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英米諜報機関、バイオラボを告発したキリロフ中将を爆殺

今朝モスクワ時間の6時12分頃、ロシア軍放射線・化学・生物学防護部隊長キリロフ中将(54)が、出社のため迎えに来ていた補佐官とともにモスクワ・リャザンスキー通りの自宅アパートの入口で爆殺されました。運転手は生存が確認されています。

爆破装置はアパートの入口に駐車されていた電動キックボードのハンドルに仕掛けられていました。電動キックボードは爆発の数時間前、午前2時から3時頃にアパートの入り口に駐車されたようです。

実行犯とその共犯者は、アパートの管理組合が入口に設置している防犯カメラにアクセスし、キリロフ中将が出てくるタイミングを見計らって遠隔操作で爆発を行ったとされています。この防犯カメラはオンラインのみで録画はできない仕様になっています。また、数日前から近くに駐車されていたカーシェアリング車の中からカメラで監視していたという話もあります。

爆発の威力はTNT火薬で約200グラムに相当し、爆風により建物の1階から3階までの窓が吹き飛び、外壁が割れ、近くに駐車していた車3台が損傷しました。さらに現場から100メートル離れた家の窓ガラスも割れています。

現在、警察が犯人の行方を追っています。現場近くの聞き込みやカーシェアリングの利用履歴などが捜査されています。市中に設置された防犯カメラを追って実行犯の身元はすぐに割れると思います。今年の初めモスクワ郊外のコンサートホールで起きた凄惨なテロ事件では、犯人グループは翌日に遠く離れたブリャンスクで捕獲されています。

ロイター通信やブルームバーグは、ウクライナ保安庁に近い情報筋の話として、ウクライナ保安庁が関与した破壊工作だと報じました。実際、ウクライナ保安庁はテロの前日、ウクライナ軍に対し化学兵器を大量に使用した虚偽の容疑でキリロフ中将を欠席裁判のまま戦争犯罪で起訴していました。

しかし、ウクライナ保安庁の一存ではなく、背後には米国や英国の諜報機関の存在があることをロシアは承知しています。ザハロワ報道官が「キリロフ中将は事実を把握した上でアングロサクソンの犯罪を長年にわたり系統立てて暴露してきた」と、「アングロサクソン=英米」を名指ししているのはこのためです。

今年10月、キリロフ中将は、ウクライナ軍が西側から供与された化学兵器をロシアのクルスク州で使用していることを告発しましたが、その直後、米英は、逆にキリロフ中将本人が化学兵器の使用を認めているとして制裁の対象に指定しました。この時から殺害の準備をしていたのでしょう。

ザハロワ報道官は、化学兵器を使用したシリアでのNATOの挑発行為、2018年にイギリス南部(ソールズベリーとエイムスベリー)で英国が仕掛けた神経剤ノビチョクによる元ロシア諜報員スクリパリの毒殺未遂、ウクライナに展開する米国のバイオラボを例に挙げ、キリロフ中将は「祖国のため、真実のために」逃げも隠れもせず、「恐れることなく働いた」と伝えました。

英米の諜報機関というのは小説か映画の中だけの話と思うかもしれませんが、MI6とCIAの長官であるムーアやバーンズは、プーチン政権に不満を抱くロシア人を諜報工作員として取り込みたいと公に発言しています。

さらに、元CIA副長官のモレルは、ロシア人を殺害したいという願望を隠そうともしません。

ロシア人を殺したい元CIA副長官

モレルは、インタビューで「イランとロシアにシリアの落とし前をつけてもらわないと」と語り、それはロシア人やイラン人を殺すということですか?との問いに「そうです」とハッキリ答えています。

「ロシア人とイラン人の殺害を大っぴらにやる必要はないし、米国防省が必ずしも自分たちの仕業だと認める必要はない。しかし、誰の手によるものかをロシアとイランが分かるようにしなくてはいけない。私だったら、例えば、アサドの核心にまで辿り着いて彼を恐怖に陥れたい。彼のボディーガードにまで迫りたい。で、真夜中に官邸に爆弾を落とす。アサドの大統領専用機を爆破したい。地上でね。ヘリコプターも。アサドに我々の狙いが彼自身だと感じ取ってもらいたいんだ。殺害を呼び掛けているわけじゃないよ。そうじゃない!ただ彼の身に辿り着きたい。彼の生命にとって極めて重要なところまで。ヤバいなということを彼に分かってもらいたい。プレッシャーを掛けたいね。イラン人にもロシア人にも。それでその後外交に移るわけだ。」

どうですか?

アメリカの公務員がこんなことを言っているんですよ。ただの異常なストーカーです。

キリロフ中将は、セキュリティーが厳重な瀟洒な邸宅ではなく、一般人と変わらない暮らしをしていたから特段に狙いやすかったはずです。

キリロフ中将は、祖国功労勲章を受賞した放射線・化学・生物防衛の専門家でした。特別軍事作戦が始まって以来、定期的にこの分野でブリーフィングを行っていたので、ご覧になった方もいると思います。西側メディアが報道するような一行や二行のプロパガンダと違い、その分析は膨大なデータに基づくものでしたね。

米国がバイオラボを世界中に展開し、生物兵器を開発していること、COVID-19を含む感染症の拡大に米国が関与していること、ウクライナ軍が化学兵器を実地で使用していること、キエフ政権がダーティーボムを製造するため使用済み核燃料を輸入していることなど、繰り返し主張していました。

キリロフ中将が殺害された今、西側の報道を見ると、逆に「ロシアが化学兵器を使った」と、いつも通りポジとネガを入れ替えていますが、今年9月には、ウクライナの第24独立突撃大隊アイーダル大隊(アゾフ大隊と並ぶテロ組織)出身でヘルソン州ヘニチェクス市の市長だったブニャトフが自身のテレグラムチャンネルで、「計画ではマリウポリのバイオラボが10日以内にロシアの人口の3分の1を死滅させることになっていた。上手く行かず残念だ。」と、ロシア人に対し化学兵器を使用する計画があったことを公然と暴露しています。特別軍事作戦が始まる2022年には30を超えるバイオラボがウクライナに存在していたようです。

以下、2024年1月15日の記事です。

米国が軍事目的でバイオラボを世界中に展開

ウクライナでの特別軍事作戦を行う中で次々と明らかにされる米国の組織的な生物兵器開発!ウクライナ国民は西側の大手製薬会社のモルモットにされています。米国民主党の管理下にある、クリントン、ロックフェラー、ソロス、バイデンの投資財団が関与していることも公表されました。

ウクライナだけではありません。米国国防総省は、アルゼンチン、イタリア、エジプト、ガーナ、カザフスタンなど世界中でバイオラボを展開、エボラ出血熱やマラリアといった危険性が非常に高い病原体を扱っています。ロシアは、人類が生物・細菌兵器戦争の危機に直面しているとして、米国に生物兵器禁止条約(BWC)の遵守を呼び掛けています。

さらにここで重要なのは、「劣等民族」が被験者になるということです。認可されていない薬物がウクライナやアフリカの人々に投与されています。何度も言いますが、日本人は「劣等民族」扱いです。日本でもここ数年ビック・ファーマーとの結びつきが強くなってきていますね。国技である相撲に広告まで出したりして。そして日本人被験者を募っています。同じ流れですよ。

詳しくは在日本ロシア大使館の情報をご覧下さい。
https://t.me/rusembjp/16646

©️ロシア在住です

※ この記事は公開にします。どうぞご了承下さい。

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