人の命を守る仕事
アメリカテキサス州のTexas Refineryで大規模な硫化水素の漏洩があり、作業員2名が亡くなった。記事を見るとメンテナンス中の事故だったらしい。
私は石油ガス系のプラントエンジニアリング企業でテクニカルセーフティエンジニアとして勤務しているので、硫化水素の危険性についてはよく認識しているつもりだ。硫化水素のガスは無色のため視認することができず、また低濃度でも人を死に至らしめる。
作業員は実際のメンテ作業にあたってこういった事故を防ぐためのリスクアセスメントを行っていたはず。また、ポータブルのガス検知器も装備していたのではと思う。何が想定と違っていたのか、どこに根本原因があるのか究明が待たれる。
この職業に就いてから10年が経つが、先輩社員が言っていた「我々がやっていることって最終的には現場の人の命を守る仕事だから、しんどいことがあってもその小さな誇りを持っていれば頑張れる」的な言葉を思い出す。
自分もそういう心持ちを胸に精進したい。
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