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1 夏の終わりに  2024.8.27

 夏の終わりがこんなにもの悲しいものだったなんて… 
と日記に書いた高校1年生がいた。日記の日付は確か8/28だったと思う。
 だから、というわけでもないが、なかなか書き始めようとしない自分のお尻を叩く意味を込めて、遅くとも8/28からは日記をスタートしようと決めていた。

 noteを使うのは初めてだ。数年前に書いたブログはハテナブログだったと思う。三日坊主だった。それもそのはず、何年ものあいだ家族でハマっていた漫画「進撃の巨人」がついに完結、最終話を読む数日前からの気持や行動の記録として書いたものだったから、読み終えて感想を書いてしまえばもう気が済んだのだった。気が済んだ? いや、違うな、納得いく感想が書けなくて、それ以上書く気がなくなってしまったのだ。
 折に触れ、私に「何かしら発信すべき」と勧める息子が、その当時、noteに私のアカウントを作り、ハテナブログに書いた日記をそのままコピペしてくれていた。理由なく面倒なことをする人物ではなく、普通の人が面倒と思わないことまで面倒と感じる息子である。どういう理由かわからぬが、彼なりの判断が働いてのことに違いない。
 後日、読んでくれた人・評価してくれた人が複数いるとも聞いたけれど、本人である私がログインすることはこれまで一度もなかった。そして今日、数日前息子に教えてもらったIDとPWでログインしようとしたところ、ログインできず。おい、間違ってんじゃん。
 というわけで、また聞くのも面倒だから(ヤツは今頃、海の中だろうし)、新しく作成したのがこのアカウント。 うん、いいんちゃう? これなら息子に読まれて困るようなことも書ける。
 進撃終わったのっていつだっけ? 最終話は2021年5月号で、発売は4/9… 三年前か。当時書いた日記や感想を読み返したい気持もあったし、「スキ」を付けてくれた人ってどんな人なのか興味あるけど。まあ、今はとりあえず置いておけ、という天啓。ってことにしておく。 

 そびえ立つような入道雲たちはいつのまにか消え、わずかな空色の部分を残して平面的な雲が広がっている。この湿気からして、またにわか雨が来ることは明らかだ。晴れたり降ったりを繰り返す今日、洗濯物を取り入れたり出したりを何度やったことか… 何故そんな面倒なことを?って、そりゃ1分でも長く太陽に当てたいから。って、もう降ってるじゃん!
 いつのまにかベランダに飛んで来ていたカナブンが、仰向けにひっくり返ってジタバタしていた。救いの手ならぬティッシュ一枚を差し出して元に戻してやると、前の一匹と同様元気に飛んで行った。なーんだ、こいつも瀕死じゃなかったのか。そう、人助けならぬ虫助けは本日2匹目。そういえば、1匹目のカナブンは、いったんティッシュを掴んで私に持ち上げられたものの、すぐまた仰向けに落ちてしまい、死んだふりをした。再びティッシュを近づけると掴んだので、2度目のトライで正常な姿勢に戻すことができたのだった。カナブンは自力で元に戻れないのか? この暑さで熱中症にでもなっているのか? ってか、なぜウチのベランダによく来るのだろう? 他のお宅のベランダのことは知らんけど。そうだ、この前はラカが助けてたよね。

 まもなくラカが帰ってくる。28日だと思い込んでいた今日が27日であることに気がついたけど、善は急げだ。それに私は27という数字が好きだからOK。1日ズレようが「夏の終わり」には違いない、直感的に決めたタイトルも変えなくて良し。
 引越は10/29。最初は5月末だったのを8月末に延期して、再延期、これが最終決定だ。馬場に居られるのは、泣いても笑っても残りちょうど2ヶ月。二人の生活が始まった春から記録すればよかったものを、遅れること数ヶ月… ようやく今日から、私とラカの馬場日記、スタート!


【写真の説明】
撮影したのは4月。
「窓の下には~神田川~」でございます。(同世代以上の人はすぐわかる!)

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