見出し画像

働く人のための血糖コントロール

こんにちは、ヘルスです。

皆さんは「血糖」ときくと、まずは糖尿病の話?
と思う方も多いと思います。

疾患でいうと、糖尿病になってしまいますが

今回は「働く人の血糖コントロール」というテーマで
お話をしていきます。

日々の生活の中で、血糖のコントロールは
自身のパフォーマンスをコントロールするうえで
重要な項目となります。

特に、働く中で、
・常に重要な判断を下さなければいけない
・いつ、重要な判断を迫られるかわからない
・常に高いパフォーマンスを保っていなければならない
という方は、ぜひ今回の記事を読んでいただき
日常生活の参考にしてください。


脳は美食家?


脳のおもさは体重の約2%(約1400g)ですが、
消費エネルギー量は全体の18%も消費しています。

全体の18%も消費する脳が使用するエネルギー源は
「ブドウ糖=グルコース」に限られています。
他の臓器は、エネルギー源の糖がなくなると
たんぱく質を分解して糖を生成し
生成された糖をエネルギーとして使用できます。
しかし、脳はブドウ糖しか受けつけないのです。
脳は美食家なんですかね・・・

このことから、脳の活動において、
糖は非常に重要な成分であることが
わかりますね。

脳のエネルギー源がなくなると、どうなるのか

糖が補給されないと、もちろん血糖値は低下していきます。
血糖値が低下すると「おなかがすいたな」と思うだけでなく
脳の機能自体が低下してしまいます。

空腹のときに、集中力の低下、イライラし、
普段ならなんとも思わないことも、カチンとくるといった
経験をした方も多いのではないでしょうか。

このような状態は、生産性の低下、判断ミスにつながります。
さらに、ポジティブな判断がしにくくなってしまうため
ミスではなくても、重要な判断をする場面では
良い判定をしなくなってしまう傾向となります。

では、大事な会議や上司に承認を得たい案件を伝えるときに
あなたならどうしますか?

まずは、「おいしいお菓子を見つけたんですよ」とか
「疲れていらっしゃるのではないですか」と、
ちょっとしたお菓子やチョコレートを
口に入れてもらってから始めるのはいかがでしょうか。
承認を得られる可能性が高まるかもしれないですよ。

自身の最高のパフォーマンスを保つために

ご自身の仕事では、常に最高のパフォーマンスを保っていたいですよね。
これも、血糖値が関係していきます。
血糖値の乱高下は、脳の活動の乱高下に直結しますので
血糖値の波をゆるやかにすることで、
常に一定のパフォーマンスを保つことができます。

では、血糖値の波ゆるやかにするためには
どうしたらよいのでしょうか。
それは、食べる食品のGI値を意識するとよいでしょう。

高GIの食品を摂ると、急激に血糖が上昇します。
血糖が急激に上昇すると、それに反応して、血糖を下げるために
過剰なインスリンが分泌されます。
必要以上のインスリンが分泌されてしまうため
こんどは、血糖が急激に低下します。
血糖値が急激に低くなると、
イライラしたり、やる気が出ないなどの症状があらわれ
仕事のパフォーマンスも低下してしまいます。
脳の機能も低下し、ミスを起こしやすくなったり
間違った判断をしてしまったりすることが、起きやすい状態となります。

低GIの食品を摂ると、血糖値はゆるやかに上昇します。
ゆるやかな上昇に合わせて、適切な量のインスリンが分泌されるため
血糖値の低下もゆるやかに低下していきます。

下記のそれぞれのイメージ図を参照ください。

高GIの食品を食べた際の血糖値推移のイメージ図
低GIの食品を食べた際の血糖値推移のイメージ図

このように、低GI値の食品をたべることで
血糖値の波がなだらかになります。
また、肝臓に保管しておけるブドウ糖には限りがあるため
3~4時間ごとに、100kcal程度低GIの食品を
間食として摂るとよいでしょう。
すると、血糖値が下がりすぎる前に、ゆるやかに上昇し
次の食事まで、血糖値の著しい低下を防ぐことができます。
残業の際には、「家に帰るまで食べない!」
と気合で乗り切るのではなく
ナッツやソイジョイ、カカオ高配合のチョコレート、フルーツ
などの、低GIのおやつを口にすると
仕事の生産性も高くなり
質の良い労働を維持することができます。

もちろん、朝食を抜くのはもってのほか。
朝食を食べて、血糖値を上げることで、代謝のスイッチを入れ
日中の活動に備えましょう。

結論

  1. 血糖値が低下すると、脳の機能は低下する。

  2. 最高のパフォーマンスを保つためには血糖値をコントロールする。

  3. 血糖値の波をなだらかにするために低GIの食品をたべる。

  4. (上司や先方から良い返答をもらうために、まず血糖値をあげてもらう)

どうだったでしょうか。

「糖尿病じゃないから、血糖のことは考えなくてもいいや」
と思っていた方も
常に良いパフォーマンスで働くためには
血糖コントロールが必要となることが
おわかりいただけたでしょうか。

ぜひ、ためしてみてください。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

あなたにとって素敵な時間がおとずれますように。

いいなと思ったら応援しよう!