ママの世界 その1
以前、別の方のnoteで
妊娠出産の際、男女間でかけられる言葉が違う
という記事を書かれている方がいました。
男性は「おめでとう。」
女性は「おめでとう。仕事はどうするの?」
と聞かれる、と。
言われてみれば、確かにそう。
妊娠後も、夢を追える夫が少し羨ましかった。
でも、もしかしたら私も今まで悪気なく
男女間で聞き方を変えていた…と思う。
男性も女性も
「おめでとう。仕事はどうするの?」
と聞かれる世界線はまだ存在しないのか。
(一部の企業だけなのか)
いや、むしろ
「おめでとう」で終われるのが1番の理想。
イクメンという言葉が流行りだした平成
男性が家事育児をしない前提の言葉と
とれる事から死語になりつつある令和の今。
時代は確実にアップデートされている
と思っていたのに
それでもまだ「男は仕事、女は家事育児」
この前提での言葉や会話が多い事に
恥ずかしながら妊娠して気付いたんです。
家事は「手伝う」ものではない
という認識は浸透しつつあるけれど
「主婦に嬉しい間取り」
という表現に違和感を感じる人は
一体どれくらいいるんだろう。
広がる景色はみんな同じはずなのに
ママ達の世界はまるで違っていた。
ここに気付けた事は
人としても、言葉を扱うリポーターとしても
とても大きかったと思う。
新たな気付きをくれたお腹の子に
ありがとうを伝えたい。
でも、それと同時に
この子が大きくなる頃には
みんながすごすこの世界が
少しでも同じ世界線であってほしいと
心の底から願っている。