#10 窯見学

2024年8月26日、兵庫県三田市にある「パン工房のら」さんで窯の見学をさせて頂いた。当時居た会社で猛烈に窯作りをしていた頃に一度足を運び、のらさんのゆったりした隠れ家みたいな素敵空間に癒されて、窯で焼いたパンとピザを食べながらのんだ自家製チャイが温かくて優しくて。慣れない作業に疲れ果てていた私の身体にとっても沁みた。
合間を縫って、窯作りの事も勇気を出して聞いてみると当時私が製作途中の窯の写真を見ながら構造の問題点、部品の事を快く教えてくださった方でもあり、私が初めて訪れた薪窯のパン屋さんだった。

それから1年半、今度は自分の窯を作るべく色々とあれでもない、これでもない、これに決めた!やっぱりこっちがいい!と考えては書き出し、調べては迷ったりしている真っ只中で、「迷ってるなら自分の目で実物を見に行くしかない!!!」という結論に行き着く。(遅)
見学するにしても的を得た見学をしなければただ行くだけでは意味がない!て事でまずやった事。

①この家で共に暮らして来た今ここにある材料(岩舟石やかまどに利用していた石)を利用して作る
②一層式を見てみる
③自分の窯の想定規格と近い大きさの窯を見に行く

この3つの事は私の中での暫定1位(ドリアン風にいいます)の優先事項。これに沿った見学が出来ればと考えた。
②に関しては、ドリアンに憧れ、自作すると決めてからフランス式しか見ていなかったのだけど、
エルモアマウンテンブレッドという海外のパン屋さん(日本語読み間違えていたら申し訳ありません汗)をインスタグラムで見つけそこで使われている薪窯が一層式でとてもかっこいいパンを焼いていた。
一層式でもこんなに力強くしっかり火を通したパンが焼けるのか!と新たな発見。
しかも一層式の方が作る手間や費用、期間短縮が実現するかも。と思い出し始めた事がきっかけにあった。それで始めに詳しく見たかったのがのらさんだったわけでアポをとりに行動し始める。


続きます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?