冥王星を「使う」取って置きの方法
学び手が教師であり、教師が学び手である。
そんな占星術講座を作るため、書籍を出版し、プロモーションに向け全速力で走り出した事は、もちろんわたし個人のホロスコープにも表れています。
土星:社会の最終到達地点
かに座:育成
冥王星:たましいのコミット
てんびん座:美の調和・客観と主観
冥王星はすべての天体の中でも、最も視座が高い。ですから、てんびん座の持つ「オシャレ感」や「ライトなコミュニケーション」といった、軽いニュアンスよりは、もうちょっとお固い側面が表れます。
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例えば「学問」とか「均衡」とか、それによってもたらされる「世界の調和」などです。
学び手が教師であり、教師が学び手である。
と言う発想はおそらく、かに座土星×てんびん座冥王のタッグです。けれど最初からスムースに、この最強タッグがわたしの中に生まれたワケではありませんでした。
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すべての始まりは、3.11の東日本大震災だった。
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当時のわたしは、この災害の大きさに、強いショックを受けました。特に福島第一原発の破損により、多くの子ども達が放射能汚染にさらされたことが、耐え難い痛みとなりました。
何より苦しかったのは、何もできない自分と言う現実でした。
病弱だったわたしはショックのあまり寝込んでしまい、行動らしい行動を起こせなかったのです。
数年たって、ようやくわずかに健康を取り戻したある日。自宅の隣に、福島の子ども達がやってきました。それは夏休みを利用した、被災キャンプでした。
わたしはこの時、やっと彼らをサポートできると考えました。そして、ほとんど資金もないのに物販事業を始め、子ども達のキャンプ支援にその一部を寄付する活動を始めました。
ところが…。
その活動は全くうまくいきませんでした。
ビジネスに無知だったわたしは、岐阜県から九州に飛び、実業家達がメンターを務める、若手企業家のためのイベントに参加しました。
その時、自分が掲げたビジネスを、手を挙げて発表した。けれどほとんどのメンターは、その内容に難色を示しました。
他の参加者が発表する、あらゆる企画には支援の手が上がり、笑いやジョーク、積極的なアイデアが飛び交うのに、福島の子どもキャンプ支援のための、物販事業には、皆一様に渋い顔を見せたのです。
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ネガティブキャンペーンには、誰も集まらない。
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一言でいえば、それが最大の理由だったと思います。
そしておそらく今のわたしが、仮に当時のメンターサイドに居たとしても、この事業に協力する気は、どうしても起こらなかったでしょう。
何故なら主催者であるわたし自身が、あまりに悲痛だったから。そこに喜びもワクワクも、全く感じられなかったからです。
わたしはやがて、そのビジネスを手放しました。そして「自分が見失っていたもの」を探し始めました。
その頃学び始めた西洋占星術を、さらに独学で掘り下げ、「星とは知ること以上に使うことが、だいご味なのではないか」「トランジット(今ソラ)から“運”を読むよりまず、出生ホロスコープを使うことが先決なんじゃないか」そんな仮設を立てながら、自分の月を癒し、水星、金星を活かし、太陽を使い倒した。
そしてわたしは、いつしか
世界は悲しみ色に包まれている
という認識から、
世界は、美しい。すべてがパーフェクトである
という認識へと変わっていきました。
心の底からワクワクすることを選択し、「しんどい」と感じることは仮に「世の中のため」になっても手を出さず、自分を愛し、自分の欲求に従って行動を続けた。
そして、「出生ホロスコープを使い倒した!」と感じた時…。「大好きな星の英知で、子ども達をサポートしたい」という情熱が、ほとばしるように溢れ出てきました。わたしの蟹座土星が、目覚めた瞬間でした。
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先日わたしは、中津川市の教育委員会に訪問し「ここ数年で、自殺者は二万人から一万人に減りました。けれど逆に、未成年者の自殺者は増えています」と聞きました。
それでもわたしの中で、世界は希望に溢れたままでした。不安も絶望も、生まれませんでした。
数字 = 現実 と解釈するなら、現実と意識は何の因果関係もないことを、わたしはその時改めて知りました。
子ども達が今、どれほど過酷(と感じられるよう)な状況にあったとしても、わたしは「星の知恵」を彼らに届けることに、喜びとワクワクしか感じない。そして世界は素晴らしいと、確信している。
この心の在り方は、大人であるわたし達にとって、大切であると思うのです。
「この船は沈むのではないか」と不安げに周囲を見回す子ども達が、同じように泣き顔で立ち尽くす大人を見れば、その不安はさらにゆるぎないものとなっていく。
そして少なくとも、月から太陽までを使い切り、曇りのない眼で「自分が大好きなもの」を選択し、やりきったとき、人はどのような世界にも絶望しない。喜びとワクワクと、そして感謝に包まれ、生きることができる。
この心の在り方を、常に保てるほどに、自分にウソを付かず生きること。
それが「大人になること」だと思うのです。
そしてそのような生き方を実践したならば、自然に、社会貢献をつかさどる土星、人類視座を持つ冥王星が開いていく。
何の無理もなく、ただ溢れる意欲として、この2天体が動き出すのです。
わたしは今も尽きないワクワクを胸に、「学習者が作る占星術講座」に向かって走っています。そのためにまずは、誰もが自分で星を使えるようになる『モッくまくんの星のレッスン』を日本中の子ども達に届けたい。
彼らに、自分で自分の人生を切り開く、尊く美しい日々を体験して欲しいから。わたし自身が星を使い、世界に色彩を取り戻したように。
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占星術家・作家 木星
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