たまごサンドの魅力を100文字で伝えるには(バナナの魅力を100文字で伝えてください)
じゅんや(マーケティング勉強中)です。
こちらの本を読んでみました。
「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」
なぜたまごサンドなのかは自己紹介をご覧ください。
著者のご紹介
柿内 尚文(かきうち たかふみ)
(株)アスコムの取締役。
長年、雑誌と書籍の編集に携わっており、10万部を超えるベストセラーは50冊以上にも及んでおります。また、自身の著書でもある「パン屋ではおにぎりを売れ」もベストセラーに。現在は、編集という手法を活用してマーケティングや商品開発のサポートなど、活動は多岐に渡っております。
どんな内容が記載されているのか?
編集者は、本の価値を発見し、磨き、それを伝える職業です。本書は、著者の長年の編集者経験から培ってきた、伝えたいことを相手に伝えるための方法が36個にまとめられています。
「人は伝えてもらわないとわからない生き物」
例えば、夫婦の会話で「言わなくてもわかるでしょ」から喧嘩に発展することが合ったりと。。。
当たり前だと思っていることも、丁寧に言語化されて記載されています。
本書では、話を盛ったり、イエスを引き出すための方法は記載されていません。自分が思っている伝えたいことが相手にきちんと伝わるための方法がぎゅっと詰まっております。
何を学んだのか?
本書を通じて、大きく3つ学びがあると感じました。
1.伝わらないことは存在しないことと同じ。商品が売れない理由は、その商品の魅力がお客様に伝わっていないから。
2.ゴールを設定し、相手のことを考え、イメージを相手の脳内に見える化させる。伝わるは、相手の「覚えて、考えて、理解する」という流れが必要。間は、相手にその時間を与える。
3.みんなの心の中にある「本能」を、セルフ問答して見つけ、それを言語化する。
サンドイッチを売るならどう活かすか?
学んだ3点をもとにたまごサンドを例に具体的に考えていきます。
どのようなたまごサンドなのか(ゴール)を、視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚で伝えてみます。見せる化させることを意識しております。
「フツフツ沸騰している鍋からゆで卵を取り出し、とろーり濃厚マヨネーズと和える(聴覚)。ゴロゴロ触感が残る程度にたまごを潰していく(触覚)。そこに北海道生乳100%のバターを溶かし入れて、幸せな香りをプラスさせる(嗅覚)。羽毛布団のようなフカフカの食パンを用意して、もう限界、とあふれんばかりのたまごをのせていく(視覚)。海外旅行に行くトランクぐらいパンパンに詰まったたまごサンドを、顎が外れるくらい大きな口を開けてパクリ(視覚)。食パンのフカフカ触感、たまごのうま味、マヨネーズの程よい酸味、黒コショウがピリリと引き締め、バターの芳醇な香りが鼻を抜けます(味覚)。ぜひ、皆様も、たまご好きの欲望をかなえた、幸せ感じるたまごサンドを味わってみてください!」
こちらのコピーには、「たとえの法則」「数字の法則」「読点の法則」を活用してみました。
また、本書のタイトルでもある「100文字で伝える」を実践してみました。
たまごサンドに対する個人的な魅力を100文字で記載します。
「私は、週末の朝はたまごサンドを食べます。
理由は、ゆったりした朝に、好きなだけたまごをのせたサンドをほうばるのが何よりの至福だからです。
締めにコーヒーを一杯。今日も、幸せな一日のはじまりです。」
※97文字です。
マーケティング的な視点は、少し薄れているかもしれませんが、以上です。
本書では、たまごサンドの例よりもわかりやすく詳しく記載してあります。
より詳しいことを知りたい方は、ぜひ本を手に取って見てください!
いつかサンドイッチをオンラインで売ってみたい!
最後に。。。
この記事を書く上で思ったこと
・本書の内容とマーケティングを結びつけるには、より実践が必要。
・本書の内容は、文章よりも会話でのコミュニケーションで力を発揮する。
・どういうたまごサンドを作りたいのか、商品化したいのか、イメージを固めておく。何が言いたいことなのかブレないためにも。