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この質問に答えられますか? 〜「考えるとは何をしたら考えたことになる?」〜

皆さんこんにちは!じぇいです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!

「よく考えてみろよ」
「ちょっと考えてみて」
「考えたらわかることだろ」

こんなことを言われたこと(言ったこと)、ありませんか?

もしそうだとすれば「考える」とは何なんでしょうか?
おそらく多くの人が即答することはできないと思います。

この記事を読み終えた時には「考える」とは何か?という問いに即答でき、これまでの浅かった思考が格段に深くなるはずです。

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では早速いきましょう!

「考える」とは?

さて、ここまで散々「考える」という言葉を使ってきましたが、結局「考える」とは何なんでしょうか?

結論から言えば、考えるとは要素分解をするということだと言えます。

要素分解とは、1つの物事に対してそのまま正面からぶつかるのではなく、細かく分けて考えることです。
細かく分解していくことで一つひとつのことへの対処法がわかりやすくなり、これからどうするかがハッキリします。

まさにこのプロセス(=要素分解すること)が「考える」ということです。


それではどのように要素分解するのか?それを大まかに分けると2つで、

1 水平思考
2 垂直思考

になります。

それぞれを詳しくみていきましょう!

1 水平思考

水平思考と聞いて「ウミガメのスープ」というクイズが頭に浮かんだ人もいるのではないでしょうか?
この水平思考とは、読んで字の通り思考を横向きに広げていく考え方のことです。

例えば「速く走るためには?」という問いに対して、

「速く泳ぐためには?」
「高く跳ぶためには?」
「速く歩くためには?」
「速く反応するためには?」
「速く腕を動かすためには?」

というようにどんどん思考を広げていくことですね。

ポイントは、類似性・関連性をもとに広げていくということです。

今回なら、「陸上」で「速く走るためには?」という問いに対して「水泳」で「速く泳ぐためには?」というように、関連性から思考を広げていくというような感じです。

これだけ聞くと、「何の意味があるんだ?」と思いますよね?

実はここで出てきたものを垂直思考に落としていくとその意味が分かってきます。

一つだけ例を挙げますと、先程の水泳の「速く泳ぐためには?」という関連で広げたもの。

水泳で速く泳ぐためには、当然練習をして鍛えなければなりません。
ですが「空気抵抗をできるだけ減らすための水着を着用する」というアイデアもあります。
この「水着を着用する」というアイデアは「身につけるものを変える」というアイデアとして陸上に生かせるでしょう。
また「飛び込みを上手にする」という視点も生まれれば、「スタートを上手にする」という考えにもつながります。

こういうことからも水平思考の必要性が感じられるのではないでしょうか?
ですので、まずはしっかりと水平思考で考えを広げてみましょう。

2 垂直思考

次に垂直思考ですが、これは物事を深掘りして考えることです。

先ほど水平思考で横に横に広げていった一つひとつの思考を深掘りしていくことで、より深い思考に辿り着くことができます。

その方法として2つをここで紹介します。
それが

・MECE
・5W1H

です。ではこれもそれぞれ見ていきましょう。

・MECE

MECE(ミーシー)とは、“Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive”の頭文字を取ったもので、要するに「漏れなくダブりなく」ということです。

先ほどの「速く走るためには?」ということで「鍛える」というアイデアがあるとしましょう。
そうすれば部位ごとに鍛えるように考えるのが「漏れなくダブりなく」ことになるはずです。

具体的に言えば

「首」
「肩」
「二の腕表」
「二の腕裏」
「前腕」
「手首」
「指」
「胸」
「脇腹」
・・・・・・

といった感じですね。
ダブりなくする必要もあるので、「二の腕表」「二の腕裏」というようにかなり細かく分けています。

面倒ではありますが、このように要素分解していくことが考えるということなのです。

・5W1H

これはよく小中高で教わった考えではないでしょうか?
みなさんよくご存知であろう

・Why(なぜ)
・What(何を)
・When(いつ)
・Who(誰)
・Where(どこで)
・How(どのように)

というのが基本的な5W1Hの内容です。

もちろん状況に応じて取捨選択したり、別のWが入ったりするかもしれませんが、基本はコチラの5W1Hで大丈夫です。

これを先ほどのMECEで洗い出したひとつひとつの項目に対して問うていくとより深い思考をすることができます。

例として「鍛える」の「首」に対して5W1Hを適応してみましょう。

・Why(なぜ) → 走りに安定感が欲しい
・What(何を) → 首
・When(いつ) → 練習前の10分間
・Who(誰) → 自力で
・Where(どこで) → グラウンド
・How(どのように) → YouTubeの参考動画を見ながら

これが日常の仕事の中でできたら・・・と思うと、すごくないですか??

しかし、これが「考える」ということの本質なんですよ。
つまり本来は日常で行われるべきことなわけです。

とはいえ、今すぐにこれらを実践することは難しいと思います。

ですので、全てを一気にやっていく必要はありません。

ここまで読んでいただいて「考える」ことの全体像が見えたと思いますので、このプロセスを全て踏めるように一歩ずつ成長していきましょう!

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

最後にも述べましたが、いきなり全てを実践することはかなり難しいと思います。かくいう僕自身も、まだ水平思考を意識して実践している途中ですし・・・。
そんな感じでできることから1つずつやっていくことがちょうどいいハードルになると思います。

では、今回も振り返りをしていきましょう!


「考える」とは?

「考える」とは「要素分解」するということ。
その要素分解には、
1 水平思考
2 垂直思考
これら2つがある。

1 水平思考

水平思考とはアイデアや問いに対して横に考えを広げていくこと。
ポイントとして類似性・関連性をもとに広げていくとやりやすい。

2 垂直思考

水平思考で広げた項目を深掘りするのが垂直思考。
具体的な方法として
・MECE
・5W1H
を紹介した。

・MECE
「漏れなくダブりなく」考えること。

・5W1H
MECEで洗い出したひとつひとつの項目に対してWhyなどの問いを投げかけていくことで、さらに深い思考ができる。


今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!

ではまた!

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