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「重い人」とは、あなたの中の闇であり、冥王星の来訪である。

小静ちゃん、サンへ。

今はヤギ座に冥王星があって、その真向いのカニ座に火星がいるから。

「客観的に怒ったり、訴えたりしたつもりが、実はどこまでも主観だった」みたいなテーマが続いている。

少し前のことになるけれど。
ある人と一緒に過ごす中で、あまりにエネルギーがしんどくて、圧死してしまうような感覚を覚えたんだけど。

実は、誰かのエネルギーをしんどいと感じるとき、本当は「その人が重くて自分が軽い」わけではないんだよね。

これを知らない人って結構多いなと思う。

誰かに対し「重いな」とか「あの人の邪気がこっちに飛んできた」とか感じるとき、実は自分のなかの闇が、相手の闇と共鳴しているにすぎない。

相手が持っている闇。そこにある何かしらのテーマに、今まさに気づくタイミングだから共鳴する。(同じ相手でも時期によって「重い」と感じたり、「軽くなった」と感じたりするのはそのせい。つまり全て自分自身のタイミング)

その場合、エネルギーのサイズ感は「実際のその人の重さ」とイコールとは限らない。いや、たぶんまったく関係がない。

面白いことに、闇に向き合うのが急務なほど、相手を「重い」と感じるんだよね。

この急務感は冥王星の領域で、
「この闇に気づくことで、あなたの魂は変容するよ。本来の自分に還るよ。
だから、闇を拡大して見せたげるね
(相手のなかに)」

みたいなことが起きている。

冥王星が魂の成長を急かすとき、他人が超重たい(と感じる)状態となって、目の前に現れるのだ。

だから、「あの人って重いよね」とこっそりささやくときは、「わたし、今、気づいた方がいい闇があるみたい」と、同時に思っておくといい。

「今は自分のこと棚上げして、人を重いだ軽いだ言ってたいのよっ」って時もあるけど。笑

誰かを「重い軽い」のものさしで測っていると、同時に自分の中の闇も無意識に測定して、裁いているものだ。だから、ニュートラルな視点を持っておくと、結局のところ自分が楽である。(ただしこれ、罪悪感の強い人はしんどいかも。自分のしっくり感を優先して)

世の中で言われている一般的な「他人の重さ・軽さ」の定義を、ここでし直したけど。
実は、わたしが思う、人のエネルギーの定義って、

闇 =  重い
光 =  軽い

じゃなかったりする。

スピリチュアル業界では、あまりにも、この方程式が当たり前になっているので、仕方なくその前提で話したけど。

多くの人が、
「自分の中の闇を、浄化して手放して、光のみであり続ける」のがイコール「軽くなること」だと思いこんでいる。

こう言う人を、ちょっと厄介なポジティブ信仰者と呼んでるんだけど。

たとえばさ。わたしが
「胸の奥に、殺してやりたいくらいの気持ちがあるなぁ。
ごめんね、今まで気づいてやれなくて…。ぎゅっ…」

みたいに、内側の闇を消そうとしないで、深く抱いている時期に、うっかりポジティブ信仰者に出くわすと…。十中八九、「重い人」と認定されるので、非常に面倒である。

想像するに、彼らは自分の闇を「消そう」とするんじゃなく「抱きしめる」ことが、目下のテーマなんだろう。

けど、本来の「軽さ」とは、自分の中のどれほどの闇も、どれほどの光も、静かに見つめて、そこにホールドし続ける力のことだ。

あるいは、「今日は気持ちを切り替えて、明るい自分を保ってみよう」とか、「今日は闇とともに居て、そのわたしを慈しもう」みたいな、どう転がっても楽しめる、柔らかなBeingのことだ。

重い・軽いの言葉は、手垢にまみれて使いにくいので、「軽やかさ」と言い換えた方がいいかもしれない。

「軽やかさ」とはつまり、包容力であり、柔軟性である。

自分のあらゆるパーツを消そうとしないで、否定しないで、そこにいていいよ…といだく力。気持ちを光の方向へ切り替えることも、闇の中に留まることも、いずれの選択もゆるしている、ゆとり。

そういう意味では、惑星のアロマ「月アロマ浄」は、わたしの大切にしていることを、ぎゅっと凝縮した、わたしそのものみたいなボディジェルなんだよな。

あ、うっかり自社製品の宣伝をしちゃった笑。

とにかく、
かに座に火星が入ったことで、主観におぼれて、愛憎におぼれて、怒りがムクムク力湧いてくるんだけど。冥王星の影響もあって、「不快に感じた相手の顔をよく見たら、俺だったw」なんてことが、ウッカリ起きているんだよな。

たぶん今、誰もの中に、こういうことが起こっているような気がしているんだけれど、二人はどう?案外と、かに座の強いわたしだけ?笑)また教えてね。

補足:
浄霊を仕事にしてると、霊的なアタックは受けやすくなると言われてて、確かに体感的にもそうなんだけど。
これってつまり、浄霊の仕事するイコール、自分の闇をつぶさに見てく超ハードミッションを、自分自身に課してるってことなんだよね。
だから必然的に「アタックを受けてる」と感じる体験が増える。

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木星(モクちゃん)
魔法の占星術テキスト『モッくまくんの星のレッスン』の著者。書籍での独学は難しいと言われる西洋占星術を、知識0の状態から読み始め、「即日使える」レベルにまで習得できるマスター本です。moccuma.net では、第一章からすべてを試し読みいただけます。