同じ環境にいることがつらい?
こんにちは、百華です。
過去の自分と、思い出したくない自分と向き合う行為は、とても体力を消耗します。
一気にではなく、少しずつ、進めていくほうがいいかも。
そんな作業を進めている中で、ふと思ったことがあります。
わたし、同じ場所に、同じ環境にいることがつらいのかもしれない。
初めてのことでも、努力することで、
ある程度のことはできるようになります。
ある程度の仕事ができるようになると、
周りの人は「この人はここまでできるんだ」と認識します。
そうすると、それをこえる仕事をしないと評価されなくなります。
その認識をこえる仕事をしないと、
現状に甘えている自分を認められなくなります。
自分が成長して、さらに高みを目指さないといけない。
そう考えて、努力を続けます。
人生のなかで、きっと無意識にその努力を繰り返してきたんだと思います。
努力を続けて徐々に成長していくと、
一定の段階で、他人は「この人はできる人だ」と認識します。
この認識は非常に嬉しいことで、努力の栄養源となりますが、
その反面、プレッシャーにもなります。
高くなった他人の認識を、評価を、こえなければならないから。
実際には、他人はこの「こえる」作業を求めていないのかもしれません。
自分の思い込みである可能性は十分承知しています。
それでも自分に負けたくなくて。
無意識にどんどん高いハードルを自分に課していくことになります。
長く同じ環境にいればいるほど、
この、他人の評価をこえる作業を繰り返す回数が多くなります。
いつしか、それは自分のもつ能力をはるかにこえてしまいます。
成長が見えない。
一定の期間でハードルを乗り越えることができない。
自分の限界が来たと悟る一方で、
自分はこんなもんじゃないと心の中で否定する。
それでも成長できない自分が許せなくて、嫌気がさして。
周りから、この人はこの程度かと思われることが怖くて。
結果、心のバランスを崩してしまう。
その繰り返しなのではないか、と。
そうであれば、組織に所属しない方法を選べばいいのでしょうか。
一人になる道を選べばいいのでしょうか。
一人になることは簡単かもしれません。
でも他人を基準にして生きてきた以上、
一人になったときに何を頼りに進んでいけばいいのかわからない。
自分を見つけるということは、自分の中の基準を見つけるということ。
際限なく上がっていく自分のハードルを、
ある程度で十分だと認めさせるための作業かもしれません。
百華