名建築で昼食を 勝手に関西編(第2話)
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ドラマの2話は「自由学園明日館」でした。ここ、前から行きたいと思っていた場所。年に4回だけレストランになることは知らなかった!他にも夜間見学会や親子イベントなど、たくさんのイベントが開催されているんやね。
戦時中漆喰で塗りつぶされていた壁画の話、聞けてよかった。大谷石の入手先の謎も…そしてクッキーがとても美味しそう!
↑ふじちゃんのインスタ
缶入りのクッキーには夢がつまってるよね…
↑千明さんのアカウントもあるよ!
さて、妄想関西編の2話はどうしよう。
フランク・ロイド・ライト設計の建築は関西だと芦屋のヨドコウ迎賓館ぐらいしかなく、昼食は食べられないし…
ということで今回は「元女学校」「講堂(舞台)」そしてこのドラマの代名詞?となるノスタルジックな「乙女建築」のキーワードでふたつの建物を選んでみた。
その1
芝川ビルディング
大阪のオフィス街、淀屋橋にある石造りの重厚な建物。建物の角を削るように玄関が設けられていて、玄関回りには南米マヤ・インカのレリーフというかなり珍しい装飾が施されている。
アールデコではなくてマヤ・インカ!
レリーフは10年ほど前に復元されて、その時に出た石材の破材が記念品として販売されていた。私も購入したんだけど何回か引っ越しして、もしかして処分してしまったかも…(なんかすみません)
竣工は1927年。設計は澁谷五郎(基本計画・構造設計)、本間乙彦(意匠設計)施工は竹中工務店。
江戸時代から続く呉服屋さんの芝川氏が唐物商に転じ、お店(というより会社?)を建て替えた。そして教育に関心を持っていた芝川氏は「芝蘭社家政学園」という花嫁学校をこのビルの中に作った。裁縫や料理などの教室があったそう。ええとこのお嬢さんが通っていたのかな。
この風除室が好き
何度も改修を重ねて現在はテナントビルとして営業中。地下1階から屋上テラスまで私も好きなお店がたくさん入っている。イイホシユミコさんの器を扱う直営店yumiko iihoshi porcelain、大阪の北欧雑貨屋を代表するdieciの支店、めっちゃ私事ですが結婚指輪&ほぼ毎日身に着けてるピアスを購入したジュエリーブランドhimieなどなど、一度入るとなかなか出られないビルでもある。
階段の手すりもいい
室内も装飾的
そしてこの建築で昼食をとるなら地下のベトナム料理店へ。ランチならフォーがいいかも。レストランの内装はアジアンというよりはフレンチでこのビルの雰囲気に合っていると思う。
Restaurant RIVE GAUCHE
このレストラン、夏は屋上のテラスでビアガーデンを開催していて、生春巻きが食べ放題!(自分で巻くもの楽しい)訪れたのはずいぶん前だけど大きなスクリーンに映画が流れていてとても良い雰囲気だった。
屋上テラスはこんな感じ
このスペースは貸し切りパーティーやギャラリー、マルシェイベントにも使われている。地下から屋上まで見どころたくさん。千明さんと藤ちゃんの琴線にも触れるかな?
写真は全て芝川ビルHPよりお借りしました。
その2
1928ビル
京都の繁華街三条通にある元新聞社で現在はテナントビル。よく見ると星型の窓やバルコニーがなんだか可愛らしい建物。カフェやギャラリーなどが入っていて最上階に劇場があり、今回のキーワードにした舞台がある。
どこか学校の講堂っぽい雰囲気
現在は「ギア」という演劇(?)の専用劇場だそうだけど、そうなる前に一度別のお芝居を見に訪れたことがある。最上階なので天井が高く、アーチ形の小ぶりでかわいいプロセニアムステージが印象に残った。
竣工は名の通り1928年。設計は武田五一。国会議事堂の設計にも携わった建築家だそう。
一時は解体の話も出ていたけれど、京都の建築家、若林広幸さんが買取り改修して今に至る。その時にこの外壁の色になったんだけど、当時は色が派手すぎると批判の声もあった。今ではすっかり街に馴染んでるけど。
そしてこの建物で昼食をとるなら地下のカフェへ。
カフェ・アンデパンダン
地下にあるし文字通りアングラな感じ。退廃的?隠れ家風とでもいうのかな?乙女建築的にアリなのか不安になってきた…
ライブハウスのような雰囲気もある
夜は貸し切りパーティーが多くて入れないことも多いけれど、ランチやカフェの時間帯はまあ大丈夫かな。席数も多くゆったりした店内で昼食やデザートをどうぞ。
写真は同時代ギャラリー、アートコンプレックス1928、アンデパンダンよりお借りしました。
さて4話はビヤホールライオン。行ったことないなぁ。そしてその関西編として何を選ぼうか悩む…
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