【たましいのエゴで生きる】トリプルグレートコンジャンクション
こんにちは。占星術家 木星です。
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トリプルグレートコンジャンクション(木星・土星・冥王星の合)は、木星が山羊座に入った時点で、その影響を広げていきます。
まずは冥王星山羊座時代のテーマにさかのぼって、見ていきましょう。
冥王星 : 極限まで広げる
山羊座 : 国家・大企業の組織力
2008年に冥王星が山羊座に入って以来、起こったのは大企業や国家の権利の拡大です。
身近な例を取り上げるなら…。
『くまでもわかる政治と経済』でもお伝えしましたが、国が企業の利益を助けるため、法人税を減らして消費税をあげたり、種子法を撤廃して国民の食の安全をゆるがしたりと「国や企業が力を持つために、そこまでやるの?」と感じるようなことが、どんどん進んだ。
言葉は悪いですが、冥王星は「死なない程度に、極限までやる」天体であり、これが山羊座をテーマに起こったんですね。(すべてはプラスの極限の喜びを知るためですが)
山羊座冥王星のホロスコープを見ると、そのテーマは「エゴを極める」。男性性ベースの「勝ち組思考・他者との比較・思考と戦略」を、「とことん、やりきってごらんなさいな」といった、冥王星の覚悟が見える。
「二元論、ラストスパート!」と言った感じでしょうか?
これにより、国家は「いかに(自分たちだけが)経済発展を遂げるか」に集中し、地球環境の現状を無視した、やりたい放題な時代が続きました。
アマゾンの大火災は、違法の焼き畑が原因と言われていますが、この背景では国家間の「経済格差」が影響しています。(wiredの掲載写真を転載)
「地球の肺」と言われるアマゾンが燃えたことで、CO2は激増。その結果、温暖化の加速や気圧の激しい変動で、自然災害の規模は、今後さらに大きくなるでしょう。
「集合無意識の多数決で、災害の規模は決まる」と言われるスピリチュアルな観点に立ち戻れば。こうした内容を記事にすることで「恐れの感情を募らせるかな?」と少し迷ったのですが…。
とても大事なメッセージを皆さんと共有したく、あえて書いています。(なので、「やっぱり災害が起きるんだ…」とガックリしただけで、途中で携帯閉じないでねw ちゃんと希望があるからね♥)
ではここで、2017年、山羊座に入った土星はどのように影響しているのでしょうか。
簡単に言うと、ここに在るのは冥王星の問いです。
「国家・大企業の権力を、極限まで拡大した。それによって、地球の環境はひずみを増している。さてここで、君たちニンゲンに問う。君たちが本当に創りたい社会は、どんなもの?」そんな問い。
冥王星の意図が、わたし達にとって比較的身近な天体、土星に降り、ヒトの自意識に「いったい、どんな社会を創りたいんだったけ?」と、適切な問いを立ち上らせている。
恐らくこうした流れの一端に、地球環境を第一義に考える政治家 大西つねきさんや、新たな国家づくりに情熱を燃やす山本太郎さんが、台頭してきたとも言えるでしょう。
そして12月3日4:21 山羊座に木星が入ります。
冥王星の問いによって生まれた、新たな社会の可能性。土星が示す新しい価値観の元で、木星の発展力のポイントは何なのか。
それこそが「まずは自分の気持ちよさ、大切にしてね♥」と言う、なんともゆるめなメッセージなのです。
「そんな、悠長な。毎年すごい数の人が台風や豪雨で被災してる。この自然災害は、国々が経済発展ばかりを求めてきたからじゃない」
「この流れを止めないと。地球は大変なことになっちゃうよ?」
環境活動家のこうした声は、時にわたしの元にも届きますが、それでもまずは「あなたの生理的欲求、気持ちの良さ」を、どこまでも大切にして欲しいんですね。
例えば…。
わたしは子ども時代、開発で切り崩された山を見て、「山がかわいそうだ…」と一日中メソメソするような少女でした。地球環境の問題は、かつてのわたしのペインポイントであり、今も意識を合わせれば、いくらでも痛みを感じることができます。
けれどこの「自分以外の誰かを心配する時間」は、創造的な何かを少しも生み出しません。何かに集中し、行動することもできません。仮に行動したとしても、「苦しいげど使命を果たすために、頑張る」モードであり、大して長続きもしないし、半端な集中力しか生まれません。
だからこそ、この時間を手放して欲しいんです。
そして社会を嘆くのではなく、まずはあなたの肉体が喜ぶ、ハートが喜ぶ時間を、どこまでも大事にしてください。その結果生まれる、胎からのワクワクにしたがって、何かを創造してください。
なぜなら、奇跡が起こるから。
「∞(インフィニティ)アストロジー®」は、使いこなすことによって、誰もの中に、天才性を掘り当てる占星術です。そのためには、個々人が自分の星を使いきって、自分を大好きになることが大切です。
だからこそ、まずは自分の月(肉体と心)をとことん満たすこと。「星を使う」原点は、やはり月なのです。
実を言うとわたしは、自分が発掘した「∞(インフィニティ)アストロジー®」を土台にして、「自然環境の保持、立て直しができる」と本気で考えています。が、現状まだピースが足りない。
「このヒト、真面目な占星術家と思ってたけど、イッちゃってるんだな…(*´ω`*)」
と静かに携帯をOFFしようとしたあなた、もう少し待って(笑)。確かに見方を変えれば、自分の研究にまい進する、ただのアホです。が、実はこのアホさが大切なのです。
わたしを例に挙げると、懐疑心が高まる一方と思うので(笑)、例を変えましょう。
例えばある科学者が、プラスティックを自然に還すための研究を続けていたとして。どうしても、何かが足りず頭をひねり、気分転換にあるレストランに立ち寄ったとしましょう。
そんなとき、彼にインスピレーションを与えるのは「社会への使命感」ではなく「誰かの才能」なのです。
例えば、接客業をとことん愛するウエイトレスの、こまやかな配慮とか。
ハーブを愛する誰かさんがいれた、絶妙な香りのハーブティとか。
当然ながら、こうした美しい仕事ぶりは、彼らが誰かを心配し、心ここにあらずではできません。自分自身が十分に満たされて、その上で発揮される自己表現です。
この科学者を取り巻く人々が、自分の心地よさにコミットし「自分のやりたいこと」に、ただ集中したとき。なんでもないレストランの一杯のお茶が、彼にインスピレーションを与える。
その結果、プラスティックを分解するための画期的なアイデアが、彼の元に降りてくるかもしれません。
天才による天才的なひらめきは、周囲の小さな天才たちの、みえないコラボレーションで出来ています。
そのためには、「自分は平凡だ」と感じるあなたもわたしも、とことん自分の心地よさに立ち返り、胎からの欲求に従って、何かをクリエイティブすることが大切なのです。
山羊座のエネルギーが今後ますます極まり、地球環境や国家がゆれる2020年。
それでも、わたし達は「自分の心地よさ」を一番のキーワードに進むこと。木星が山羊座に入り、トリプルグレートコンジャンクションのパワーが高まる今、これこそが最も大切な、宇宙からのメッセージなのです。
さて、ここからは、講座のお話!
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ううっここまでこれたのも、みんなのおかげ╰(*´︶`*)╯♡ホントありがとうーーー!
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(あ 西洋占星術の講座ね! 新・占星術「∞(インフィニティ)アストロジー®」講座ではないよ!)
今後はますます、ただ「星を読む」だけじゃなく、「星を使う」チカラが求められていく時代。どうかこの機会に、「星の使い方」を学んでみてね。
こちらもお勧め!▼
星を使うことは自分を大好きになること。あなたの星、使ってる?ではまたね(*‘ω‘ *