人々はなぜトンチキを求めるのか
あけましておめでとうございます。ShiNです。
前回のnoteにも追記した通り、昨年は非常にお世話になりました。今年も何卒よろしくお願いいたします。そして、2022年は僕にも皆さんにも沢山の幸せが訪れる事を願っています。
さて、新年1発目のnoteを飾るのは2022年があけてからまだ5日しか経っていない中“슈퍼 그럼요”にて約1年3ヶ月ぶりのカムバックを果たした우주소녀 쪼꼬미(WJSN Chocome)
見たら分かりますが、トンチキです。笑
今回は「人々はなぜトンチキを求めるのか」と題しまして、トンチキが持つ魅力、そして“人間がトンチキに惹かれるワケ”をお伝えできればなと思います。ぜひ最後までご覧ください。
まず簡単にチョコミを紹介します。
大元はSTARSHIP所属の13人組女性KPOPアイドルグループである宇宙少女(しかし中国人メンバーのソンソ、ミギ、ソニは現在宇宙少女に籍を置きながらグループ活動には参加せず中国でそれぞれ活動しているため、活動は事実上10人組)
その中でもダヨン、ルダ、ヨルム、スビンの4人で結成された派生ユニットです。ちなみに「チョコミ」とは韓国語で「おチビちゃん」という意味なので、この4人は宇宙少女の中でも小柄なメンバーばかりです。要するに韓国版ミニモニ。
2020年の10月7日にデビュー曲「흥칫뿡!」が公開されるやいなや、そのトンチキ具合と近年のKpopで主流になりつつあったガールクラッシュとは真逆のキュートなコンセプトがトンチキユニットの元祖的存在であるAfter Schoolの派生ユニットOrange Caramelと重ねられ、「令和のオレキャラ」とも評されています(あくまでも一部で)
トンチキが持つ謎の力
人々はなぜトンチキを求めてしまうのか。
もちろん圧倒的な中毒性が占める部分は大きいと思いますが、個人的にはトンチキが持つ謎の力にあると考えます。
今回の슈퍼 그럼요を例にとってみましょう。
まるで目覚めの一撃のような威力。
Twitterでも話したんですけど、僕最近これを目覚ましにしてるんですよね。気持ちの良い目覚めかと言ったらやや微妙ですが()9割方起きれます。
オススメです。笑
この特徴的な叫びの後に続くまるでプリキュアやセーラームーンのようなメロディーもとてもキャッチーで可愛らしく、それこそ中毒性があるのはもちろんですが、何と言っても1番注目したいのはそれに載せて歌われるこの曲の歌詞。
独特の世界観を持っていて面白いのがトンチキソングの大きな特徴ですよね。
おそらく今回の曲で1番面白いポイント。笑
曲中でダヨンが発している面白台詞なのですが、こうやって真面目に見るとかなり良い事を言っているんです。「心が苦しい時は肩を貸してあげます。負担に思わないでください。」という歌詞に心の底で救われるような気持ちになる人もいなくはないのではないでしょうか(日本語が変)
ちなみにスーパーそうだよーんさん、雪が降っていて風が強い日だけは定休日らしいです。笑
人間がトンチキを求めてしまう時
前述の通り今回の曲はCメロがほぼ台詞だったりしましたが僕はチョコミを聴く時にいつも「ハロプロっぽいな〜」って思うんですよね。
実はこれ、テーマでもある「人間がトンチキを求めてしまう時」に大きく関係しています。
そう(?)モーニング娘。のLOVEマシーン。
この曲は1999年に発売されて以降、160万枚超のミリオンヒットを記録。国民的アイドルとしての地位を確固たるものにしたモー娘の代表曲です。
ハロプロ楽曲は基本的にトンチキしかないので(この時点でかなり暴論ではあるがそこは置いておく)この曲もいわゆる「トンチキ楽曲」なのですが、言わずもがな国民的大ヒットを果たしました。それは一体なぜなのでしょうか。
1999年当時の日本は、バブル崩壊後の「失われた10年」という超絶不景気に見舞われており、山一證券などの大手企業が相次いで倒産、就職氷河期真っ只中のまさにどん底の時代です。さらにはノストラダムスの大予言による人類滅亡の7月もこの年の事なので、国民の心はもうとてつもなく沈みきっていた訳なのです。
そんな中この曲が大ヒットし、不朽の名曲として語り継がれる理由もまた歌詞にあります。
“日本の未来は、世界が羨む”
今は暗くても、きっと未来は輝いていると感じさせられるとても元気の出る歌詞ですよね。
日本にも韓国にもヒットしたトンチキ楽曲は沢山ありますが、だいたいの楽曲が何か大きな事件や出来事が起きた後にヒットしています。
人々が追い込まれ、生きていくのも苦しくなった時に求めてしまう物は、ただ正統派に良い曲ではなく実はトンチキ、という事もあるのです。
こうして当時の不景気を時間をかけて一時は乗り越え、人々がそれなりの生活を取り戻していたのですが、2020年から再び新型コロナウイルスによって沢山の企業や飲食店が経営難に追い込まれ、日々感染の恐怖に怯える毎日となり、とても明るい時代だとはいえなくなってしまっています。
今こそ、第2のLOVEマシーンとなるような国民にパワーを与えてくれるトンチキ楽曲を私たちは欲しているのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
皆さんがこのnoteを読んで人間はなぜトンチキを求めてしまうのか、トンチキが持つ魔力のようなパワー、そして何よりもチョコミの良さが少しでも分かっていただけたなら幸いです。これからも我らのチョコミの活躍に乞うご期待ください!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。