、最大限にてご自愛ください。

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