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2021年2月6日群馬交響楽団クラシック・スペシャル@桐生市市民文化会館備忘録

こんにちは。じゅっちゃんです。

本日は、群馬交響楽団クラシック・スペシャルを観に行ってまいりました。

いやはや…角野さんの生ラフマニノフは圧巻でした!

YouTubeでの2018年のピティナファイナル、1月の大宮ソニック、今回と3種類の彼のラフ2を聴いてますか、今回のラフ2は格別でした。。

その時感じたことを備忘録に残しておこうと思います。

お天気にも愛される男

今日は2月なのに、風もなく春のような穏やかな陽気。雲ひとつない晴天で、日中は上着入らずな気候でした。

「神から愛されている男は天気にも愛されるんだなぁ」

と思いながら群馬入りをしました。

プロ×3の最強のタッグ

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今回、指揮者は藤岡幸夫(ふじおか さちお)さん。世界でもご活躍されているマエストロです!

オーケストラは、群馬交響楽団。終戦後すぐに創立した歴史あるオーケストラで、今年で75周年とのことです!

このプロの方々との共演!

つまり、プロ(指揮)とプロ(オケ)とプロ(角野さん)の共演!

これは…と、期待と喜びで胸が高鳴ります。

角野隼斗史上最高のラフ2

2018年ピティナコンペディションで角野さんが特級グランプリを受賞なさった「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番」は角野さんファン(かてぃんず)にとって、特別な曲です。

あの日、角野さんがピティナでこの曲を演奏なさならければ、今こうして音楽家として活躍なさる「角野隼斗さんは存在しなかった」かもしれません。そのためこの曲は「音楽家 角野隼斗はじまりの1曲」と言っても過言ではありません。

まさに、ファンにとって思い入れの強い1曲ですよね。

そして、今日のラフ2は、本当に「素晴らしい」「すごい」「さすが」「最高」「素敵」の「褒め言葉3Sプラス2」がぴったりとあてはまります。

私は「角野隼斗史上 最高のラフ2」だったのではないかと思っております。

※褒め言葉3Sプラス2とは…「素晴らしい」「すごい」「さすが」「最高」「素敵」の5つの言葉の頭文字Sを取ったものをいう。通常は「褒め言葉3Sプラス1」と使われる事が多いが、角野さんの場合は「3Sプラス2」とされる。(かてぃんず用語集より抜粋←かてぃんず用語集は私の妄想の中の架空のものです)

1楽章

冒頭のロシアの鐘の音。
見たことのない、曇り空のロシアの情景が目に浮かぶようです。

ppからだんだんffへ。

そのあと波のようなアルペジオ。私の大好きな角野さんのアルペジオで壮大な1楽章が始まりました!

ffになるところ(どの箇所か上手く説明できない)は、鼻から息をスッと吸って身体全身で弾いていて、まさに「魂こめた音色」でした。

後半、オケと息を合わせるのが難しい、クライマックスに突入する再現部(Maestro) の「ちゃんちゃちゃちゃらちゃら」と始まる部分(ピティナファイナルの動画7分11秒部分)は、指揮者の藤岡さんが角野さんが見やすいようにピアノを覗くような形で身体を寄せてられて、角野さんも指揮をじっと見て、息ピッタリに突入できて、鳥肌立ちました!

この瞬間、私は心の中でガッツポーズでした!
▼「ちゃんちゃちゃちゃらちゃら」から再生できます

いつものYouTubeライブだったら、「よっしゃぁぁぁ」とチャットするくらい、本当に最高に嬉しかった!

マエストロありがとうございます…😭🙏

そうそう。1楽章で思ったのが「低音がつきささる」という感覚。

調律師さんがそのように調整してくださったのか、角野さんの弾き方なのか、ホールの響きなのかはわかりませんが、本当に低音も素晴らしかった。

連打が多い箇所もとても音が綺麗だったし、楽々と弾きこなしてしまう角野さん。

「ピアノは呼吸」と仰るだけあって、本当に呼吸しているかのようにこの難曲を弾いてらっしゃいました!

2楽章

前回のコンサートの記事でも書いたように、「歌」の楽章。本当に美しい旋律が特徴で、私にとって「大切な1曲」でもあります。(ラフマニノフにハマったきっかけの1曲です)

ストリングスの序奏から引き継いで始まるフルートとピアノの2重奏。

美しいメロディが次々と展開されていく部分は、ラフ2の「キラキラポイント」の一つで人気な箇所でもあります。

印象深かったのは、角野さんは本当に1音1音大切に弾かれていて、時折天を仰いでいました。

1音1音大切に演奏なさっていて、まさに音楽と「対話」するようでした。

終盤。コーダに入る、ピアノソロの部分の高音部の鐘の音も、本当に綺麗。
音の粒と響きが違う!

最後のアルペジオからゆっくりと終わる部分。ペダルを離すその瞬間まで神経研ぎ澄ませていた感じでした。

そして、響きがなくなると角野さんがゆっくりと頷き、「3楽章へ」の合図。

マエストロが指揮をかまえ、3楽章がはじまります。

いやしかし、この2楽章はふつくしかった…😭🙏✨

3楽章

2楽章の終わりのほうから、「次で終わってしまう」の気持ちが溢れてしまって感極まり始め、声を出して今にも泣きそうなのを抑える中、3楽章が始まりました。

冒頭のアルペジオさすが!目と耳を釘付けにさせる惹きつけるアルペジオ!
3楽章のキラキラポイント(過去に「エモく弾きたい」と仰っていた箇所)のメロディが本当に好きなんですが、いや…本当に美しかった。

もうだめです。涙腺崩壊です。笑

「目を離すものか!」と言わんばかりに、涙垂れ流し状態で角野さんの演奏に目と耳を集中させます。すごいなぁ…「進化が止まらない男」は、どこまでいってしまうのだろう。なんてことを考えていました。

入るタイミングなど、リズムを取るときは、ついつい左足ぴょこぴょこの「かてぃん」が現れるのもこの3楽章。目が離せない!

終盤の半音階を繰り返す箇所は「音の粒立ち」が特に良くわかります。ゆっくりの半音階なのでメロディはシンプルな故に、1音1音バランス良く弾くのに集中している感じが伝わりました。

2回目の「エモく弾きたいポイント」は、これまた感情が抑えられなくなっていたために、涙垂れ流しに。

「終わらないでほしい」の気持ちが溢れます。

ついにやってきてしまいました。クライマックス。

クライマックスの連打は圧巻!ぞわわーと全身鳥肌が立ちました!そのままの勢いでラストへ!!

鳴り止まない拍手と…

今はコロナの関係でできませんが、本当に心からの「bravo」を叫びたくなるような本当に素晴らしい演奏!

すぐさま拍手のシャワーです。

角野さんは立ち上がり、マエストロと肘タッチをし、客席の方を向き、お辞儀を…

とその前に、前情報をひとつ。

実は、今回の公演。

電話でのチケット取りを本気で頑張りまして(電話3台使った。笑)いわゆる「患者席」でした。

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※患者席とは…角野さんが目の前すぎて、心臓発作で倒れてしまい、救急搬送されてもおかしくない席のことをいう。(かてぃんず用語集より抜粋←かてぃんず用語集は、私の妄想の中の架空のものです)

そして、会場に行ってみると、「あれ!みんな(初期からのお仲間と最近良くお会いする皆様が)いる!」と興奮!

そうなのです。角野愛が溢れて止まらない濃ゆいメンツが、1列目と2列目にズラリと並んでいました。笑
そして、実はワタクシ。こりもせず今回も「群馬交響楽団 クラシック・スペシャル」仕様のブラボーカードを作っており、持ってくださるという方にありがたく会場でお渡しさせていただきました。(もらってくださった皆様、ありがとうございます!)

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さて、本題に話を戻します。

拍手喝采の中、マエストロと肘タッチをしたあと、くるりと客席を向く角野さん。

いざお辞儀を…のとき

1列目2列目がスタオベしていたからなのか、よく見るメンツがいっぱいだったからなのか、ずらりと並ぶブラボーカードを見たからかなのか、はたまた全部当てはまるのか…とにかく、さぞかしびっくりしたのでしょう。笑

いつもの丁寧なお辞儀をして、頭を下げている時、角野さんは目をぎゅっとしながら、口を開けて笑いを堪えていらっしゃいました。(きっと声を出して笑いたかったはずw)
顔をあげたときはポーカーフェイスを保ってたけど😎私は目の前だったから見逃さなかったぞ!笑

私は、内心「目の前に立っていて(スタオベして)すみませーん(汗)」と思いながらも、角野さんの笑顔をいただけてちょっと嬉しかったのと、もしかしたら、知っている顔が揃っていてちょっとホッとしたのでは?と厚かましくも思ってしまいました☺️(どんな感情だったのか、機会があったらお聞きしてみたいものです)

鳴り止まない拍手。

カーテンコールに応えて出てきてくださり、丁寧なお辞儀の後、お決まりの指を一本☝️立てて「1曲弾きます」の合図。

客席からは「ひゅ~~!」や「きゃ~!」の声も。

アンコールのはじまりです。

アンコール

アンコールは、「キラキラ星変奏曲」でした。

ドードーソーソーのメロディを弾いたとたん、客席はザワザワ!ひゅうーの声も。

ラフマニノフの雰囲気から、一気にかてぃんワールドへ。

生の「キラキラ星変奏曲」は、本当に表情豊かでものすごく楽しい!

弾きパッチン(生パッチン!)をしたり、楽しそうにのびのびと弾いてらっしゃいました。

※弾きパッチンとは…弾きながら、指パッチンをすること。生で「弾きパッチン」を見ることを「生パッチン」という。(かてぃんず用語集より抜粋←ちなみに、生パッチンは完璧私の中の造語ですw)

キラキラ変奏曲がカッコ良く弾き終わると同時にまた1列目2列目のスタオベ。
3回もカーテンコールに応えて出てきてくださり、その時、1列目のbravoカード軍団の方を笑顔で5秒ほどじっと見てくださいました。
ワタクシ心の中で、「こんな目の前でやっちまってすみませんすみません😂🙏」って少し思ってました!笑

そして、「ありがとうございました!」と口をうごかしながら、丁寧なお辞儀をして、舞台袖へと去っていきました!

心の臓がたらん

というわけで…終わってしまいました。放心。

休憩時間の放送なんて耳に届くわけもなく、客席から明るくなると同時にいっしょに観に行っていたお仲間と「やばかった。最高だったねー😭」と感動を共感しあい、しばらく動けずにいました。

今回も、観ている間ずっとApple Watchから「心拍数が異様に高いけど大丈夫?」のアラートが、ヴヴッと届いていました。それぐらい、胸の高鳴りが止まらない最高の45分でした。

角野さんの演奏を聴くと元気も出るし、免疫力もつくし、長生きしそうな感じもするんだけど、演奏を聴くたびに、心臓に負荷をかけているのと、もし本当に「一生の心臓の鼓動数」があるとしたら、短時間でかなりの鼓動数になってるので、逆に寿命が縮まるんじゃないかと思ってしまった今日この頃です。笑

群響さんの感想とおしらせ

こちらに簡潔にまとめましたが、本当に素晴らしい演奏でした!

バランスがとっても良い!素敵なオケチームだと感じました。

またマエストロの藤岡さんがさすがでした!

安心感たっぷりの指揮に、観ていて惚れ惚れしちゃいました!

たとえば、一曲目の「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズは、「幕開け」にふさわしくとても華やかでした!

チャイコフスキーの第5番は、強弱をピタッとそろえられるストリングスの皆様に、おおおっと興奮!

(最近、小さな顎当てが流行ってるのかしら。小さな顎当てをつけている方がいらっしゃり、気になった。素敵だな。私の楽器もそれにしたいなぁ)

私が特に印象に残ったのは、今回ソロが多かった菅のみなさまとティンパニーです。

ラフマニノフではフルートの方。

チャイコフスキーの交響曲5番では、クラリネットとティンパニーの方に注目しちゃいました。お上手だった!(ちょうど私の客席から見えたので、ついつい見てしまいました!そのほかの楽器の方もとても素晴らしかった。)

やっぱりオーケストラ良いなぁ。と生で聴くたびに思ってしまいます。

そして、本日素晴らしい演奏を聴かせてくださった藤岡さんと群響さんが、2月13日(土)にテレビに出ます!ぜひご覧ください!

2月13日(土曜日)BS東京 朝8時30分から放送!

おわりに

角野さんのピアノがどうしてこんなに心に響くのか。と以前真剣に考えた時に出た、私の中の答え。

それは「角野さん自身が愛の塊の方で、音に愛が溢れているから」ということ。

生まれる前からご両親がたくさんの愛を角野さんに注いでくださったことが彼の「愛」の原点で、そのおかげでたくさんの愛を纏った素敵な男性となり、そして彼の奏でる「愛」が音となり放たれる。そして、「愛溢れた彼の音色」は、私たちの心に響き渡るんだと、思っています。

まさに、今日のラフマニノフは「愛溢れるキラキラな音色」でした!

余談ですが、愛溢れる角野さんは、ピアノもキラキラなのに、おちゃめでチャーミングな一面も持ち合わせていて、その魅力に目が離せなくり沼入りするんですよねー☺️🙏

「角野さんと同じ時代を生きていられて幸せ」と常々心から思います。

次のチケットが取れている演奏会は、8月の城陽公演。少し先になりますが、どんなショパンを聴かせてくださるのか、今から楽しみです!

おまけ

今日の演奏会とプレイリストをApple Musicで公開中です。Apple Musicサブスクユーザーさん限定になりますが、よければぜひ☺️

以上、本日の備忘録でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

2021年2月6日 じゅっちゃん

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