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週に1~2日だけ営業しているレア書店「BOOKS AND GOODS」に行ってきた話

本屋さんって面白いんです。

何を今さらという感じですが、小規模の書店や個人書店などが増えて、本屋さんのバリエーションがすごく広がっています。
選書のオリジナリティだけでなく、コンセプトやお店作りから従来の本屋さんの枠を飛び越えているところもあって、本屋さんという存在の可能性がぐんぐん拡張されているように感じます。

それなのに。
思えば、行くのは通勤途中にある大型チェーンばかり。
仕事の新刊チェックとして売り場を眺めるだけで、「本屋さん」という場所にあまり向き合えていなかった気がします。

本屋さんが減っている今こそ、いろんな本屋さんに行くべきではないか。
いろんな本を買って、いろんな人と話して、いろんなことを考えて。
そして、「本屋さんって楽しいよ!」と発信しよう。

そんな当たり前のことを、ちゃんとやろうと決意したのでした。

というわけではじめた、「おもしろい本屋さんに行こう」企画
モリが訪れた本屋さんを、誰に頼まれてもないのに勝手に紹介していくコーナーです

今回のお店は、「BOOKS AND GOODS」さん
週に1~2日だけ営業しているレアな本屋さんです。
(★写真撮影、SNS公開の許可はいただいております)

※※※

今回ご紹介するお店
「BOOKS AND GOODS」

東京の代名詞はつけ麺でした。

子供のころ、大阪にはつけ麺屋などなく、風の噂で「つけ麺」という単語を耳にするばかり。大学入学で上京してはじめてつけ麺を食べた時に、「ああ、これが東京の味か……」と思ったことをよく覚えています。

つけ麺と言えば、大勝軒。つけ麺の元祖として名高いお店です。
学生当時は目白付近に住んでいたので、休日には池袋まで散歩して、大勝軒でよくつけ麺をすすったものでした。

大勝軒本店は東池袋という場所にあります。
サンシャインシティや豊島区役所もそびえ建ち、再開発が進んでいる地ですが、その東池袋駅から道を一本入ったところにあるのが、目的地である書店「BOOKS AND GOODS」です。

この看板が目印

「BOOKS AND GOODS」は「ひがいけポンド」というビルに入っています。
この「ひがいけポンド」という場所は日替わりでお店が変わるんですね。
水曜日は八百屋、木曜日はビールスタンド、金曜日はお菓子屋さん、日曜日は焼菓子屋さん、そして月曜日は本屋さん……といったように、日によってお店の顔が異なります。

「BOOKS AND GOODS」は基本的に月曜か火曜が営業日で、時々土曜日に開店という形。
しかし必ず月・火はオープンしているというわけでもなく、週によってはお休みになることもあります。
とってもレアなお店なので、ぜひ公式インスタグラムの営業日カレンダーをチェックして訪問してください。
(※営業日以外も、無人販売で本は売っているそうです)

お店の外観。外では古本も売っています。

開放感のあるガラス戸を開けると、本とグッズが迎えてくれます。
壁面に書かれたアートの存在感も強く、全体的にサブカル空気も漂っているお店です。

店内の一望

販売されている本の数は多くありません。写真に見えるワゴンと、それ以外の場所にパラパラ置かれているくらい。
蔵書量という点では、これまでお伺いした本屋さんで一番少ないかもしれません。

販売されている本
絵本もあるよ

ワゴンに並んでいる本は絵本から人文書まで。他の場所にはZINEも少し置かれています。どれも選び抜かれたラインナップであることが伝わってきますし、この少なさが僕にはすごく心地いい空間でした。

ワゴン裏側

「BOOKS AND GOODS」という名の通り、グッズも充実しています。
お皿や靴下などジャンルはさまざま。ちょっと肩の力が抜けるような、知らずに笑みがこぼれているような。そんなグッズがいろいろ並んでいます。
ちょっと日常が楽しくなるポップなアイテムばかりなので、お土産がてら買って帰るのもおすすめです。お店オリジナルのグッズもありますよ。

壁際に並ぶグッズ。童心沸き立つものばかり
ステッカーなどはお店オリジナルグッズ

※※

「どの本を読めばいいのか分からない」
本屋さんに行って本の壁を目の当たりにして、そう思うことがあります。

あまりにも本が多すぎて、どの本を読めばいいのか。どの本を買えばいいのか。途方に暮れることがあります。
出版の仕事をしている僕ですらそう思うのですから、普段あまり本を読まない人はもっとそうなのではないでしょうか。

「なんか本は読みたい。でも読みたい本があるわけではないし、どの本を読めばいいのかも分からない」

そんな人に、「BOOKS AND GOODS」さんの本の数はちょうど良いんです。グッズ販売が半分を占めているので雑貨店感覚で入れるし、本を読み本を買うことの敷居を下げてくれるお店だなあと感じました。

(※もちろん本がたくさん揃った大型店の良さもあるので、どちらが良い悪いという話ではありません)

オープンしている日は限られますが、店主もすごく素敵な方なので、ぜひ遊びに行ってください。
お店オリジナルのフリーペーパーもあるよ!

楽しいフリペ

★★★

<最近読んだ本>
山口未桜『禁忌の子』
自分と同じ顔の死体が、救急医の元に運び込まれた……という設定がもう魅力的。 医療にまつわる事柄が謎に絡んできて、医療ミステリとして面白かったです。もちろん意外な真相も待ち受けているよ!


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森潤也|文芸編集者
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