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馬鹿丸だしの夜更けに

先土器の時代からそう、あたしはニシンを両手に校庭を駆けてた。両鼻の鼻水を蝶々結びして遊んでたから、リクガメや召使いには一切縁がなかったのです。珍しく心がコロコロうつろうのでリラクゼーションぶちかますしかないなと諦めて、メスゴリラの延髄殴る。それによって自我を保ちながら辛坊治郎にコンタクトレンズ入れてあげる。それは幼少期からの夢でもあった。

クツワムシがテクテクと歩いて、隣町へ。マシンガンでも買って、ケツ蹴ってガイヤーン食べて少し眠った。それがクツワムシの一般的な生態、もしくは日常だからいたしかたない。ありえない日常に疲れて、まるまるになっていくなか発見した。モラルの範疇を抜け出して、私はひとり、死に急いだ。馬鹿みたいな話で、今日はバースデー。蝋燭の代わりに人を消して、自らの呪いを解いたので、とても身体は軽く、これからはより自分の好きなことに没頭できる気がしている。手錠が外れて、足かせが取れた感覚で、ひゅう!と、遠くに飛べると思う。死にたくなったら、電話して。うるさい。死にたくなったら死ぬ。生きたくなったら生きる。私は欲望に忠実に、どこまでも果てまで目指すのである。頭がパーになっても、おそろしくない。でも、今はただきつい。アルコールが回り、目も回り出した。なんだかとても果てしない気分で、これまでの自分の人生は何のためにあったのだろう、なんて思っている。私としては馬鹿になっていくだけ。これからもっと沈んでいくだけ。知らぬ。このまま、吐瀉物が喉に詰まって死ねたら、どれだけ幸せだろうか。

しかし自分の人生などはなく、生きることはすなわち誰か他人を幸せにすることだ。それは分かっていて、私はやはり、誰かのためにいる。相手が主役であり、その方がうれしさやたのしさ、やさしさ、あたたかさを感じられたらいいのだ。それが生きることなのだ。でもそれはエゴも含んでいて、どうしようもないことでもある。まったく救いようのないお話だ。

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