ときめきよ永遠に
■きっかけ
≒JOYとの出会いは去年の秋ごろ。
『初恋シンデレラ』のMVからだった。
衣織さんに出会い一変したおすすめ欄に、
初めての恋に胸を高鳴らせる彼女たちは現れた。
↓(前回の記事はこちら)
姉妹グループがいるのは知っていたけど、
誰ひとり、顔も名前も分からない。
でもこの曲を、『初恋シンデレラ』を
"ただの良い曲"で終わらせるのはもったいない。
このグループをこのまま素通りするのは、何か違う。そんな気がして、動画を観漁った。
水しぶきをあげながらの『超孤独ライオン』を観て、鳥肌が立ったのを覚えている。
顔と名前が一致し始めた頃、SHOWROOMで配信をしてることを知った。なんとなく、何人かのメンバーのもとを訪れてみた。
なかでも印象的だったメンバーがいる。
その人はとても楽しそうに自分の事を話し、わざわざコメントを遡り、「ありがとう」を連呼していた。
その人は、小澤愛実という人物だった。
■転機
配信を何度か訪れるうちに、その人がどういう人なのか少しだけ分かった気がした。
太陽のような子で、感情豊かで、謙虚で、それでいて野心家。
"なんとなく気になっていた子"から"かなり気になる子"になっていた頃、彼女は真剣な眼差しでこう言い放った。
「ライブに来てくれたら絶対後悔はさせない」
僕は"絶対"と言い切った彼女を信じ、
迷っていたツアーファイナル幕張への参加を決めたのだった。
■今日から君は恋人
初ライブは例のごとく、後ろから数えた方が早い席だった。
ライブまでに、ニアジョイ熱はかなり高まっていて、初恋シンデレラは毎日何回も聴いていた。
しかし、推しは絞れなかった。
最終的な判断は、当日買ったランダムの缶バッチに委ねる。小澤愛実が出た。
僕はこれを運命だと思うことにした。
当日買ったニアジョイのペンライトを薄黄色に、イコラブのペンライトを1番近い黄色に光らせてライブに臨む。
不思議と、不安はなかった。
結論から言って、この日のライブは最高だった。
彼女たちの全身全霊のパフォーマンスには、人の心を動かす何かがあると確信した。
『その先はイグザルト』の葛藤にもがきながら前に進む姿に、気づいたら涙が溢れていた。
大好きな初恋シンデレラをアンコールでも見れた喜びで、またもや涙した。
センターステージで魅せたピオニーズには鳥肌が止まらなかった。
最初は意識して見ていたけど、気づいたら目で追うようになっていた。
トロッコの上で彼女は遠くの客席まで身を乗り出して手を振っていた。
本当に、本当に楽しそうに笑っていた。
■ときめきよ永遠に
「絶対後悔させない」
この言葉にまったく嘘はなかった。
後ろの席まで届けようとしてくれるのを感じたし、確かに届いていた。
これからどんどん大きくなるステージで楽しそうに歌い踊る姿が見たくて仕方がない。
きっと、どこにいてもあなたは届けてくれるんだろうな。
応援したいという、
衣織さんとはまた違う"推し"の形。
僕は≒JOYというグループと、小澤愛実という人物の事がさらに大好きになった。
あの時、偶然灯した黄色と薄黄色の光。
彼女たちと彼女の活躍を願ってこの色を灯し続けようと、そう心に決めるのは少し後の話。