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【読書】No.016読むだけですっきりわかる日本史、後藤武士(2008、宝島社)

教科書読み直し。

語り掛け口調の後藤武士さんの日本史はリズミカルに読み切れる内容だ。
歴史は繰り返すというが、藤原氏の摂関政治や戦国時代の身内内での骨肉の争いなど、やはり歴史は繰り返すという事を再認識する。
権力や地位は時代に伴い変わるけれども、何度でも繰り返す。

という印象だ。

とても悲しいけども現代においてもやはり、同様ではなかろうかと思います。

遣隋使、遣唐使など、中国からの様々な文化を自国に入れてみたり、明治維新時にもたらされたアメリカの強制的ではあったけども日本の暴走を止めた民主化。
日本もやはり自分達だけでは、国を発展させられなかったという事ではないのかと思う。

今の情報過多で多様性の時代に、他を受け入れない姿勢というものは、一個人に置いても自己中心的な考えの要因になりえるわけで(心の鎖国)

個人においても歴史に学べる事はかなり多いという気がする。
戦後から不平等条約改正や世界的に独立するために経済成長をさせるための気概を私たちは今後何に向けるべきなのか
日本としての展望が分からない今(世界の中でどんな存在の国なりたいのか)
個人もやはり、どんな人間になりたいのか模索するのはどこか似ている様な気がして

歴史に触れて、偉人に触れて、自分の中で思想や考えを咀嚼して何かを発見する事ができたらいいと思います。

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