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🐶コーギー店員ポチの理不尽すぎるコンビニ夜勤🐶
序章:コンビニバイト、それはポチの使命
深夜22時。月明かりがコンビニのガラスを照らす中、店の自動ドアが開いた。
「ワン!今日もお仕事がんばるワン!」
短い足で駆け込むのは、コンビニで夜勤をしているコーギーのポチ。
ポチはこの街のコンビニで働くバイト店員。小さな体に大きな情熱を持ち、今日もお客様に最高の接客を届けるべく、しっぽをフリフリしてレジの前に立つ。
「ポチくん、今日も元気だねぇ」
常連のおじいちゃんが笑顔でおでんをカゴに入れる。ポチは「ワン!」と元気よく返事し、おでんを温めた。
「これが平和な夜勤ってやつワンね!」と意気込むが…そんな甘い考えは、次の瞬間に吹き飛ぶこととなる。
起:酔っ払いの襲来
23時、店内が騒がしくなった。サラリーマン風の酔っ払い集団がヨロヨロと入店。
「おい、ワンコのバイトとか可愛すぎるだろ!」
「うおお、モフモフしてえぇぇ!」
次の瞬間、ポチはぐわしっと抱きしめられた。
「く、苦しいワン…!」
さらに、レジの前で「お手!お手!」と無茶振りされる始末。ポチは「接客中ワン!」と抗議の目を向けるが、吠えたらクレームになるのでグッと耐える。
「はぁ…人間ってめんどくさいワン…」
承:理不尽クレーマーと万引き犯
0時過ぎ、一人の客がレジにやってきた。
「さっき買った肉まん、ぬるかったんだけど?」
「すぐ温め直すワン!」とポチが対応しようとすると…
「いや、もう食べたけど?」
「えっ…」
食べ終わった後にクレームを入れてくるなんて、まるでドッグフードを完食してから「これ、まずかったワン」と言うようなものだ。納得できないが、ここで逆らうとまたクレームに発展する。仕方なく、ポチは耳をペタッと伏せ、悲しい気持ちで対応する。
さらに2時、店内で怪しい動きをする高校生がいた。パンをポケットに詰め込んでいるのを目撃したポチは、思い切って「ワンッ!」と一喝!
「うわああああ!」
高校生はダッシュで逃げ出した。ポチも追いかけようとしたが…
「くっ…足が短くて…追いつけないワン…!!」
無念の表情でフローリングにぺたんと座り込む。
転①:地獄のトイレ掃除
3時、店内は少し落ち着いた。ポチはトイレ掃除に向かう。
扉を開けた瞬間――
「くっ…これはヤバいワン…!!」
強烈な異臭が鼻を直撃。しかも、便器が詰まり、拭いた後のトイレットペーパーが床に散乱している。
「なんでこんなことに…ワン…」
涙目になりながら掃除を始めるが、そのときスマホが鳴った。店長からのLINEだ。
「発注ミスったから、今日のシフト延長できる?」
ポチはプルプルと震えながらスマホを伏せた。
転②:朝のラッシュとメンタル崩壊
6時、朝のラッシュが始まる。スーツ姿の客が次々とレジに並び、ポチは全速力で対応する。
「袋いらない」
「やっぱりいる」
「あ、やっぱりスプーンも」
「あ、ちょっと待ってSuica残高ないかも」
優柔不断コンボにメンタルがゴリゴリ削られる。後ろの客が舌打ちし、ポチは耳をピンと立てるが、しっぽは完全にダウンしていた。
転③:シフト延長の悲劇
7時、やっとシフトが終わる。タイムカードを押そうとした瞬間、店長が血相を変えて飛んできた。
「ポチくん、あと1時間お願い! 日勤のバイトが遅刻してて…!」
「も、もうムリワン…」
ポチは限界だったが、コーギーの本能で「人を助けたい」という気持ちが勝る。
「ワン…(わかりました…)」
泣きそうになりながら、レジに戻るのだった。
結:ようやく帰宅! しかし…
9時、ようやく帰宅。
「やっと寝れるワン…」
ベッドに飛び込み、目を閉じたその瞬間――
ピンポーン!
「宅配です!」
ポチの目がカッと開く。
「ワンワンワンワン!!(寝かせてくれえぇぇ!!)」
こうして、ポチの長い夜勤は終わりを迎えた…のかどうかは、まだわからない。
エピローグ:それでも、ポチは働く
その夜、ポチはまたコンビニに向かう。
「今日も理不尽なことばかりワン。でも…」
常連のおじいちゃんが頭をなでてくれる。
「ポチくん、今日も頑張ってるねぇ。偉いねぇ。」
その一言で、ポチの疲れは少しだけ吹き飛んだ。
「ワン!がんばるワン!」
こうして、今日もコーギー店員ポチの理不尽な夜勤が始まるのだった――。
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