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本を出版しました。社長ブログ#25

このたび、幻冬舎より改訂版『老朽化対策の決定版「構造物耐久性調査読本」』を出版いたしました(2025/2/25発売)。

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なぜ、書いたか?

この本を通じて、構造物に関わるより多くの方々に私たち(株)ジャストを知っていただきたいからです。

ジャストは創業から一貫して「あらゆる構造物の安心・安全への貢献」を企業使命として様々な課題に向き合ってきました。課題も多様化し、年々変化する課題に対応する為、チャレンジを続けています。

それとともに、お客様の属性も建設業界のみならず、不動産開発業、製造業、食品業、金融業など、あらゆる業界のお客様へ裾野が広がってきました。

とはいえ、世の中ではまだまだ”ジャスト”の認知度は低く、本を通じて少しでも知ってもらいとの想いから出版にいたりました。

何を書いたか?

本書では、ジャストの長年にわたる構造物調査の経験をもとに、深刻化する「構造物の老朽化問題」に対して、構造物の寿命を工学的に評価し、最適な意思決定をサポートする耐久性調査について、わかりやすく解説しています。

他にも事例を通じて鉄骨検査、被災調査、火害調査、無足場点検など幅広いジャストのサービスを紹介しています。また、第三者性の重要性、それを維持する苦悩など、長年、業界をリードしてきた会社ならではのエピソードも語られています。

最終章では、ロボットやAI、中性子を活用した非破壊検査方法、海外での取り組み、DXへの挑戦など、未来を見据えたあらたなの挑戦についても触れています。

伝えたかったこと

本書で伝えたかったのは、構造物の耐久性調査が、社会の中でますます重要になり、あらゆる企業の経営意思決定の選択肢を支える場面が増えるということです。

本書で紹介した事例でも、100億円規模の建て替えが不要となったケース、見た目では問題がなかった水力発電施設の寿命が短いと判明したケースなど、工学的な根拠に基づく評価が、多くの意思決定に影響を与えてきました。こららの案件はそれぞれお客様ごとの事情を抱えており、同じ解決策にはならず、ケースBYケースでソリューションを提供する必要があります。ジャストではあらゆる技術とこれまでの経験をもとに最適なソリューションを提案できます。

さいごに・・・

本を書くという作業は、技術や知識を正確に伝える責任を感じる一方で、会社こと改めて振り返る良い機会でもありました。

企画時の苦悩として、「何故、書きたいか?」ははっきりしていたのですが、「何か書くか?」はとても悩みました。チームメンバーで議論しながら、ジャストの認知度を高める上で、これからますます需要が伸びていく課題に着目し、耐久性調査を軸に目次を決めていきました。

方針が決まったあとは、多くの社員インタビューをまとめながら、技術責任者による専門的な表現、伝え方の工夫をくり返し行い完成することができました。はじめての経験でしたが、ジャストの知見や実績を一冊の本にまとめ、世の中に伝えられることはとても嬉しく感じています。

この本が構造物に関わる皆様にとって、少しでもお役に立つことができれば幸いです。

株式会社ジャスト
代表取締役社長
角田賢明


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