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建設DX展[東京]出展レポート

こんにちは!
イノベーション・マーケティング部の楠です。

2024年12月11日(水)~13日(金)に東京ビッグサイトで開催された「第4回建設DX展[東京]」に出展いたしました。
建設DX展への出展はここ数年続けており、ジャストでは冬の恒例行事となってきています。

今回は当日の様子をレポートいたします!


建設DX展[東京]とは?

本展には、BIM、CIM、CAD、ICT建機、次世代 足場、現場管理、工程管理システム、測量機器、業務効率化システム、建設ロボットなど、建設業のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術が出展します。ゼネコン・サブコン・建設会社・土木などが製品・技術の導入を目的に来場する建設DXの専門展示会です。

毎年東京と大阪で年2回開催しており、併催するセミナ-では業界動向や各社の取組み、出展社の製品・事例紹介が行われています。

公式サイト(https://www.japan-build.jp/hub/ja-jp/about/kdx.html)より
ビッグサイトまでの道のり。7月・9月の出展からすっかり冬の様相に
建設DX展は南展示棟での開催

今回は西と南展示棟で開催され、ジャストのブースは南展示場4階になりました。

南展示棟内。ジャストのブースはこの看板を右に曲がった先にありました

ジャストのブースの様子

今年は7月にメンテナンス・レジリエンスTOKYO2024、9月に建設DX展[大阪]とハイウェイテクノフェア2024に出展し、今回の建設DX展[東京]が今年度最後の出展となりました。

そして『他にない「構造物の総合病院」』をイメージした清潔感と安心感があるデザインのブースで出展をしております。

ブース全体
ブース正面の総合受付。パネルには対応サービスの一覧がズラリ

各サービスを紹介するミニブースを設置するスタイルは変わらず、今回は正面に総合受付を設置。
出展する際にはその展示会に合ったサービスをご紹介しておりますが、「ジャストは他にどんなことができるのか」等お声がけいただく場合も多く、総合病院らしく、ジャスト全体をご案内する総合受付をご用意いたしました。

DXに役立つジャストのサービス

建設DX展では、課題解決に繋がるDXサービスをご紹介いたしました。

地中埋設物探査

地中埋設物探査のブースの様子。常に人で賑わっていました

地中埋設物調査は、今回の展示で一番注目が高く、その名の通り地中のインフラ管を探査するサービスです。
図面調査・目視調査に加え、最先端の探査器を使用した調査手法を組み合わせ、管種や埋設深度が一目でわかる丁寧さ&正確さで、他社にはない高精度な探査を実現します。

また現在報告書のBIM化・提供に向けサービス改良を進めており、今回の展示会では、来場者の皆様がお持ちの課題もヒアリングさせていただきました。
いただいたご意見を元に、よりよいサービス提供を目指してまいります。

異常検知システム

実際にタイルを打診しながらどんなシステムなのかを紹介いたしました

7月のメンテナンス・レジリエンスTOKYO2024で好評だったサービス「異常検知システム」。センシング技術と解析技術を活用して、打撃音からタイルの浮き等の異常を検出し、検査者による個人差をなくし正確な判断をサポートするシステムです。
株式会社小野測器様と共同開発・実用化を進めており、実際の機械を試しながら多くの方に打診してもらい、異常検出をご体験いただきました。

管展開技術

管展開の実演の様子
管展開技術で活用が期待されるロボットのモックも展示
(協力:サンリツオートメイション株式会社様)

トンネル・煙突・下水管等の管状の構造物の管内を前進した動画を平面の展開画像に変換し、内壁の細かな部分までチェックが簡単にできる技術。
弊社が開発した下水管きょ調査を圧倒的に効率化するソフトウェア「スマカン」にも搭載されております。
現在各所にご協力いただき、提供領域の拡大・改良に努めている成長真っ只中のサービスなのですが、来場者様から「今日見た中で一番面白いサービス」との声もいただき、管状構造物のメンテナンス課題を改善するための手法として、期待の大きさを感じました。

タテログ

実際のアプリケーションでデモンストレーションを実施

橋梁点検調書作成の作業時間を70%削減する点検調書作成支援ソフトウェア「タテログ」。損傷図をAIで解析する等の便利機能も搭載し、調書作成がサクサクはかどるアプリです。

その他、墨出しと工程管理をDXで効率化する「デジコア」や、橋梁点検車へ搭載可能な世界初・完全非破壊で塩分濃度が計測可能な「RANS-μ」等、DXによる構造物の維持管理に役立つサービスをご紹介いたしました。

デジコアのブースの様子

「デジコア」は社内外いずれの期待も大きく、社長の角田(写真中央)もあらためて興味深く話を聞いていました。

RANS-μはパネルを掲示

理化学研究所で開発した中性子非破壊技術「RANS-μ」※。コンクリート橋等コンクリート構造物の塩分濃度を深さ方向で評価し、塩害の早期発見、進行速度のモニタリングにより、効率的な予防保全を実現します。

※RANS-μは理化学研究所が開発しました。RANS-μによる中性子非破壊計測事業は、T-RANSが標準化し、(株)ランズビューが実施しています。ジャストはRANS-μによる非破壊塩分計測事業に協力しています。

構造物の調査・維持・管理等で困ったら『他にない「構造物の総合病院」』ジャストへ!

今回展示したサービスの中で一番反響が大きかった「地中埋設物探査」は実は20年以上提供をしており、ジャストの中では定番のサービスです。
なので社内でも「あらためて展示会に出さなくても…」という声もありましたが、前述の通り報告書のBIM化・提供に向けたサービス改良のため、出展することとなりました。
実際に出してみると、多くのお客様が埋設インフラに関する課題を感じ、どうやったらより正確に・効率的に探査ができるか、そこから管理に繋げていくかの悩みを抱えていらっしゃいました。

DXはもはや「やって当たり前」になってきており、サービスをただご紹介するだけでなく、より深くお客様の課題解決に寄り添えるサービス・価値提供のご提案が大事だなと実感した3日間でした。

ジャストでは、『他にない「構造物の総合病院」』として、お客様の症状にあった診断サービスを提供してまいります。

ひっそりと定番化?しようとしている「Jポーズ」で集合!


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