記事「島耕作の罪深さ。日本の取締役会は「おじさん」ばかり」についての考察

https://signifiant.jp/articles/signifidan-board-2/

そもそも、(いうまでもありませんが)取締役は会社法上、その名のとおり代表(社長)の業務執行の取締役で、最高意思決定機関である株主総会の普通決議によって選任された人です(また、代表は取締役会決議により選任されます※会社の形態により多少違います)。
この当然の前提の共有が、うやむやになってしまっているから、副次的に間違った認識が一般化され、記事の指摘の様におかしな風潮になってしまっているのかと思います。

「株主(オーナー)より、社長が一番すごい、偉いんだ」僕の小学校時代はそれを信じて疑わなかった。
そして世間の社長像は「社長は社員のためを思って仕事しているし、するべきだ」です。

また、知人の同年代の若くして起業した何人かは、20代前半の頃にとある社長の会合で、まさに記事の様なブラバスの匂いをプンプンさせたおじさん社長に、「ぼうや」扱いされた事が何度もあると言っていました。可愛がってもらったのでしょうが、嬉しいような悲しい思いをしたと後に語っていました。

国民性や価値観はメディア媒体を通じて(トレンディードラマ、マンガなど)を通じて醸成されるのだなとつくづく思います。
(金持ちの定義や、幸せの定義、結婚や車、一軒家の所有に関するステータスなども含め)

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