見出し画像

「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days」

「ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~」を、コロナ禍における数々の制約を跳ねのけて躍進した日向坂46の一年を締めくくる「集大成」とするならば、3月26日と27日の二日間に分けて開催された「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days」は「その先」を見せてくれるライブだった。

Day1:「春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”」

初日の「春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”」は、ファンから集めたアンケートをもとに、けやき坂46時代も含めたすべてのユニット曲でプレイリストを構成したライブだ。正直、配信ライブの形式は「ひなくり2020」でひとつの完成を迎えてしまったので、それ以上の面白さはあるのだろうかと不安に思っていた。しかし、そこはさすが日向坂46。期待をはるかに上回る濃密な内容で、終わってみれば、これまでにないぐらい最高のライブだった。

まず、ライブの構成が面白い。配信ライブの形式を続ける限り、マンネリ化は避けられない。今回はそこを逆手に取り、ストーリー仕立ての「HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~」や「ひなくり2020」とは打って変わって「音楽番組」のフォーマットを採用した。これにはなるほどと膝を打った。「大切な人にプレゼントしたい曲」や「ハッピーオーラが満タンになる曲」など各テーマごとにブロックを分割し、ユニット曲をステージで披露するメンバーと、ステージ脇でMCを担当するメンバーで二手に分かれる。ユニット参加曲が少ない新三期生たちにもまんべんなく出番が回ってくるという仕掛けだ。幕間のMCメンバーと「天の声」こと阿座上洋平による掛け合いは「日向坂で会いましょう」番外編といった趣で楽しかったし、楽曲披露中もメンバーたちはワイプの中で応援グッズやフリップをつかって自由に(あきらかに曲を聴く気がない笑)暴れまわっていて、とてもじゃないけどパフォーマンスと同時には追いきれなかった。お美玖が即興で似顔絵を描いたり、かとしやみーぱんがカメラで遊んだりと、とにかく賑やかだったようだ。見逃し配信があればワイプだけで見直すことができたのに。だから今回の配信方式は、ちょっぴり不満だ。

メインのユニット曲のステージもすばらしかった。通常のライブと違って各曲にインターバルがあるため、毎回、メンバーは楽曲の世界観にあわせた異なる衣装でステージに立つ。「See Through」や「この夏をジャムにしよう」など、初お披露目の衣装も多数見ることができた。特に注目すべきは「どうして雨だと言ったんだろう?」。みーぱんのパンツスタイル衣装はかなりレアだと思う。乃木坂46「Route 246」や欅坂46「風に吹かれても」などの例はあるものの、日向坂46では初なのではないだろうか?

個人的にお気に入りなのは「線香花火が消えるまで」や「三輪車に乗りたい」のドレス衣装。「キレイになりたい」のダンスにあわせてひらひらと舞う赤いスカートは美しかった。「ハロウィンのカボチャが割れた」や「夏色のミュール」のように「アイドルしか着られない」衣装も、ならではの楽しみがあってうれしい。茶髪の影ちゃんにウエイトレス風の黄色いフリルスカートが似合っている。要するに、ぜんぶ可愛かった。

また、これまでほとんどライブで披露される機会のなかったレア曲もすべて見ることができたのは本当にありがたい。「ママのドレス」や「ハロウィンのカボチャが割れた」など、ユニエアや音源で何回も聴いた楽曲がパフォーマンス付き(しっかり生歌!)で見られるのはうれしかった。やっぱり「りまちゃんちっく」がいちばんだと思う。

けやき坂時代のポジションに新しいメンバーが入ることで生まれ変わった曲もあった。「三輪車に乗りたい」は、卒業した柿崎芽実のポジションに濱岸ひよりが入ることで、佐々木美玲との「親子」デュエット曲に。けやき坂46と欅坂46の合同曲「猫の名前」では、菅井友香と守屋茜のポジションを三期生の上村ひなのと髙橋未来虹が担当することで、かつてのひらがな/漢字の姉妹関係が逆転するような面白さがあった。驚いたのは、ひよたんの歌のうまさ!あまりフォーカスされないので気がつかなかったけど、ノビのある歌声は、かとしやきょんこのような一期生の歌唱メンツとも違った魅力があるし、まだまだ高いポテンシャルを秘めていそうだ。

「あなたの見てみたいユニット結果大発表!」のコーナーでは、2002年組(小坂菜緒、金村美玖、濱岸ひより)、あゃめぃちゃん(高本彩花、東村芽依)、みーぱんファミリー(佐々木美玲、河田陽菜、濱岸ひより、山口晴世)による新曲をお披露目。せいぜい乃木坂や欅坂の楽曲カバーだろうなと思っていたので、完全新曲には大興奮。これで5thシングルのリリースは確実だと思った(次の日、思わぬ方向で裏切られることになるが)。

2002年組の「もうこんなに好きになれない」は、昭和歌謡曲の趣。振り付けも昔のアイドルを意識しているようだ。「See Through」もWinkの「淋しい熱帯魚」を下敷きにしていたが、なおみくペアだと過去のアイドルに寄せたくなるのだろうか。

あゃめぃちゃんによる「夢は何歳まで?」は、ライダージャケットでクールに決める反抗ソング。当人たちはほんわか天然系のイメージだけど、敢えてそこを覆す選択をしていて、とても良いと思った。みーぱんファミリーの「酸っぱい自己嫌悪」は、曲調自体は悪くないものの、彼女たちに片想い系の恋愛ソングを歌わせるのは、なんだかちょっと違う気がする。じゃあ何がいいの?と問われると困ってしまうのだが…。

また、このライブで忘れてはならないのが宮田愛萌の復帰だ。学業との両立が難しく、体調が優れない日々が続いてしまい、11月の末から一時的な休業に入っていた。理由的に復帰するとしたらこのタイミングなのではと思っていたが、こうやってライブの舞台でただいまを言ってくれるのはうれしいものだ。これまでも学業を理由に活動をセーブすることはあった。しかし、4月からはアイドル専業になる。ストッパーを解除した彼女がどう暴れてくれるのか。文化系アイドルでは乃木坂46の山崎怜奈や、元欅坂46の長濱ねるがすでに活躍しているが、宮田愛萌なら、また別のアプローチで自分のフィールドを広げてくれるのではないかと期待している。

愛萌先生の復帰でいよいよ去年9月以来、半年振りの22人全員集合…と言いたいところだったが、残念ながら富田鈴花が体調不良を理由に一週間程度の休業を余儀なくされてしまった。当然「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days」の公演も欠席となった。なかなか22人揃っての活動は難しいようだ。全員揃ってのライブは、いまのところ2020年7月の「HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~」が最初で最後になるらしい。いちばん悔しくて、悲しくて、辛い気持ちなのは富田鈴花本人だろうから、僕が敢えてここでなにかを言うのは控えておこう。

ただ、「花ちゃんズ」にはどうしたってドラマが生まれてしまうのだなと、ステージでひとり「まさか偶然…」を披露するこのちゃんを見て思った。「ひなくり2019~17人のサンタクロースと空のクリスマス~」のMCでは、「いつもそばにいる鈴花の存在を、この広いステージでは感じられなくて寂しかった」と涙をこぼしたこのちゃん。「ひなくり2020」の復帰ステージでは、メンバーに囲まれ、その体温をすぐそばに感じながらのパフォーマンスだったけれど、こんどはこのちゃんが不在の富田鈴花を支える番だ。いつもは泣き虫の彼女も、今回は泣かなかった。力強くステージで歌唱するその姿は「春の大ユニット祭り」のハイライトと言えよう。

ライブの最後はメンバー全員による「窓を開けなくても」。「おうち時間のBGMにしたい曲プレイリスト」の第一位として披露された。長く終わりの見えないウイルスとの戦い。それでも希望を捨てず、どこへでもいっしょに行こう、遠くの夢を見ようじゃないか。そんなメッセージを込めて、最後にユニット曲のこれをあえて全員で披露するという演出がおしゃれだし、とても愛にあふれている。無風期間が長くて冷めかけていた僕の日向坂熱を再点火するには十分すぎるライブ。最高のしめくくりだったと思う。

Day2:「MEMORIAL LIVE:2回目のひな誕祭」

「2回目のひな誕祭」のいちばんの目玉は、なんといっても限定的な有観客ライブの復活である。2020年2月の「日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW」以来となるが、この時もこさかなは映画の撮影で欠席していたし、当然新三期生は加入前なので、現体制での有観客ライブは初となる。一応僕もファンクラブ特典とABEMA招待枠で二回申し込んだけど外れてしまった。700人の枠に食い込むのはなかなか難しかったようだ…。

メンバーが一年ぶりに「おひさま」の前に立ったのは、三曲目「ドレミソラシド」の落ちサビ前。「ドレミのファ」の歌詞にあわせてLEDモニターが上昇し、目の前にペンライトを振る700人のファンが現れた。その瞬間の感動はすさまじかった。ああ、ちゃんとお客さんがいる!って。メンバーの中には感極まって泣いている子もいて、僕までつられてウルっときてしまった。かとし、丹生ちゃん、陽菜、みくにん…。みんな涙声で途中から歌もぐちゃぐちゃになってたけど、それだけ心動いたということなのだろう。曲終わりのMCパートでは、キャプテンやおたけも涙目になっていた。やっぱりアイドルは観客の前で輝いてナンボなのだと思う。メンバーがお約束のように言っていた「早くおひさまに会いたい」や「ファンのみなさんに支えられている」といった言葉も、決して建前だけではなかった。彼女たちに限らず、アーティストやお笑い芸人など、ステージに立つ表現者たちは口を揃えて「お客さんがいてこそ」と言うけれど、彼らの仕事はなにより目の前にいる人を感動させること、同じ空間を共有して、たのしい時間を作ることなのだろう。その後のパフォーマンスも、忘れかけていた手触りを確かめるかのように、じっくり客席にレスポンスを返し、汗だくになりながら歌い踊っていた。これまでの配信ライブとは明らかにメンバーのテンションが違うし、とても活き活きしている。そんな圧倒的熱量で輝くメンバーを見ていたら、ますます抽選外れたのが悔しくなってしまったし、絶対に次のライブには行くぞという気持ちが強くなった。

ライブ全体の振り返りもしておこう。オープニングはスタジャンに身を包んだメンバーがスクールバスに乗って登場するところからスタート。マーチングサウンドにあわせて激しくダンスする様は迫力があり、さながらアメフトの試合のハーフタイムショーだ。まったく内容の異なる二日間の公演のなかに、まさか一回きりのダンスパートがこれほどボリューミーに盛り込まれるとは思わなかったので驚いた。こういう「カッコいい日向坂」が見たいんだよなと改めて思わされる。一曲目から「アザトカワイイ」「ソンナコトナイト」とハイテンションかつパワフルな楽曲が続き、三曲目はさきほど触れた「ドレミソラシド」。こうやって見ると表題曲は本当にアップテンポの曲が多い。有観客のメンバーのリアクションで感動してすっかり忘れていたが、「ドレミソラシド」前半のリモートJOYFUL SEATは正直面白さのほうが勝っていた。真顔で見ている青年や、カップ麺をすするおじさんなど、クセが強すぎてパフォーマンスに集中しきれなかったのは事実である。

また、「走り出す瞬間ツアー」の衣装にお色直しして披露された「ひらがなで恋したい」「僕たちは付き合っている」「抱きしめてやる」「君に話しておきたいこと」などけやき坂46時代の楽曲も見応えがあった。特に「抱きしめてやる」や「君に話しておきたいこと」は欅坂46の8thシングル「黒い羊」カップリング曲なのだが、改名デビューが決まったあとにリリースされたこともあり、そのクオリティに反してライブ等での扱いが良くないらしい。たしかに僕も殆ど聴いたことがなかったのだけど、今回のパフォーマンスですっかり気に入ってしまった。

特に「抱きしめてやる」は良い。めずらしく歌詞が女性目線なのだ。男だからって強がらなくていいよ、私がその弱さを含めて抱きしめてあげるから…という内容で、センターのこさかなの表現力が活きる楽曲だ。王道アイドルソングもいいけど、彼女にはやはりその鋭く射るような目つきを使ったクール系の曲が似合うのである。個人的には最近の日向坂46名義の楽曲よりも、「走り出す瞬間」以降の後期けやき坂46の名曲の方がよっぽど日向坂らしいと思う。漢字欅のカップリングの範囲でそれなりに遊ぶ余地のあったけやき坂46と現在とでは単純比較できないが、こうやって改めてその名曲群を聴いてみると、ひらがな的な力強さをもっといまの日向坂46にも盛り込んでほしいと思わずにいられないのである。

また、影ちゃんが復帰したからには絶対にやってほしいと思っていた現役一期生全員での「永遠の白線」を見られたのは感動だった。言ってしまえば非常にクラシカルなアイドルソングで、特にひねりもなくどストレートに青春を歌った曲なのだが、かえってそのいい意味での「古さ」にひらがな時代から続く「一期生」の歴史が感じられて大好きなのだ。期生曲であるからには、メンバーが卒業するごとにその「白線」は短くなっていく。もうすでに長濱ねると柿崎芽実と井口眞緒は居ない。それでも影ちゃんが戻ってきて、「白線」はまた少し長くなった。これから先の「白線」を思うと少し切なくなるけど、決して長くはないアイドルの寿命と、青春の儚さがオーバーラップする「永遠の白線」はけやき坂屈指の名曲だと思う。

さらにけやき坂46時代のデザインをリニューアルしたハーネス衣装に着替えたメンバーは、「こんなに好きになっちゃっていいの?」をパフォーマンス。このブルーのワンピースは一期生しか着ておらず、二期生・三期生にとっては初披露となった。このあとの「キツネ」はいつものパチンコ演出ではなく、まさかの伏見稲荷風の鳥居ステージ。キツネ→お稲荷様→伏見稲荷という超絶ベタな発想である。この曲はトンチキ演出を入れなければならない理由でもあるのだろうか。続けて披露された「My fans」「期待していない自分」「青春の馬」も熱量高め。特にここらへんのパフォーマンスはAR技術を積極的に取り入れていてパワフルだった。「キツネ」の鳥居や「My fans」の炎のエフェクトはあとから追加処理されている。「ひなくり2020」でもポカやモブのおばけにAR技術が活用されていたが、今回はよりステージの熱量を上げることに特化した演出になっていたと思う。有観客ライブとのハイブリッドとしてのひとつの可能性を示すチャレンジだったのではないだろうか。最後はMVでおなじみのカラフルなワンピースに衣装チェンジし、ふたたび有観客ステージに立ったメンバーたちによる「JOYFUL LOVE」。ARで表示されるおひさまからのメッセージもなかなか熱かったし、メンバーの目の前でつくられたサイリウムの虹はとてもきれいだった。声援を送ることはできずとも、その想いはしっかりメンバーに届いていたと思う。

アンコールでは改めて日向坂46のデビュー曲「キュン」を披露。じつはこれが始まる前の演出がなかなか粋で感動してしまった。ステージ上のモニターに、けやき坂46初のワンマンライブから日向坂46 3rdシングル発売記念ライブに至るまで、過去のライブのアンコール映像が流されたのだ。今回のライブは有観客とはいえ、感染症対策のため発声は禁止。アンコールを送る声を届けることができない。だから、せめてまたこうやって声援を送れる日が来ることを願いながら、心のなかでコールをしてね、というわけである。現地参戦経験者は懐かしい気持ちになるし、僕のような新規ファンは行ってみたいなと思わされる。なんとも素敵な演出だと思った。

そして、ライブの最後にはサプライズのお知らせ。一部メンバー主演の青春ドラマ「声春っ!」の放送開始と、1年3ヶ月ぶりのシングル「君しか勝たん」のリリース決定の発表である。ドラマに関しては以前から噂があったが、忙しそうなメンバーとそうでないメンバーにムラがあり、一体何が動いているのか読めない状況が続いていた。「声春っ!」はどうやらみーぱんと丹生ちゃんがダブル主演で、美穂、お美玖、陽菜、おたけ、このちゃん、なっちょが助演扱いらしい。メイン監督は新城毅彦、脚本に「DASADA」の吉田恵里香続投とのことで、ジャンル映画の職人スタッフが集うようだ。期待大である。一方の5thシングル「君しか勝たん」だが、散々待たせてまたバズ狙いの曲ですか…と正直うんざりしてしまったのは否めない。そもそも「○○しか勝たん!」って死語に片足突っ込んでるし。櫻坂46の「BAN」といい、周回遅れで若者センスを取り込もうとする秋元康の感覚には、ちょっとついていけない。僕の見たい「カッコいい日向坂」は少なくとも6thまでお預けかと思うと寂しいが、文句をたれつつも応援し続けてしまうのがオタクの悲しい性である。

待ちに待った5thシングルリリースのよろこびと、いつも通りの安直なタイトルへのガッカリ感で感情のジェットコースターに飲まれかけていた僕だったが、ファンクラブ会員限定コンテンツの「日向坂」パフォーマンスでなんとか持ち直すことができた。オープニングに登場したスクールバスに乗って、まるで遠足に向かうバスレクのように大はしゃぎしながら歌うメンバーたち。あれだけ激しいセットリストを二日間駆け抜けたら、疲れも溜まっているだろうに、そんな素振りは一切見せない。みんなの脚がテーピングでぐるぐる巻きになっているなんて、あとでスチル写真を見て初めて知った。とにかく楽しく、明るく、ハッピーに。この多幸感こそ、僕が日向坂46を応援する理由なのだと思った。

「春の大ユニット祭り」と「2回目のひな誕祭」の二日間を通して印象的だったのは、これらのライブが単なる日向坂46二周年のお祝いではなく、けやき坂46時代も含めたこれまでのグループの歴史の総括になっていたことである。新ユニットではファンの願望をそのまま叶えてくれたし、あまり日の当たらなかったけやき坂時代のレア曲や、当時の衣装の復刻版まで披露された。このタイミングでやるには早くないかと思うぐらい、しっかりとこの五年間を振り返っている。言い換えれば、これまでの日向坂に「一区切り」を置いたようにも思えるのだ。ライブのフォーマットも、コロナ禍での制約を経験として蓄積し、配信に特化した「音楽番組」形式と、有観客とAR技術を配合した新しいスタイルの「ライブ」形式まで昇華させた。これらは「ひなくり2020」のその先、5thシングルリリース以降を見据えた「次の日向坂46」を模索した試みなのではないだろうか。今回の結果を受けて、配信ライブのあり方も再考されるだろう。もしかしたら、また別の機会にお客さんを入れてのライブが開催されるかもしれない。それがどんな形になるかはまだわからないけれど、少なくとも、日向坂46とそのスタッフたちは、まだまだ新しいことにチャレニンジしようとしているのだろう。これからが楽しみである。

いいなと思ったら応援しよう!