フランスも脱グローバル
フィガロの世論調査によると、マクロン大統領の支持率は、2017年の大統領選挙以来最低の17%まで落ちたとのこと。
代わって、マリーヌ・ルペン率いる右派「国民連合(RIN)」の躍進がめざましいです。今年6月の欧州議会選挙と、それに続く下院の解散・総選挙でも圧勝でした。
フィガロの世論調査では、ジョーダン・バーデル党首とマリーヌ・ルペン前党首(実質彼女が実権を握っています) の支持率はそれぞれ40%と39%です。
マリーヌ・ルペンはマクロンに早期退陣を要求していますが、マクロンは任期満了の2027年までは絶対に動かないと頑張ってます。でも17%の支持率じゃ厳しそう。
ドイツも全く同じ状況で、ショルツ首相の早期辞任を願う国民が半数を超えてしまいました。ハンガリー・スロバキア・オーストリア….EUのあちこちで風向きが変わってきていますね。この先が楽しみです。
マリーヌ・ルペンは特に親ロというわけでもないんですけど、取り敢えずはパペットマクロンと違って骨のある政治家だと思っています。
6月の議会選挙の時にロシア外務省がXアカウントで彼女の写真を掲載したんですね。それでフランスのテレビ局から「ロシアから支持を受けているのでは」と質問を受けました。マリーヌ・ルペンは「フランスの主権的な問題に対する扇動と介入」だから気に入らないわ、みたいな回答をしていました。
他には、「ロシアは消滅しないし、EUとNATOへのウクライナ加盟はフランスの利益にならない」という発言も有名です。
ところで西側のメディアはどうして普通の右派を「極右」とカルト呼ばわりしたがるんでしょうね…。
©️ロシア在住です