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日常より。

※本コラムは、2019/12/1に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。


10月12日、台風19号が伊豆半島に上陸し、各地に甚大な被害をもたらす大災害となり、自然の圧倒的な力を改めて認識することになりました。生きていると自分だけでは解決できないことが出てきます。そんな時の助け合いとはどんなことでしょうか。  

日頃、コミュニケーションについて意識することはありますか?私の場合、仕事上では意識しているが私生活では考えてみるとあまり意識していないかも。けれど例えば有事の際に自分が家にいるとは限らない。そんな時に頼るとしたらご近所。うちのお隣さんは格闘家のような風貌のリフォーム屋さんが住んでいて、庭先で会えば子供のことや休日のことでいろいろと話す仲。その繋がりから別のご近所さんとも仲良くなっていき、他愛もない立ち話からお互いを知り合い連帯感が生まれるのだなと感じます。

連帯意識ってある枠内でないと感じにくいため地域や地区、班やクラス、部署やグループなど一番身近な括りの中で考えるけど、少し枠を大きく出来たら繋がる人、フォローし合えることも増えていくと思う。  


先日、建物内調査で調査対象である部屋の扉に「使用中」の札が掛かっており入室するか悩んでいた際、通りすがりの職員の方が声を掛けてくれて一緒に室内へ入ってくれました。調査が終わるまで立会ってくれ、そのうえ他の部屋の使用状況まで確認して頂きとても助かりました。

自分や仲間内だけに目を向ける、損得勘定で動く、そんな態度が人の繋がりを制限してしまい、やがては世の中全体を冷ややか(不幸)にしてしまうのか。

話はそれましたが私なりの助け合いとは、周囲の人への関心、コミュニケーションを平凡な日常の中で少しずつ意識すること、そしてそれは周囲に危機があった時、自然と手を差し伸べることへ繋がる。そんな風に思います。  


仕事に追われる日常、好きなことを出来る時間はあまり取れません。

けれど平穏無事。毎日繰り返しているはずなのに、この幸せを実感するのは惨事に対面したとき。恵まれた環境で過ごさせてもらえている今、欲を満たすことだけで無く、人と繋がり合って何かに取組み忙しく出来ている「幸せ」もありがたく思いたい。  

調査診断二部 
松本雄一

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