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\\屋内点検ドローンを導入‼//

こんにちは! 株式会社ジャスト イノベーション・マーケティング部の山根です。
この春から屋内点検ドローンを導入しました。導入にあたっていろいろな場所で試験飛行をしてみました。特徴やどんなことに役立つかなどご紹介します。


1.機体と特徴

株式会社センシンロボティクスが開発した”EP-1”という機体です。
これまでも屋内点検用ドローンは他にもあり、わたしたちも5年くらい前に球体ドローンなどを導入したものの、意外に操作が難しく、飛ばせられる人を増やすことができませんでした。
今回、操作が簡単で安定して飛行できる"EP-1"が昨年末にリリースされたので、2か月間にわたって検証し、導入を決めました。

天井内を安定飛行中のEP-1(天井仕上げ:石こうボード t9.5 + 岩綿吸音板、天井フトコロ500㎜)株式会社センシンロボティクスは『社会の「当たり前」を進化させていく。』をミッションに掲げ、社会や企業が抱える課題を、AI×Dataの力で解決する社会インフラDXのリーディングカンパニーです。大井町に本社があります。https://www.sensyn-robotics.com/news/just-ltd_sensyn-explorer

機体の特徴

  • 非GPS環境下でも安定した飛行ができる
    → GPSが届かない屋内でも安定したホバリングができます!

  • 操作が簡単
    → 初めての方でも30分くらいの練習で飛ばせます!

  • 割と小さい
    → 約30㎝×30㎝の大きさ

  • 最新のアクションカメラを載せられる
    → アクションカメラのブレ補正などを使った撮影ができる

2.試験飛行した場所

試験飛行させた場所を表にまとめました。普通の屋内空間であれば、大概安定して飛行できます。

点検に集中しやすい

これまではドローン操作自体に高い集中力が必要でしたが、EP-1は点検に集中できます。これがこの機体の魅力ですね。

機体自体が発生する風の影響を受けやすい本当に狭い空間は操作が難しいですが、それ以外の場所であれば、ほとんどの空間で安定しているので、点検や調査に集中できます。
オフィス天井内のドローン点検
機械室の高所(配管類の点検にも)
φ900ヒューム管内の飛行(ヒューム管、これは微妙でした。これは適してない。)

3.活躍が期待できる用途

屋内の高所点検

屋内にも高所がたくさんあります。梁の上から異物が落ちてきたので、点検したいなどへのご要望にも従来よりも効率的に点検ができます。
具体的には、工場、屋内運動場、スタジアム、オフィスの吹き抜け、サイロ、地下構造物の高所などなど。

工場 梁の上の残置物点検の例

大ホール、特定天井の点検や調査

大ホールや特定天井で、天井内のキャットウォークが行きわたっていないところも屋内ドローンで確認することができます。耐震化の初期的検討時など状況を早期に理解するのに役立ちます。

大ホールや特定天井 天井裏の例

災害時の安全確認

  • 大地震などで被災した建物の初期の安全確認

  • 崩壊したトンネル内の初期の安全確認

崩れそうな建物や構造物のなかにいきなり人が立ち入るのは危険ですよね。まずはドローンで確認するのが良さそうです。

4.この分野の課題

ドローン空撮は手段
内容を評価できる技術者が少ない

屋内、屋外ともドローンの活用は増えています。
ところが構造物の構造や材料、納まりなどを理解して、ドローン点検を提供している事業会社はまだまだ少ない状況です。

空撮後の結果に対する判断は、空撮代行会社では対応できない場合もあり、その場合はご依頼者自身が映像から状況を評価しなければなりません。

”構造物調査会社”と”空撮会社”では、生い立ちが異なります。結果の見立てにご不安があるようでしたら、調査技術者が約500名在籍している当社のような調査系事業会社にご相談いただくほうが安心です。


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