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【作業着リニューアル】ジャストの皆さんが気持ち良く、誇りを持って働けるような作業着を!

こんにちは、ジャストの杉山です!
今回はジャスト50周年の節目として行った、29年ぶりの作業着リニューアルについての記事をお届けします。
作業着が出来上がる過程や、プロジェクトメンバーの皆さんの想いについてお話しを伺いました!
特にプロジェクトリーダーの住原さんからは、「ジャストの皆が気持ち良く作業できるように」、「従業員の皆さんからの意見をできるだけ取り入れて皆で作った作業着となるように」と思いを込めてリニューアルを進めた様子を伺い、従業員への愛をひしひしと感じました。
4月から新しい作業着を着るにあたって、ぜひご一読ください!

まずはプロジェクトリーダーの住原さんへお話しを伺いました。

リニューアルのきっかけは?

今まで頼んでいた縫製業者が作業着製作から撤退し、もう作らないと連絡があったことがきっかけでした。前の業者との付き合いは10年以上、今の作業着のデザインは29年だったのですが、ちょうどその時が50周年の節目ということもあり、ゼロベースで見直ししようというお話しになりました。
2021年に業者から正式な通達があり、そこから試験検査部部長の横山さん、調査診断部部長の青木さん、、探査コア部部長の工藤さんに声を掛け、近江さんも加わりプロジェクトがスタートしました。

三者三様でお先真っ暗(笑)

最初の打ち合わせでは、「業者を変えるだけでデザインは今まで通り」「デザインを一新する」「既製のデザインを使う」という、三パターンを視野に入れ、話合いを行いました。
ですが、三部門とも、今の作業着に対する意見が全く違いました。色だけとっても、ジャストカラーが目立つように今のままが良い、スタイリッシュで汚れの目立たない黒っぽいものが良い、コンクリート片などの汚れが目立ちにくいように白っぽい方が・・・など。意見が違い過ぎて、若干、お先真っ暗感を覚えました(笑)
アパレルメーカーに勤務していた伝手で、業者さんを紹介してもらい、初回打合せ時に経緯を説明し、3パターンで迷っていることを伝え、いくつか提案をいただくことから始めました。

みんなの意見を聴きながらコスト面でも大幅なカットを実現!

数社と打ち合わせをしながら、一社からデザイン画3パターンととコンセプトをご提案いただき、その業者さんに決定しました。その後、全社向けに3パターンのデザインのアンケートを行い一番投票が多かったデザインを採用しました。サンプルは、3~4回作り、その都度、相当な人数に声を掛けて試着をしてもらいました。

デザイン画3パターン

ですが、ここでもやはり、十人十色の意見が・・・
ボタンorマジックテープ、丈の長短、デザイン性と機能性。同じ部でもみんな好みや意見が違いました。ですが、みんなで作っているということを大切にしたく、何度も何度も意見を伺うようにしました。
どうやって決断をしていくか、悩んだこともありましたが、最後は自分たちで決めるしかないと思い、色々な意見を取り入れつつ、決めていきました。

最初は色もより黄色く、反射用のテープもついていました
色々な方に試着をしていただきました!

また、デザインや機能面のこだわりに加えて、価格面の交渉にも力を入れました。納期、ロット数、機能追加による価格などは前職の経験をもとに業者さんとギリギリまでやり取りを行いました。
発注単価を従来の2/3にすることが目標だったので、そのために今まで日本生産だったものを、海外生産での製作に切り替えたのですが、海外生産のリスクも考える必要がありました。当時はコロナウイルスの影響で、中国がロックダウンしていたり、為替のリスクなどもありました。欲しい時にちゃんと生産ができるような確認や交渉などを行い、最終的に目標に近い発注単価に抑えることができました!

最終的なデザイン案

みんなの作業着、みんなで作ったということを大切に。

最初の打ち合わせから、実際に作業着が出来上がるまで、約1年、全部で10回程打ち合わせを重ねました。上記の通りサンプルも3~4回作ってもらい、時間も手間も惜しみませんでした。
私は作業着も福利厚生の一つだと思っていて、皆さん自身がかっこいいと思う作業着を着てもらいたい、そんな想いがありました。また、作業着は、仕事への誇りや、ジャストへの一員であることの誇りに繋がるとも思っていました。
そのため、アンケートや試着などを通してとにかく皆さんからの意見をちゃんと聞くこと、それを一番大切に、プロジェクトを進めました。

横山さん、青木さん、工藤さんも、3名とも自分たちや部署のメンバーが毎日着る服だからと真剣に打ち合わせに臨んでいただきました。例えば、他社の作業着の例などを提案いただいたり、部員の声を積極的に聞いてくれたり。
長く着る作業着なので、皆さんが納得感をもって、愛着を感じてもらえる作業着として着ていただけたら嬉しいなと思っています。

従業員の事を一番に考えて、努力を惜しまない住原さん。まさに真のスペシャリストだと実感をしました。
また、一緒にプロジェクトを進めた皆さんにもお話しを伺ってみました。

プロジェクトメンバーの想い

横山さん
私は、ジャストといえばこの色!という印象が現場で根付いていると感じており、色はあまり変えたくないと思っていました。
機能面では、伸縮性があまりないことに関しては、改善をする良い機会だと思いました。また、フルハーネスを付けたときのポケットの位置にはこだわりました。現行の作業着はフルハーネスをつけるとスマホが取り出しにくいという欠点があり、今回はここが改善されました。

青木さん
私は現在の作業着が気に入っていました。特に色に関して、どこから見てもジャストとわかるというのは大事だと思っていたためです。調査診断部は10名など大人数で現場に入ることもあり、上着を脱いでも、パンツの色だけでジャストとわかることは、お客さんにとっても、一緒に現場に入るメンバーにとっても大事だと思っていました。
ですが、機能では、スマホが入らなかったりなど、不便な所もあり、時代に応じて変化は必要かともと考えていました。また、やはり、若い方たちがかっこいいと思う方が良いのかなとも思っていました。

工藤さん
現場にいるゼネコンさんやサブコンさんも最近作業着のリニューアルの流れがあり、スタイリッシュな作業着を着ている方が増えて、ジャストももっとスタイリッシュな作業着の方が良いのではと思っていました。
また、現在の作業着は、電車の中で恥ずかしいという従業員から意見もあり、色やデザイン面は変えた方が良いと思っていました。

近江さん
実は、開始当初はこのプロジェクトがうまくいくかどうかとても心配でした。というのも、前の業者と約10年間取引をしていたので、他の業者を全く知らず、どうして良いかわからなかったからです。そのような中、住原さんが前職のつてで作業服をデザインしてくれる会社を探してきてくれたことは大きかったです。ジャストのためにデザイナーがゼロからデザインした資料を見たときは感動しました。
また、各部門で正反対の意見が出る中、住原さんが中心となってプロジェクトを推進してくれたことも大きかったです。ジャストの従業員全員のことを考えているからこそ、ここまで推進力をもって進められたのだと思います。

皆さんで考え抜いた作業着、ココがポイント!

会議を重ねる中でそれぞれの対立する意見が多くあったそうです。
これは仲が悪いのではなく(笑)、業務上、必要な機能やデザインが違うという背景がありました。
プロジェクトメンバーの中で話し合いながら、色、汚れ方、使い方、素材など、一つひとつ検討しましたのでこだわりポイントをご紹介します!

伸縮性
調査G、探査Gではできるだけ伸縮性があった方が良く、素材は伸びやすいポリエステルがマッチしていましたが、UTは工場で溶接の火花が散る中で作業をしており、ポリエステルの燃えやすい特徴が合っていませんでした。そのため、上下で素材を変えることにしました。
上着の方が火花が付きやすいため、綿65%、ポリエステル35%。それに対し、パンツは火花が比較的付きにくいということで、伸縮性を優先し90%ポリエステルの素材にしました。これにより、3部署の要望に応えることを実現しました。

ポケット
左利きと右利き、どちらでもペンが取り出しやすい仕様にしました。また、ハーネスを付けた後にスマホが取り出しやすいよう、ハーネスの位置に重ならない場所に胸ポケットを作りました。内ポケットもお財布や名刺が入るように大きくしました。

ハーネスの位置に重ならない胸ポケット

パンツのタック
アンケートなどで若い方の意見を聴くようにし、ノータックでスタイリッシュになりました。

カラー
よりスタイリッシュな作業着を目指し、上下で色を変えました。これにより、上着を脱いでしまうと、ジャストとわかりにくくなってしまうかもしれませんが、その分「仕事で目立とう!」ということでデザイン性を重視しました。

以上、皆さんのこだわりポイントをご紹介いたしました!

この後パンフレットと共に新しい作業着がお手元に届きます。住原さんを始め、プロジェクトメンバーへの感謝の気持ちを込めて、正しく、かっこよく着用をしてくださいね!


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