『Physical』開催を控えて
ふと思い立ち、せっかくの初主催企画だし『Physical』開催前の気持ち(意気込み?)をなんとなく書き記しておきます。
長くなるかもですが適当に読み流してくださると幸いです。
まずは初めてこのイベントを見つけてくださったという方に向けて、イベントの概要等々はこちらのリンクから。
https://www.instagram.com/p/CrX3NRHRXIj/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
元々この企画のコンセプトは、コロナ禍とストリーミングなどの普及でライブハウスとあまり縁がなかった人たち、以前よりも足が遠のいた人たちに来てもらい、ライブハウスならではの、人や音楽との新たな繋がりを創る機会にできたら、生の音を体験してもらえたら、というものでした。
正直なところ、企画立ち上げ当初の自分にとって、コンセプトはなんでも良かったのかもしれません。
自分が好きなアーティストをもっといろんな人に知って欲しい、ライブを観て欲しい、もっと言えば自分がライブを観たいアーティストを呼びたい。
そんな気持ちが大部分を占めていました。
でも、ふと最近思いました。
こんなブッキング自分以外やらないだろうなと。
私はオーガナイザーとしては珍しく(?)、ライブハウスやクラブのような生の音楽に溢れる場所に入り浸ってきたようなタイプの人間ではないし、そもそもライブハウスが街に一つだけ、レコード屋さんもない田舎で生まれ育って、近くに生の音楽が溢れる環境に身を置くことがほとんどないまま、やっと大学生になってたくさんライブに行けると思ったらコロナがやってきて…
要するに何が言いたいかというと、普段ライブハウスに来ない人に来て欲しいと言ってる私自身、ライブハウスに足繁く通ってきたわけではなく、、
むしろ地元に一つだけあったライブハウスはタバコ臭くて、音だけやたら大きくて、ヤンチャな大人ばかりで、いい印象なんて全くなかったくらいで。
でもそんな私だからこそ今回のブッキングができたと思うんです。
高校時代に姉が教えてくれたどハマりしたlulu + Mikeneko Homeless
初めは配信メインで活動していたTokimeki Recordsとのコラボで知ったHannah Warm
spotifyで、Hannah Warmやその他今回お声掛けしていた他アーティストの関連から見つけたのがきっかけ(確か)で、ライブも何度か観させてもらったluvis
(アーティストの皆様敬称略です、ごめんなさいご容赦を!)
それぞれ、配信での活動をメインにしていてライブは頻繁でなかったり、コロナでライブがずっと出来ていなかったり、去年まで京都在住で東京でのライブが少なかったりと、都内のライブハウスでライブを観ることがここ数年あまりできなかったアーティストたちです(そんなことないぞ!って文句あったら謝ります…)
なんというか、こういう規模の大きくないイベントだと、ライブハウスに足繁く通っていわゆるライブバンドとかを見つけて、っていう方向での早耳リスナータイプのオーガナイザーが多いと思うのだけど、今回ライブが決定打となってお声掛けしたのはluvis様くらいで、良し悪しとかとはまた別に、そういったオーガナイズの仕方をする人たちとはまた違った方向性を打ち出せたような気がします。
明日は、先に挙げたようなライブハウスの嫌なイメージとは音も、客層も、清潔さも全く違う素敵な空間を皆さんに味わっていただけるはずです!美味しいドリンクをお供に、最高の音楽を皆さんと一緒に楽しめたら嬉しいです。
と、なんだかカッコつけて書いてきましたが、そもそも私にはこういう企画しかできないんだと思います。毎週毎週フィールドワークみたいにライブハウスに通ったりできないわけで(距離的にも金銭的にも)。
でもそんな私のちょっと突飛な企画にも、どうやらたくさんの方がお越しくださるようで、本当に嬉しい限りです。それも、普段あまりライブハウスに行かないような方たちがたくさん。完全にとは言えなくとも、当初の目標を達成できてホッとしています。
もちろんこれは私の功績でもなんでもなく、出演してくださるアーティストの皆様の音楽の素晴らしさのおかげなわけですが、それでも私のつくりあげたイベントに多くの人たちが足を運んでくださることのありがたさを、まだ実際に皆さんの姿を見る前の今からひしひしと感じています。ご出演くださるアーティストの皆様、ライブハウスに行くことが多くないなりに私が一番お世話になっているライブハウスである会場の下北沢BASEMENTBAR、そして明日お越しくださる皆様、本当にありがとうございます!
それでは、明日お昼、下北沢BASEMENTBARでお会いしましょう!