たのしき農婦~ニンジンが採れたよ~
畑を少々、やっております。
と書くと、自然と共に暮らしてるていねいな暮らし系の人かなと思われるかな?
いや、全然~。
私の場合、「野菜を育てて収穫する」というのは正しくない。
正確には「土に野菜の種を蒔いて放置しておいたら、あわよくば育ってて、久々に畑に出かけたら、ちょうど採りどきだったのを発見」という狩猟スタイルの「畑やってる」なのです。
ほんと向いていないとは思う。
だが、細々とでも、やめる気はしない。
なぜなら、獲物、いや野菜を発見すると、楽しいから。
ところで、人に言われて「は? それ全然当たってない」と思うことランキングというのが誰にもあると思うのだけど、私の中で1位は「ヨガの先生とかできそう」です。できません。身体めちゃくちゃかたいし。
で、2位は「野菜育てるの上手そう」・・・(ほんとに言われたのだよ!)
全然~、育てるとか見守るとか、子どもも野菜も苦手です。
今朝、雨の降る前に久々に畑に行ってみたところ、私のエリアだけ、めちゃくちゃ雑草が生えていた。
放置するにもほどがある。
雑草をかき分けて、土にへばりつくような状態のニンジンの葉を発見!(ほんとはちゃんと育てれば、ニンジンの葉っぱもおいしいんだけどね~)
ここ掘れワンワンだわい。
掘り起こしてみると、ほっそい、かわいそうな出来だが、ちゃんとニンジンができている。
なぜこんなに細いかといったら、間引きしなかったから。
なぜ種の袋に書いてある通りに間引きしなかったかといったら、ごめん、ここがもう畑やってるとかとてもじゃないけど言っちゃいけないとこやぞ、だけど、忙しかったから・・いやめんどくさかったから・・・いやほぼ忘れてたから・・・。
だが、ちゃんと地中でニンジンはオレンジに染まっていた。地面の中って、きっといいところなんだね。
家に持ち帰って細く切って、油で炒めてみりんとしょうゆで炒りつけて、白すりごまをどばっとかけて混ぜたら、とっても甘くておいしい。
家人は「スーパーのきれいなニンジンよりニンジンの味がする」と言ってくれた。
私は今生では子どもを2人育てる役割を得たが、2人の子育てを通じて私なりに見つけた真理があるのだが、聞いてもらえるだろうか。
それは、「親がしっかりしないと子どもってしっかりする」ということである。
野菜も過保護に育てるよりは、多少は放置した方がおいしくなるのではないか。自然農やってる人からはなぐられそうなことを書いてしまった。ゆるしてください。
春だ。今度は何を植えようかな?