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妻子もちの警察官 短編小説
え?先生独身なの?俺の先輩紹介するよ
私が妻子もちのゴリマッチョ警察官に出会ったのは
三年前の若葉が生い茂る季節だった。
出会いはクリニックの待合室。
スキンヘッドにサングラス、ゴリマッチョ、間違えなくあっち系の人だと思いました。
カルテをみてびっくり、警察官なの?しかも私と同い年。
そこから私達は仲良くなりました。
後日彼の職場の先輩と三人で食事へ。帰りぎわに先輩とライン交換をしました。
だがしかし、私は一回も先輩と連絡をとることはありませんでした。
間違えなく先輩はゴリマッチョにあんな女紹介しやがって。というクレームをだしたのでしょう。
後日、夜中の九時に私はゴリマッチョに呼び出されご飯を食べに行きました。その時私は三年前からあなたが好きだったこと、別に一緒になって欲しいわけではないことを車内で伝えました。
俺だって男だよ?警察官が聖人とでも思ってるの?
その瞬間ゴリマッチョ警察官が舌をいれてきました。
あの夜を私は忘れない。
帰りぎわに私の長い髪の毛を2本助手席において車を降りました。
奥さんに私の存在をアピールしたかった。
それだけです。
よく先輩に紹介した女に手をだせるな。
その時私はそう思いました。
続く