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お魚を食べた日々

おじいちゃんとの思い出。

母方の実家はおじいちゃんが一代で築いた
地元じゃ数少ない老舗の呉服屋。

おじいちゃんは私が生まれる前から糖尿病を患っていて私が生まれてからはだんだん目が見えなくなり、私が物心ついたころには全く見えていませんでした。

おじいちゃんの日課は朝の散歩。
毎日おばあちゃんとふたり、手をつないで朝6時ごろから一キロほど離れた私たちの住む家を目指します。

散歩の途中で必ず、腰の曲がったおばあさんが台車をひいて売っている昔ながらの魚屋で、その日おすすめの魚を買ってきては、私のうちのポストに入れてくれて帰っていきました。

「今日はいわしだ!」「今日は鮭だ!」「ワタリガニじゃ!!」

物心ついたころにはお魚の名前が大体言えたし、
お魚を捌くお母さんの姿は毎日。

夕飯時には大好きなお魚の日には兄妹で取り合いもして。
お父さんが一番脂ののったいいところ。
お魚を食卓に運ぶとき、どれがおいしそうかなと何度も見比べて
自分の前に配膳するため、それだけの為に
お母さんのお手伝いをしていたようなもの。
魚に対する執着心がすごい!

「今日はメバルだから煮つけだね。
 メバルは煮つけの王様じゃ!」

おじいちゃんにお礼を言うと
食べ方とうんちくをセットで教えてくれた。
牡蠣は海のミルク。
うなぎは冬のほうがおいしいよ。
そろそろ春の終わりが旬の手長だこが出てきたなあ。

今思うと、ほんとに毎日。雨の日も。暑い日も。寒い日も。
おじいちゃんのおうちにお泊りしたときはこのお散歩が楽しみで、自分が選んだお魚を持って帰るのがすごくうれしかった。

目の見えないおじいちゃんの手をひいて、お散歩しながら歌ってくれるおじいちゃんの歌は
いまYouTubeで検索してみたら全然違う音程で
おじいちゃんって音痴だったんだ!
って家族で笑った。

妹と全く同じ音程で歌ってるのに全然元の歌と違って衝撃を受けた。
しかも子供が歌ってるのかと思ったらキレイなお姉さん!


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やっぱり大人になった今も大好きなお魚は、
自分で選んで自分で調理するようになってから特におじいちゃんとおばあちゃんが毎日買ってきてくれたこととか、お母さんがおいしく料理してくれたこととかを考えて感謝でいっぱいになる。


季節ごとにおいしいお魚を
その魚にピッタリの食べ方で


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昨日はオコゼが大きくておいしそうだったから
2尾買ってきて白ワイン蒸しにしてみました。
コラーゲンたっぷりでおいしかった。
ACCA で食べたのを真似してみたけど
もう一回食べないとだめだ!
6月に行くのが楽しみ。


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ホタルイカはわけぎと白みそで
プリプリで美味しかった。



今日もお魚愛おしい。


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acca
090-7997-4586
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓496 牛窓国際交流ヴィラ
https://tabelog.com/okayama/A3305/A330502/33012069/

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