【世界が逆回りし始めるとき】海王星29度
海王星が魚座の29度台に
差し掛かった今、
「思わぬ病気が発覚する」なんて
テーマが色濃くなってきている。
4月前半のさそり座新月で
「体調不良と付き合ってきた人も
このあたりから復調の兆し」
なんて星読みをしたのだけれど。
もしも、その兆しが見えないなら
もっと深いところで、
心の痛みと向き合うタイミングだ。
病気は、人間の最後のおたけび。
実はそうなる以前に
もっと顕著に、もっとクッキリと
ハートが、肉体が
「ねえ、聞いてる?
ここにある、わたしの嘆き
聞こえてる?」と
SOSを伝えていたはずなのよね。
今日、友人と話をしていて、
面白い気づきがあったのだけど。
身体の持つ本来の「領域感覚」に
そって生活を組み立てていくと、
実は、経済活動なんて最後の最後。
まず、〝わたし〟とともにある
時間がたっぷりとあって。
その次に、家族との対話や
触れ合う時間が十二分に必要で。
さらには〝カラダのお隣さん〟
であるコミュニティや
〝心のお隣さん〟である
友達との時間もやっぱり大切で。
最後の最後にやっと
社会と関わるスペースがあり
ここに〝経済活動〟も含まれる。
ところが、現代の成人の
一般的な生活って、この逆。
いかに社会への貢献を、
経済活動をやりきるかに
重心が置かれすぎている。
本来の生命の持つ秩序と
逆のことを続ければ、
肉体やハートが痛みを覚えて当然だし、
その声が聞き取れないのも当たり前。
もっと原始的な
肉体の「領域感覚」を思い出して、
今の暮らしを見直しても
いいのかもしれない。
友人はもっと大きな視野を持っていて。
〝ヒト〟だけで「身体領域」を表すのは、
局部的だとすら思っており。
庭の草木や土、そこにある虫や微生物も
〝身内〟と感じているようだった。
さらに言えば、土に触れれば肉体にまとった
膨大な微生物(常在菌)が、
土中に繁茂する大地菌と交わり、
境界線をなくしていく。
となれば、「庭」はすでに〝わたし〟の
一部の可能性すらあるのだ。
そんな人間の
内なる大自然に気がついて、
「もう一度〝暮らし〟を作り直してごらん」と
魚座29度の海王星は、
語り掛けているようだ。
2025年3月には
海王星はいよいよおひつじ座へ。
この間、
「天に召される人」も増えていくけれど
それは「天命を全うした」証。
悲しさよりも、新たな門出のお祝いとして
見送るような感覚も
わたしの中には起きている。
こんな風に
世の中の価値観が「逆回り」していく
新世界の幕開けを、
ひしひしと感じているこの頃なのだ。
木星より
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