3 猫とラカと私(前半)
休職中のラカと専業主婦の私。
名実ともにインドア派な私たちだけど、たまには二人で外出する。昨日は西早稲田の方にある保護猫カフェ「BAKENEKO CAFE」に行ってきた。よし、これで、ちょっとは「高田馬場日記」ぽいことを書けそうだ(笑)
お店の新規開拓(事前調査)が苦手なラカが、私の猫カフェ同行に気をよくして、ランチの店を決めてくれた。以前住んでいた西新宿からも何度か家族で行ったことのあるショッピングセンター「オレンジコート」にあるお洒落なカフェ(こちらは普通に人間様用)「馬場FLAT HANARE」だ。
ランチの前に、懐かしいオレンジコートをちょいと散策。ラカは大阪にいたかもしれないし、来たとしても憶えてないよね。「ああ、思い出した。ここ、こないだ〇〇がウンコ我慢できなくて一緒にトイレ探して走ったところだ~」そう言って、けらけら笑っている。ラカは精神年齢が小学生(園児?)な部分あって、ウンコネタはツボだ。YくんはW大院卒の高身長イケメン。そんな彼が、ラカごときにこんなに笑われて… 同情しつつ私もつられて笑ったよ、Yくん、ごめん。
もう1つ、ラカが事前調査して見つけてくれた洋菓子店「Madeleines & Sora」で、スコーン、マドレーヌ、フィナンシェを購入。ベトナム人と思われる店員さんの応対が素晴らしく、気持ちよかった。センター内には老夫婦が営む良心的なパン屋があってファンだったが、今はもう閉店してるんだろうなーという予想通り、同じ場所には今風の新しいベーカリーができていた。ふむふむ、どうやら、このベーカリーのパンが今日のカフェのランチに提供されるらしい。ラカは閉店したパン屋のことは知らない(記憶にない)から、ちょっとエモい偶然だ。ベーカリーの店名は「馬場FLAT」。カフェ・ベーカリーともに住所は大久保だけど。
って、私も同じ穴のムジナなのよ。住所は下落合なのに「馬場日記」って言ってるから。
カフェ到着。お昼時をだいぶ回った時間なので先客はカウンターに座る麗しい後ろ姿の女性お一人様のみ(お顔は拝見してない)。料理が来るまで、しばし店内撮影タイム。壁に早稲田大学ヨット部の部員募集ポスターが貼られている。蛇足だが、今日になって、「もしや」と思ってネットで調べたところ、パリ五輪銀メダルの岡田選手が部員だったことがわかった。ペアを組んだ吉岡選手は立命館大卒。なるほどね。
注文したのは、デリプレートランチとハンバーグランチ。「山手線の内側かつ早大の近く」という立地条件にしてはリーズナブルな価格だ。オレンジコートがかなり古い建物でテナント料が安めなのかも? 丁寧に作られた料理はどれもクオリティが高く、何より私たちの好みに近いものが多くて嬉しかった。
久しぶりに満足いくお店だったので、カフェ飯好きの三女にもダメ元で推しておく、「今度一緒に行こうよ~」。そしたら食いついてきた。三女は無類の猫好きなので、もちろん猫カフェとの「合わせ技一本」、馬場にいる間に(10月までに)帰省してくれるかもしれない。ますますラカに感謝。
ここは東京だ。美味しいものを提供する店はたくさんある。でも私たちの好みに合う店は少ない。さきに紹介した洋菓子店とベーカリーでテイクアウトした商品もリピ決定の満足度だった。家から徒歩20分で着くのだからありがたい。たっぷりと馬場生活を楽しんでおこう。
ウン〇ネタとか脱線するから今日は肝心の猫カフェまで書けそうにないぞ。
書いているのをそばで見ていたラカが、「猫とラカと私… タイトルいいね」と褒めた後に一転、ネットストーカー事件の話を始めて、「行った店とか、いろいろ晒して大丈夫? ネットリテラシー低いと、どんな危ない目に遭うかわからないよ」と言ってきた。
ああ、それよね… そういうリスクをあえて無視して(無視する勇気をふり絞って、ようやく)私は一歩を踏み出したんだけど。その辺のこと、ラカには相談していない。
以前やってたTwitter、ラカと三女があれこれ諫言(ダメ出し)するのが嫌で、ヤケになってブチっとやめた。子供にアカバレしてる私が悪いって話か。いや、どうだろ。まあ、それはともかく、今回も話し合ったところで合意点が見いだせる気全くもってしない。
「その被害者ほど有名になれば、って話でしょ。まったく多くの人に読んでもらえてないうちからリスク心配しても… 何も書けない。あ、公開するなってことか」私はおそらくここで、自覚なくため息をついたのであろう。そして思いつくままに続けた、「あれやね、スイーツハンターえもやん、あれを目指せばいいんやろ。身バレしないように超有名になる」
ラカは黙って、大きなため息をついた。私のため息に対する報復だ。私のよりも大きく深い、あからさまなため息。いつものやつ。
なんだなんだ、私の挑戦でもあるこの日記、3つ目書いてる途中でもう挫折か。
またもや三日坊主となるのか。
後半は明日以降、書く。たぶん。
でも公開するか否かは不明。
ここまでは公開するけど… もうハッシュタグ付けるのさえ怖くなってしまった。私は自分の子供に嫌われるのがいちばん怖い。
息子は、私の好きなアドラーの教え「人の課題と自分の課題を切り離す」を挙げて「嫌われる勇気」を持つように言うけれど。子供に嫌われてもいい、なんて、とても思えない…
敬愛するママ友Jちゃんは言ったよ、「私の嫌いな人が私のことどう思うかなんて、私は全然気にならない」って。そうだよね、「私の嫌いな人が」だもん。
もう一度いろいろ考えてみよう…
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