脱走猫さんの保護


少し前のこと
「実は三毛猫のママが脱走しました
一週間になります
探して探して
いなくなった事のメモを入れられる所にはいれたのですが
心と体が壊れそうです」
とご恩のあるH様からメッセージを頂きました。

「早くにお知らせしなくてはと思いながら大変な事をしてしまったと思うとできませんでした」と😢

ママちゃんは、H様と私が知り合うきっかけになった元外猫さん。
出産した子猫さんの里親様探しとTNRをお手伝いしました。



後にご近所にご転居の際、保護の為の捕獲もお手伝いをしました。
一生触れないかも知れない
どんな病気を持っているかも知れないママちゃんを
H様は凄い覚悟でお家の子として
お迎えくださいました。
脱走猫の捜索は初動が重要です。
でも、ママちゃんが脱走してから
どんな思いでお独りで捜索しておられたか?と想像すると、すぐに私にご相談くださらなかったことを
責める気になんてなれません。
「言いにくいことを仰ってくださって
ありがとうございます。
私も一緒に探します」

元は気丈なH様。
食事も睡眠も碌に取っておられない上に
泣き腫らした目です😢
「先ずはしっかり寝て食べて体調を整えて下さい。絶対に諦めてはダメ!
絶対に生きてるママちゃんと再会しましょう!」
と懸命に励ましました。

猫は夜行性だと勘違いされている方が多いですが
正確には「薄明薄暮性動物」です。
捜索計画を組み立て、手分けをして夜明けと夕方を中心に捜索しました。

幾つか潜伏している可能性の高い場所の目星をつけ、そこを中止に捜索したところ、H様が元のお宅近くの路地裏でママちゃんを発見!



ここからは私の出番です。
既に2回捕獲器を経験済みの
警戒心の強い雌猫。

ご転居後、新しいマンションが建ち、
住む人もすっかり変わってしまい
ママちゃんの居場所は
そこにはもうありません。
地形の制限もあり、使用できる捕獲器の種類も限られています。

「この子を捕まえて
安住の地であるH様のお宅に帰してあげられるのはこの世で自分だけ」と思うと、緊張で吐きそうです💦

粘ってやっと捕獲器に入ってくれた時はH様はマジ泣き。
私も地面にへたり込んで喜び合いました💦
朝の3時になっていました。



「私、捕獲失敗しないので!」

翌朝、病院で駆虫や各種検査をしていただき
今では何も無かったように
H様のそばでのんびりと添い寝してくれているそうです❤️
脱走対策についても再度アドバイスをさせていただきました。

「今まで生きてきて
ママちゃんを探している時が
一番辛かった😭
地獄の思いをした😭」
「色々な人にママちゃんのことを
伝えたけれど
口では良いことを言う人が多い中、
一緒に探してくれたのはあなただけ。」
と仰っていただき
やはり人間は動いてナンボだと痛感です。
再会のお手伝いができて
本当に良かった💖



猫と暮らす皆様
今一度、脱走対策について見直してください🙏
あなたの大切な存在と
2度と会えなくなるかも知れません。
猫の命を守れるのは飼い主様だけです。
どうかどうか、よろしくお願いします

#猫の脱走には気をつけましょう
#猫を守れるのはあなただけ
#私捕獲失敗しないので
#十三さくらねこの会

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