地産地消チャレンジ (福島県会津編)
はじめに
9月4日に、秋田、大阪、会津の大学生の主催している未来の食を考えるNext Gastronomia主催の地産地消チャレンジに参加しました。
地産地消チャレンジ:
https://note.com/tamachan_haruna/n/n05eae393e225
今回のルールは簡単に、『一品以上自分の住んでいる都道府県でとれたものだけを使って料理を作る!』というものでしたが、ふだんあまり料理はしてこなかったのですが、いいきっかけかなと思い、もともと凝り性の自分は週末で時間もゆっくり取れたこともあり以下の料理を作ってみました。
買い出しについて
ふだんの買い出しは、食べたい料理が頭にありそれに合わせた素材を買って来るのが普通だったのですが、今回は同じ福島県内だけで採れた食材という縛りがあるため、実際スーパーに行ってからじゃないと何が手に入るかが分からないため、必然的にその時に手に入る食材から何ができるのかを考える必要があります。これはふだんから料理をしていないとレパートリーも少ないので、ハードルが上がります。
また食材を買うお店もできるだけ、全国展開している大きなスーパーよりも生協やローカルの生産者が卸している八百屋や魚屋、お肉屋さんなど個人店の方が聞きながら買えるので、より向いている感じがしました(野菜などと違い、肉などは生産地表示が国産などざっくりしたものが多く、あまり役に立たない印象でした)。
今回は会津若松前にあるスーパー、pivotと近所のリオンドールの二店舗で食材を購入しました。会津若松であれば駅近くのまんま〜じゃさんなども生産者表示が書いてあるため地産地消を考えている人には向いているかもしれません。
今回作ったのは週末というのもあり、朝+昼のブランチと、夕食の計二食です。
朝+昼のブランチ
・会津産小麦「ゆきちから」を使ったパンケーキ
・会津産地鶏の目玉焼き
・南郷トマト
・会津べこの乳のヨーグルト
・フルーツ王国、福島産の梨
・会津産ぶどう
・会津産のペパーミントティ
パンケーキにつけるメイプルシロップが無いので、会津産の蜂蜜で代用、バターは多分もっと探せばあるかもしれないけど、簡単に見つけられず福島産のものが見つけられず残念ながら北海道産のカルピスバターで。
またオレンジジュースが飲みたかったのですが、オレンジが入手できずしょうがなく会津産のペパーミントが購入できたので、ペパーミントティに。まあ多少の妥協はあったもののほぼ合格点では無いかと思います。でも福島産のバター買えるかな?
夕食
・会津産のとうもろこしと会津のひとめぼれ米を使った炊き込みご飯
・ほうれん草のガーリックソテー
・会津地鶏の茹で卵
・南郷トマト
・フルーツ王国、福島産の梨
・会津産の枝豆
・日本酒のブルゴーニュと呼ばれる会津を代表する宮泉銘醸の日本酒宮泉リバース
ブランチが思いっきり洋なイメージだったので、夕食は和食がいいなと思ったのですが、納豆食いたいなと思っていたら、納豆の大豆の表示はほぼ国産大豆(遺伝子組み換えの無いもの)とかしか書いてないのであっけなく断念。あとは会津産のきゅうりと味噌でもろきゅうと、会津産の赤カボチャを買えたのでカボチャの煮付けとパンプキンスープを作りたいと思ったんですが、量が多くて食べきれないので後日にしました。
気づき
今回のチャレンジでは、調味料は特に制限が無かったのですがせっかくなのでできるだけ福島県内のものということで、醤油も会津産(日本酒だけではなく、味噌醤油など醸造産業は昔から会津で盛ん)のものを使ったり塩も日本で一番高い会津の山塩をふんだんに使いました(すごい贅沢)!ただ油に関しては菜種油やエゴマ油は入手しやすいのですが、ふだん使っているオリーブオイルなどが使えないためそこまで考えるとハードルが高い気がしました。
またせっかくなので夕食の時はできるだけ地元の会津漆器の器や酒器、会津本郷の宗像窯さんの陶器を使ってみてのですが、やはりせっかくの地産地消のチャンレンジなので器なども地元のものに盛り付けすると、もっと愛着が湧いてきました。
食べたくても食べられなかったものとしては、やはりチーズやバター(ただし牛乳は会津のべこの乳で容易に入手できた)、そして肉や納豆などの生産地表示が国産とだけざっくり書いてあるもの、そして一部の調味料はかなりハードルが高い気がしました。またある程度、金銭的に余裕のある大人はいいのですが、どうしても値段は高くなってしまう部分もあったので、学生などには少々ハードルが高いかもしれないと感じました。
福島県の会津地方は食材に恵まれた土地でほとんどの食材は手に入りました。結果的に野菜中心のベジタリアン的な、よりヘルシーな料理になりましたが、次回はお肉や魚も個人商店で調べて購入しようと思います。
正直、これのチャレンジを毎日毎日やろうと思うと、金銭的な余裕の無い学生や、料理のレパートリーが少ない人にとっては、少々ハードルは高いかもしれませんが、自分の地域で採れる食材や、旬、また流通の仕組みやフードマイル、そして今入手できる食材からどんな料理ができるのか、地域コミュニティを考えるいいきっかけになるかと思います。皆さんも月に一回とか日にちを決めて実践してみてはいかがでしょうか?
#地産地消チャレンジ #LP4LC (Local production for local consumption)
山寺
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