記事「若い人が直ぐに取り掛かった方が良い3つのこと」についての考察

http://markethack.net/archives/52064903.html

1、については反対の立場です。以前、外資系金融機関でFPとして金融商品を販売しておりましたが、これは教科書通りのセールストークで金融機関寄りの論理の様に聞こえます。
ざっと、ファイナンス的な思考で、30年間積み立て投資する投資利子率(合計のインカムゲインなど)より、他の事や物に投資する場合の将来におけるCFの合計額(DCF法などで算出)などを比べて、自分が有意義に使えるか、自分がワクワクするかで意思決定した方が良いと思います(少しくらいの希望的観測もセレンディピティを生む大切な要素となり得ます)。

積み立てるという事はお金(資産)の流動性が下がります。解約すれば元本割れも当たり前、何より怖いのはお金を使えない事による機会損失です。

そして、若い時の時間とお金の方が、年老いた時の時間とお金より価値あると考えています。若い時の方がボラティリティが高い分、期間も長く、精神的にも元気もあり、それゆえ可能性があるからです。少し、リスク愛好家的な考えですけど、、
そもそもこの表題で、積み立てを一番にわざわざ掲げる事でもないと思います、このご時世、日本の国民性であれば、不安なら既に無意識に貯金している事でしょうし。

2、についても懐疑的で、人脈はつくりに行くのではなく、「目的を達成するために必要な人脈が気がつけば周りにいた」様になるのが自然です。なので因果が逆です。人脈は縁です。ある程度は意図的に選ぶ事はできますが(ビジネススクールやサロンのコミュニティのお仲間入りするなど)、狙って良い人脈を作られるものでもありません。
「目的への行動の後に洗練された人脈がついてくる」
この因果が逆になると胡散臭い異業種交流などで、利己的な卑しい人間関係に悩まされる可能性もゼロではありません。
気が乗らない時は、家で書籍とコミュニケーションしていた方がずっと有意義と考えます。

3、副業は大賛成です。
関連多角化ではなく無関連多角化で全然違う事やると、周知の通りリスクポートフォリオにもなるし、なにより経験上、色々な視点で思考できる様になります(良いか悪いかは別として)

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