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アクリル絵の具で「美しい滝」を描く

Youtubeへの動画アップ。248回目は「美しい滝」です。

今回は久しぶりに「滝」を描きました。滝はどちらかというと夏のイメージがあると思いますが、冬に描くのもアクセントとして良いかなと思い、気合を入れて描きましたw

絵のポイント

今回のポイントは

描く順番

です。

アクリル画では一般的には背景(後ろのモチーフ)から描きます。今回では画面上部にある「木々」がそれにあたります。が、敢えて滝が流れている岩から描きました。

理由は絵全体のベースになる中央にある岩を最初に描くことによって、上下のバランスを把握する為です。具体的には上部の「木々」と下部の「水面」は、滝の位置を決めないと描きづらい(バランスが崩れる)ということですね。時には絵の重心となる部分を先に描き、後から後面にくるかもしれないサブ要素を描くという順番でも良いかと思います。

ただし、空や海など、キャンバス全面に描くモチーフは、セオリー通り先に描いた方が良いです。順番を間違えると、モチーフ同士の境界線をなぞるようになってしまい、「塗り絵」みたいな作業になっちゃいますよね。どれだけ上手く描いても、縁を描いた絵は、チープな印象を与えてしまいます。

さて、メインの「滝」を描く作業ですが、道具が限られてきます。今回は「ファンブラシ」の小サイズで描きました。普段よく使用する丸筆やフィルバート筆ではどちかというと固形物を描く際に使用するので、滝のような形が無く、勢い良く流れているモチーフを描く際は、ファンブラシを使用するのが一般的です。

そしてその際に注意することは、

迷いなく、勢い良く筆を走らせる

ということです。

怖々、ゆっくり描くと、弱い線になります。よく言うところでは、「線が死んでしまう」という言い方をします。なので、多少ずれてもいいので、勢い良く思い切って筆を走らせることを優先します。やっていくうちに慣れてくるので、最初は思い切って描いてください。

逆に怖々描いていると、いつまでたっても絵は上達はしませんよね。いつも弱々しい絵になってしまい、絵自体に魅力がなくなってしまいます。もっというと、絵を描いている人の「個性」が見えてきません。

個人的には、思い切って描いたり、迷い無く描いた絵にこそ、アーティストの個性がでてくると思っています。

話をもどしますね。

次に大切なのは「水の色」になります。

水は、本来、無色透明ですが、光に反射してさまざまな色に変化しますよね。今回は青と白を混ぜ、数種類の色で滝を構成しました。白は「チタニウムホワイト」青は「セルリアンブルー」を使用しています。青の色を調整しながら、数種類の色を作っています。

滝が落ちる水面ですが、こちらは水しぶきを表現する際に、おなじみの「歯ブラシ」を使用しました。今回はよく使用する空の星とは違い、部分的にしぶきを描く必要があったので、慎重にブラシを弾いています。動画でもその様子をアップしていますので、ぜひご覧ください!!

注目の道具

今回の注目の道具は「ファンブラシ」になります。

ファンブラシとは、滝を描く際に使用している扇子形の筆になります。今回の滝のように、ファンブラシでしか表現できない場合も多いので、手元に置いておきたい筆の一つですよね。Amazonでもセットで購入することができますよ!

絵画風景をYoutubeからご覧いただけます

ショップサイト

今回の絵を公式ショップサイトよりご購入いただけます。

https://junyart.buyshop.jp/items/39201008

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