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「地震対策をもっとポジティブに、もっとハッピーに」

「地震で、人が死なない世の中を作りたい。」

中学3年生の冬。阪神大震災のニュースを見て大きなショックを受け、その時に志したのが、このことです。

私は、建設会社の一人娘。祖父と父が毎日汗と泥にまみれて仕事をしている姿を見て育ち、私自身の「仕事観」が確立されました。
その「仕事観」とは
「仕事とは、世の中のお役に立てる素晴らしいもの」
「仕事こそ、自己実現の最たるもの」

というものです。
父が41歳の若さで他界した後、母が会社を引き継ぎ、同じ頃、私は阪神大震災をきっかけに、冒頭のように「地震で人が死なない世の中を作りたい」と思うようになりました。

『世の中の建造物は地震が来てもちょっとやそっとじゃ壊れない。父のような立派な職人さんが一生懸命作っているのだから。』
そう信じて疑わなかった私にとって、阪神大震災(兵庫県南部地震)において倒壊した家々や橋脚は、信じられない光景でした。
大学で地震工学を専攻したものの、就職氷河期の最中。希望の会社や職種に就くことはできず、独学で実務を学びました。猛勉強して建築士の資格を取り、セミナーに通い詰めて耐震診断や補強工事の技術を身に付けるなど、エリートの建築屋とは真反対の、泥まみれの仕事人生を送ってきました。

現在、テレビでもインターネット上でも多くの防災テクニックに関する情報があふれかえっており、それぞれのご家庭がそれぞれの考えで地震に備えをしていらっしゃいます。
しかし、残念なことにその備えの正しい優先順位が伝わっていません。
そして、いつまでたっても地震による被害のニュースが途絶えることがありません。
「家をきちんと耐震補強しておけば・・・」
「大型家具をきちんと固定しておけば・・・」
正しい優先順位に基づいて備えをすることによって、救える命がまだまだたくさんあると思っています。そして、日本中の地震災害をもっともっと小さくすることができると考えています。

私は、そんな小さな希望を信じて、正しい備えの仕方を発信していこうと思います。
地震は怖いものだけれど、正しく怖がって、正しく備えれば、きっと大丈夫。被害は最小限で済む!
そんな想いを込めて、
私は「地震安心コーディネーター」として、
「地震対策をもっとポジティブに、もっとハッピーに。」をモットーに、
みなさまの「今」と「未来」を安心してハッピーに過ごせる毎日の手助けをしたいと考えています。

どうぞ末永く、よろしくおねがいいたします。

2024年11月5日

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