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【読書】本から始まる恋愛は、高尚過ぎるとヤバい?

本の話で盛り上がったきっかけで
仲良くなり、お付き合いになった場合。
どんな本で盛り上がるかが大事です。
例えば、私が向田邦子さんが好きで
『夜中の薔薇』とかをおすすめしたら
相手の女性のツボにハマったらしく、
翌日には向田さんの話で一杯盛り上がり、
恋愛に発展したことがありました。

でも、本なら何でもいいかというと
これが意外と難しいというか…?

あまり高尚な本、高尚過ぎる本で
盛り上がる場合はその後の展開が難しい。
たとえば、星野道夫さんのエッセイは
崇高な生命や自然がテーマで、
星野さんのアラスカの写真も
途方もなく美しいものばかり。
そうした本で共感したり
本の好みが一致してるなあ、と
互いに感じてしまうのは、
ちょっと先々が怖いんです。

私はダメ人間だし、ずるい面もある。
汚い面もいっぱい持っている。
星野道夫さんを好きな女性は
美しい内面や世界に興味があり、
汚れた部分は視野にない人が多い。
まあ、私の経験上では、ですが。

高尚な本で共感し合い、盛り上がったら、
女性は、私までが美しい内面の人だと
思ってしまう場合が…。

それで付き合い始めると、
後は減点評価ばかりが続きます。
だらしないところ、変に頑固なところ、
自分に甘いところなどなど。汗。
そうした面が出るたびに
相手の女性は私に幻滅していきます。

同様に、私もまた相手の女性に
幻滅する場合も出てきます。

あまりに高尚な、
あまりに美しい本で
出会いが始まる時は、本当に
気を付けなくてはならないですね。

人間のダメな部分、愚かな部分を
最初に堂々と現すような本が
出会いには、理想でしょうか?
そんな意味合いからも、
人間の負の部分を見せてくれる
向田邦子の本はぴったりなんでしょうね。

尚、星野道夫さんの本は
一人で読んでもよし、
読書会で読んでも良し、
とても美しい世界です。
オススメです。
恋愛のきっかけにしない限りは…。

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