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ジャスタのスタンボイド講座

【はじめに】

この記事に興味を持っていただきありがとうございます。今からワキンヤン号令ボイドについて書いていくのですが、その前に。

もし貴方が「スプリンターをやってみたいから、もしくはアイコンを取りたいから取り敢えずワキンヤン号令ボイドをしようと思っている」という方なら、ブラウザバックしてテスラやアクアの練習を始めることを推奨します。
スタンボイド一強の時代はだいぶ前に終わっています。筆者も実際にワキンヤン号令ボイドを使用していますが正直しんどいです。今の環境低ステなら普通にテスラで罠置いたりアクアでダメカ破ってる方がだいぶ味方の役に立てます。そこそこステあるならコクリコや春麗も強いですよ。と言う事で「私はそれでもワキンヤン号令ボイドがやりたい」という方のみこの先にお進みください。

また、この記事は筆者の個人的な意見が殆どです。実際ある程度の結果は出せているのでそこそこの信憑性は保証しますが、この記事を鵜呑みにする事は推奨しません。普通に誤字や書き漏らしをしている可能性もあるので何かご指摘、質問等ありましたら@cps_justaに知らせていただくか質問箱に投げておいてくださると助かります。

【ワキンヤン号令ボイドの役割】

ワキンヤン号令ボイドの主な役割は「サポート」です。よくここを勘違いしていらっしゃるボイドを見るのですが「サポート」の意味は「スタンを当てること」ではありません。サポートとは「カード、DA、裏釣り、HSなど自分の全てを活かして味方のために有利状況を作り出す」ことです。
よく言われている無意味なスタンは当たり前として、必要な時に敵を釣らない、裏対処しない、DAしない、HS打たないetc...これも全部戦犯です。特にこれからの環境を生き抜いていきたいのなら、カードだけでなくボイド自身の性能もきっちり活かしきりましょう。

【スタンを使うタイミング】

前項でああは言いましたが、取り敢えず初心者でも手っ取り早く学べるのはスタンのタイミングです。なのでこの記事ではそれをひたすらに綴っていきます。まずはこれをしっかり頭に叩き込みましょう。
そんなん知ってるわ、私はスタンの当て方が見たいんやという人は最後まですっ飛ばしてください。

スタンを吐く目的は主に

・味方のキルサポートのため

・味方を守るため

・剥がしてポータルを奪うため

・(意味のある耐久時のみ)自身が生き残るため

・敵の足止めをするため

の五つです。それでは一つ一つ細かく説明していこうと思います。

《キルサポートのスタン》

このスタンは絶対に味方の攻撃可能範囲近くで吐かなければ意味がないのは当たり前として、

・敵味方のキャラ性能

・味方のHP、カードのCT状況

・敵のHP、カードのCT状況

・その他の敵と味方の位置

・ステージの地形

これら全部を考えた上できちんとベクトルを調整してキルに繋げ、結果的にプラスになってようやく100点です。

例えば「HPマックスの敵ヴィオレッタをお母さん無しのエミリアにパスする」、「乱戦中HPミリで下がりたそうにしているフルークの上がっていない忠臣に通常だけで落としきれない敵をパスする」とかはスタンの無駄打ちになるし逆に迷惑にもなり得ます。終盤でスタンさせなきゃ何も始まらないみたいな詰み状況なら別ですが、基本撃つのは避けましょう。

また、「味方がミリの敵追いかけてる!スタンで助けてあげよう」と思うシーンもあるかもしれませんがスタンを打つ前に少し考えましょう。その後すぐに味方が溶かし切れそうならスタンはいらないし、スタンで逆に遠ざけて助けてしまう可能性すらあります。そしてそういうシーンはDAだけでキルサポートが成立する事も多いです。本当にそのスタンが必要か打つ前に考えましょう。

これら以外にも号令で複数抜いたり、味方が敵をスタンさせたりダウンさせたりした後にキルまで無理やり繋げるためにスタンを吐く事もあります。ここでもう一度スタンさせたら絶対に敵を殺せるか、かつそのキルに消費したスタンカードの価値が見合うかを考えて打ちましょう。

特例として殆ど脳死で当てるためだけに撃っていいスタンがあります。HSサポートのスタンです。わかりやすい例で言うと逢瀬とかですね。HS持ちや100%ダメージカット持ちをスタンさせておくだけでかなり逢瀬が撃ちやすくなります。例えそれがダメカやHSで防がれてもこちらのHSが刺さりやすくなることに変わりはありません。
アダムやリュウのHSは敵がスタンしたのを見てからHSを撃っても間に合うし、ソルや猫宮等の攻撃力アップ系もマリアやギル等の吸い込み系もジャスティスやきらら等のポータルHSも他たくさんのキャラのHSも、スタンさえさせておけばかなりの高確率でキルまで繋がります。変に温存せずにぱーっと吐いちゃいましょう。
デズのガンマレイに合わせようとしている敵に早めにスタンを入れてもたまに刺さります。

《味方を守るスタン》

わかりやすい例で言えば牙突ハメをくらっている味方を助けるために敵にスタンを入れたりすることですね。キルサポートにも繋がる事が多いです。

他にもダウン/スタンしている味方を助けるため、味方のポータルキー取得硬直を守るため、味方のHS硬直を守るため等様々なシーンで使う事ができます。

HS硬直を守るためのスタンは単純にHSを発動している味方の周りで警備するという意味以外にも、HSで味方のHS硬直を狩ろうとしている敵を妨害するという意味も含まれます。例としては味方デズのHSにHSを合わせようとしている敵忠臣にスタンを当てに行く、みたいな事です。HS合わせのHSというのは結構シビアなタイミングである事が多いので、スタンが当たらなくともスタンを避ける/ダメカを合わせる分の秒数を稼げばHS合わせを失敗してくれる可能性が高くなります。また、そのせいでHSのタゲを狂わせてくれるかもしれません。割と撃ち得なスタンですが、妨害するつもりの敵のHSに巻き込まれないように気をつけましょう。アイシクルコフィンで合わせられたり、逢瀬で味方共々抜かれないように。

敵味方の状況を考える事に慣れてきたら、「今の状況だと味方はダメカ貼らないと生き残れないけど、周りでカノーネ持ちの敵忠臣がうろついてるからダメカ貼りにくいか、貼ったら破られるだろうな。じゃあ忠臣をスタンさせよう」と言った風に味方や敵の行動を予測してスタンを撃つこともできます。

その他にも味方がキルを狙っている時に邪魔させないように撃つこともあります。

このスタンは取り敢えず当てることが大事なのでそこまでベクトルを気にすることはありませんが、余裕があれば手の空いてる味方の方や、逆に味方の邪魔をさせないように遠くに飛ばしたりしましょう。

敵が味方にカードを振ってる時やHAを構えている時はダメカを張っていない限り確実にスタンが入るので、その硬直が終わらないうちに素早く判断してスタンを当てましょう

《剥がすためのスタン》

ドアを剥がす時はもちろん、試合中裏を取るためもしくは取られた裏を取り返すために使います。取り敢えず各キャラのポータルキー取得モーションの終わりを覚えて確実に剥がせるように

また、ポータルを取り返すためのスタンを吐く前に本当にそのポータルが必要か、取り返した後余裕をもって守れるか考えましょう。守れもしないポータルを取ったところで自分だけでなくカバーに入ろうとした味方も死ぬ可能性がある上、カードも無駄になりますし敵のHSも貯めやすくしてしまいます。自チームが既に確保しているポータルまで失う可能性もあるのでそこの判断は絶対に誤らないように。

初手の敵ドアの剥がしもボイドにとってかなり大事な仕事です。味方との連携がとりにくい野良では特に初手ドアスルーは推奨できません。剥がさないことで余程のアドバンテージを確実に生み出せるという自信がある時以外は取り敢えず剥がしましょう

剥がす時は出来るだけコストをかけずに剥がせるように。例えば初手のドア剥がしに号令まで使ってしまったらその後のC争い等でかなり不利に立たされますよね。剥がせないよりはマシですが、出来れば号令等コストの高いカードは温存しておきたいです。

そこで見るのが味方の編成。移動系のHA持ちのアタッカーやフルカノがいればワキンヤン一枚でほぼ確実に取り返せます。ソルやセイバーならワンチャン牙突だけで剥がしが成立します。味方がHAの構えやフルカノを振れるタイミングでポータルにタッチしたりワキンヤンでサポートしましょう。ワキンヤンは味方がカードやHAを当てやすいよう多少のベクトルも考えてあげられるといいですね。味方がHAやカードを振りそうなタイミングでワキンヤンを振ったり、ポータルを触らずにうろうろし続けるのはNG。因みにドア持ちのカードに当たってポータルを広げさせるのは論外。事故を防ぐために初手の剥がしの時にDAは多用しない方が得策です。

もしワキンヤン一枚で剥がし損ねたら、相手の援護がどこまで来ているのかをみましょう。こちらが追加で号令を吐いてポータルを取り切る前に援護が来るようなら、号令はその援護ごと剥がしたりキルしたりするために温存しておきましょう。敵の援護が間に合わなさそうなら遠慮なく号令を吐いて触ってしまって構いません。

あと初手に限らず剥がしの際気をつけたいことはポータルタッチのタイミングです。味方とポータルタッチのタイミングが被れば結構な確率でポータルを奪い返されたり最悪死人が出ます。例えこれは絶対ボイドが触るべきだろ!と思っても味方が先に触ってたらそっと離れてカバーしてあげましょう。そして余程味方が触りたそうにしている時以外ポータルタッチは基本ボイドの仕事なので、ずっと触らないでうろうろするのはやめましょう。味方が前に出てたら何らかの努力をしてきっと止めてくれます。たぶん。そこは信じてあげてください。

《自分が生き残るためのスタン》

この意味を履き違えてしまっている方をよく見ますが、自分が生き残るためにスタンを吐いていいのは自分が生き残ることに意味がある時のみです。

このゲームには「自分が死んでいい時」「自分が死んではいけない時」「どう足掻いても生き残れないが時間を稼ぐことに意味がある時」があります。死=絶対ダメというわけではありません

例えば味方が2落ちして自陣2番目が危ない。という時は自分は絶対に死んではいけません。せめて味方が上がってくるまで時間を稼ぐために必要ならスタンも吐いてしまいましょう。勝利のためにこのポータルを今絶対守らなければいけないか考えてください。序盤のCくらいなら編成によっては死んでまで守る必要はないです。

そしてめちゃくちゃ見てて勿体無いと思うのが、自分一人で敵陣一番奥で釣っている時に意味もなく脇号令をぶっ放すボイド。ワキンヤン一枚くらいならまぁセーフかもしれませんが、号令まで使う必要はありません。というか敵を釣るだけなら敵に無視された時以外はひたすら逃げてるだけでOKです。カードを使う必要はほぼありません。もし死にそうでも自陣や戦闘中のポータルが安定しているなら自分が死んでもさしてロスになりません。号令吐くくらいなら死にましょう。

《敵の足止めのためのスタン》

ついに五つ目です。ここまで根気よく付き合ってくださった皆さんありがとうございます。あと少し頑張りましょう。まだスタンの当て方もありますけどね。

と言う事で敵の足止めのためのスタンですが、何のために足止めするか明確に把握しておきましょう。なんかわからんけど止めとく!笑 は論外です。

何を当たり前の事を、と思うかもしれませんが実際わけわからんところでスタン当てて「足止めしてるのに味方は何やってるんだ!」とかほざくボイドがよくいます。ちゃんと「自分がここでこの相手をスタンさせたら味方が目の前の敵を確実にキルできる」や「ポータルが取れる」、「自陣を安定させられる」など、はっきり状況を把握した上で有益なスタンを吐きましょう。味方と敵の有利不利もわからず取り敢えず止めるためのスタンは無意味です。

タイミングさえ合っていれば、撃ち方はそこまで気にしなくていいです。まぁ味方が取ろうとしているポータル内にわざわざスタンでぶち込むみたいな逆に器用な真似はしないように、くらいですね。
ここら辺は余裕があればで構いませんが、ポータルに入ってくる敵を妨害する時は特に予想外のスタンを撃つと相手が合わせ損なってくれる事が多いので、ポータル前でくるくるするのではなくこちらから一歩踏み込んで一拍早めに撃ってみたり、スルーするフリして横から不意打ちしてみたり色々工夫してみましょう。

あとこれは出来ればいいな、程度ですがドアキャンセルも狙ってできれば強いですね。特にケルパとかがわかりやすいんですが、自分がタイマン側にいるとして向こう側の味方がCを取り返せそうだけど目の前の敵に飛ばれたら無理そうだなという時は早めにその敵をスタン漬けにしておきましょう。ケルパとかそんなに号令とか使いませんし脇号令両方吐いてもいいです。あまりぴったりのタイミングにスタンを合わせようとするとイエーガドアで防がれてしまうことも多々あるのでやるなら早めにスタンさせて確実にドア援護を妨害しましょう。

【スタンの当て方】

お待たせしました。スタンの当て方です。と言っても実はそこまで書くことはありません。強いて言うなら自分のタイミングで当てに行くのではなく、相手の隙に差し込むように当てる事を意識すれば大体当たるかちゃんと敵がダメカ吐いてくれてそれがアドバンテージになります。

いくつか前の項でも書いた気はしますが、カードを振るタイミング、HAを構えるタイミング、HSを切った後など1試合で隙は山ほど発生します。その隙をいくつ拾って勝ち筋に持っていけるかの勝負です
敵が上手ければ上手いほど拾う価値のある隙は減りますが、普通にバトアリなら十分な数の隙を見つけられるはずです。大会で優勝狙いたいレベルなら私よりもっと上手い人に聞いてください。

そしてここら辺はもう確実性もクソもないお祈り系ですが、たまにアビリティの力を借りて滑りながら号令とか打ちに行くと何故か合わせ損ねてくれる敵が結構います。嘘みたいなお話ですが本当です。味方が一切アクション起こさなくてやけくそになった時はタスキルする前に取り敢えずお祈り号令撃ってみましょう。何か起こるかもしれません。まぁでも敵が沼なだけなのでラッキーくらいに留めておいて思い上がったり多用しないようにだけ。

因みにワキンヤンは余程分かりやすい形で撃たない限り結構合わせられない人がいるので、これも行き詰まったら試してみましょう。あと結構勘違いしてる人を見るのですが、DAからの近距離は確定ではありません。こちらが余計な慣性がかかっていない状態で敵のすぐ近くでDAを発動させ、それに加えて敵が一切の移動入力をしていないかこちら側に移動入力している時のみ確定します。まぁ繰り返しやってたら今なら確定だなーとわかる瞬間が来ると思うので、その時まで多用は避けましょう。

【最後に】

皆さんお疲れ様です。ここまで長々とした記事をお読みいただきありがとうございました。筆者も疲れたので取り敢えず今回はこれで終わっておきます。次はワキ号令に限らずボイドするなら覚えておくべき事とかやるべき事とか書くかもしれません。やる気があれば。
これは筆者の今思いつく限りの事を書いただけなので書き漏らし等もたくさんあると思いますが、ワキ号令やるならこれくらいは取り敢えず目指しておきましょう。あと一回しか読み返してないので多分誤字脱字のオンパレードですごめんなさい。

何かご意見や質問等あれば@cps_justaかその質問箱に投げておいてください。


それでは良いボイドライフを。