キャリア女性の結婚の悩み④


いざ婚活参戦!その現実


いざ、婚活市場に参戦すると、
厳しい現実に直面する。

年を重ねてからの婚活になると
それは、一層残酷さを増す。

「なぜ、今の年齢まで
 結婚しなかったんですか?」

「なぜ、(今さら)結婚したいと
 思うんですか?」

「これまで、プロポーズされた経験は
 ないんですか?」

こうした質問に、
何回も何回も
答えていかなければ
ならないからだ。

そして、

その先に待ち受けているのは、

これまで積み重ねてきた
自分の人生が
メッタメタに否定される(気分になる)
という現実だ。


例えば、

これまで、キャリアを積むために
一生懸命仕事をしてきたこと、

その対価として高い給料を
もらっていること、

住まいが都心の
利便性の良い場所であること、

などは、
婚活市場では
トーク上、登場する場面がない。


なぜなら、それらは
マイナスアピールになるからだ。

その他にも

仕事をがんばったご褒美に、
ちょっと贅沢な旅行をしたことや

おしゃれでおいしいレストランを
そこそこ知っていること、

そして、
自分のメンテナンスのために
週末は、エステやヘアサロンを
ハシゴしていることも、

話のネタにはならない。

これらはすべて、
どれだけ自分が
自由気ままに
人生を楽しんできたか、
という事実を伝えるものだからだ。

男性から見たら、
 金のかかる女
 自分だけに興味がある女、
と映るだけだ。

ここで、ようやく

これまでの人生が、
結婚に向かってきたものでは
なかった

という事実を
噛みしめることになる。

わかっていたけど、
一応、落ち込む。

そして、自分に問いかける。

「自分は本当に結婚したいと思っているのか?」

と。

結婚が実現しないメカニズム


ここで、自分が試される。

もし

「自分は結婚する」

と決めているのであれば、

「そうよ、私は結婚するの」

と、すぐさま立ち直り、

「これから結婚する私」
が過ごす休日プランを考えて
行動に移すに違いない。

一人暮らしが比較的長く、
すでに家事全般、
ある程度できる人であっても、

結婚後、
家族が過ごす空間を想像し
今自分ができることを考え、

ちょっと凝った料理を習いに行ったり
マナー教室に行ったり
お茶のお稽古を始めたり
フラワーアレンジメントを習ったり‥

そうして、
「結婚に向けた意識」を
溜めていくにちがいない。

しかし、
なかなかそうは思えない、
というのが現実だ。

特に、
年を重ねれば重ねるほど、


自分の生き方が
否定されることへの
「恐れ」が大きくなるものだ。

(正しくは、否定されたと
 勝手に感じるだけなのだが)

そうすると、

無意識のうちに、
「婚活は嫌だ」
と思うようになり、

(本当は結婚したいと思っているけど
 傷つくのが怖いので)

「結婚はもういい」

と思い込むようになる。

そしてそれが、
「結婚しない」を現実化させる。

口では「結婚したい」と
言ってるにもかかわらず、

何年も何年も結婚が実現しない状態が
続くのはこうしたメカニズムがある。

フラクタル心理学を学んで思うこと

「自分は本当に結婚したいと思っているのか?」
の問いに、

一点の曇りもなく、

「結婚したくない」

と言えるなら、
どんなにラクなことか。

多くの人は、

たとえ
「結婚したくない」

と言ってみたところで、

どこかで
「いつか結婚する自分」を

願っているにちがいない。


ここでやってはいけないのは、

「私は仕事はできるけど、
 なぜか、結婚だけはうまくいかない」

「この現実は、これまで自由気ままに
 生きてきたツケなんだ‥」

などと、悲しみに浸ることだ。

悲しみに浸っていれば、

「結婚する」も
「結婚しない」も

選択しなくていい。

だから、
自分としては、
傷つくこともなく、
居心地がよいのだ。

しかし、結局
それでは、なんの前進もない。

こんな思考のままでは、

50歳になっても
60歳になっても

「結婚したいけど、できない」

と心の中で
言い続ける人生だ。

フラクタル心理学では、
 選択すること、
 決めること、
の重要性を学ぶ。

選択せずに、
いつまでも迷い続けることは、

無駄な思考をばらまき続け、

前進する力を、
そして
人生の可能性を、
自ら手放すことを意味する。

「結婚したい」

という気持ちが
少しでもあるのであれば、

そう思っている自分を
さっさと認め

「結婚する」と決めてしまおう。
 
そして、
結婚する自分をイメージして
それに近づくための
努力をするのだ。

これからの人生、
どんなパートナーと
過ごしていきたいのか。

その人にふさわしい女性は
どんな女性なのか。

その女性をめざして、
毎日を過ごしてみよう。

自分を幸せにするのは
自分しかいない。



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