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「帰りたい」

すっかり日々の介護(?)やら何やらに追われていてnoteもご無沙汰である。

私も夫もとりあえず生きてはいる。

夫は波があるけれど、やはり今朝も切なくなってしまったようでシクシク泣いていた。
私まで鬱になってしまっては共倒れだし、頼れる家族も多くはないし、その頼れるごく僅かな家族の方々も別の家族の介護などがありすぐに飛んできて何かを助けてもらえるような迅速さのあるサポートには頼れる状況でもないので、まぁ私がどうにかこうにかやっていくしかない。

私が鬱経験者なのを知っている何人もの人がめちゃくちゃ連絡をくれる。
私は私で夫の不調につられないように心の何処かで自衛しているような気がする。
私だって不安だ。今まで無かったような訳わからん行動ばかりされて時に心が折れそうになるときもある。
でも夫の前では「うんうん、そんな時もあるよねー。」なんてヘラヘラ笑って気丈に振る舞わねばならない。
私が彼の前で弱るのは「俺のせいで…」と自責の念を持たせてしまうから禁忌だと思っている。お喋りや声掛けのときにお法度な言葉も多々あるし。
夫の抱える憤りや悲しみなど、本人にしか分からないものを私が全て理解することは不可能。
彼の全てを真剣に・深刻に捉えて、共感しすぎて背負ってしまっては共倒れしてしまう。
連絡をくれた皆は私が「助けてほしい」とヘルプを出すキッカケをくれているのだろうが、皆の予想と反して私が意外にもピンピンしているものだから、口を揃えて「強くなったね」「逆に心配なんだが」なんて言う。
ありがとう。
気に掛けてもらえるほどの人脈が私にはあったようだ。

多分ね、これは素人考えたが前述したnoteから約10日。
夫が抑うつなのに対して私はある種の躁状態なのではないか?と推測する。
私の感じる「謎の力」は躁状態のことなのかもしれない。

夫のプライバシーやら社外秘やらに関わるので、口外出来ないことのほうが多いが、まぁ、労災でこうなっているのでね。
誰しも好きで精神を病んでいる訳ではない。
「小学生の頃に帰りたい」
「せめて9月に帰りたい」
とシクシク泣いている夫の姿は彼の会社の人たちには見当もつかないでしょうよ、と彼の背中を擦る。
夫の上司との事務手続きやら業務連絡やらは全て私。保護者気分になる。
安全で安心な場所に帰りたいねぇ。

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