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自己満で終わらないために

はじめに

みなさんこんにちは。めろんうゆです🍈🥛

記事を書くのは少しお久しぶりになりました。

こんなに時間をあけてしまったのは
前回の記事に書いた
“本気で実用化したいアイディア”の実現に向け奮闘していたから!(大袈裟)

今回はこの中からチョイスしたブランドリストアプリ作成の歩みについてご紹介しつつ、2か月間を通して学んだことについて書き残したいと思います。


ブランドリストアプリ作成の歩み

1.プロトタイプ

今回完成したブランドリストアプリは、以下の記事で作成したプロトタイプが元になっています。

作成に至ったのは、メンバー間で準備中のECサイトに入店してほしいブランドを書きとめ、共有するのに使っているリストの作成にかかる時間を削減したい!と思ったから。

問題点は以下の通り

・各自が入力することで書き方にバラつきが生まれ、データの抽出がうまくできない

・データの統一性を出すため1人が代表して入力することにしたが、忙しいときにかかる負担が大きく頼む側も気兼ねしてしまう

・Googleシートを利用しているため、社用PCからしか書き込みができず(社内のセキュリティの都合上)、入力可能な時間・場所に制限がある

これらを解決するためGoogleシートとAppSheetを使用し、アプリを作成。
アプリでいつでもどこでも入力可能になり、登録したデータはGoogleシートに自動転記されていくため、書き方にバラつきがなくなりました。

2.ブラッシュアップ版

メンバーに作成したアプリを試してもらい、ブラッシュアップを行ったのですが、どうにもメンバーの1人であるたこ焼きさんはアプリのデザインがお気に召さない様子。

プロトタイプは確かに簡素なものだった上に、リストに表示させたブランドの画像も小さいなど自分でも納得のいくものではありませんでした。

しかし、レビューをもらいブラッシュアップさせたものは、可能な限り色やデザインを創意工夫し、AppSheetを用いて作ることのできる範囲で最大限にオシャレ要素を入れた渾身の1作。

前回『いいアイディアだね!』とアプリの原案についてはお褒めの言葉をいただいていた分、さぞかしよい評価がもらえるだろう、そう確信していたのですが

「なんか使いにくそな見た目やな~」
「メルカリとかLINEとかってデザインにかわいらしさがあるやん」
「なんかこのアプリはとっつきにくいんよな・・・」

との感想が返ってきました。

・・・じゃあつくってみれば?^^

たかが社内の情報共有ツールの1つにすぎないこのアプリのデザインに何をそんなにこだわっているんだ?と思われてしまいそうですが、たこ焼きさんの言いたいこともなんとなく理解ができます。

たこ焼きさん曰く、デジタルっぽい雰囲気を感じさせないかわいらしいデザインのものは使ってみよう思うものの、文字や数字がぎっしりならんだものなどにはとっつきにくさを感じるそう。

そんなたこ焼きさんに使いにくそうな見た目、と言われるということは、自分が満足していたデザインは、他者には全然便利でもおしゃれでもなかったのだ、と気づかされました。

また、ブラッシュアップ版には別のリストで1か月に1度集計している各ブランドのInstagramのフォロワー数の推移をGASで自動取得し、このリストに記載してより便利なものにしてしまおう!と思い作業を進めていたのですが、InstagramのAPIは取得の難易度が高いと知り、断念。

やむなくXのフォロワー数を取得する方向にシフトチェンジし完成品を見せたのですが、これについてははっきりと「その指標は必要としていていない」と言われてしまいました。

想定通りの指摘でしたが…悲しい。

3.完成品

普段ならAppSheetでできるアプリというのはこんなもんだから!となってしまうところを、成長のための1歩ととらえ、使用ツールをAppSheetよりもデザイン面のカスタマイズ性に長けているGLIDEに変更してアプリを作成しなおすことにしました。

しかし、問題点がひとつ。GLIDEを使用する場合、有料プランでなければAppSheetのように登録データをGoogleシートに自動転記することはできないため、目的の一つとしてたリストの自動生成が叶わなくなります。

どうしようか悩んでいたところに、他社で働く先輩から、「そもそもリストって必要?アプリで完結させる方が便利じゃない?」という意見が。

・・・いやいや。リストをつくるのが目的なんだが^^?

あれ、でもそもそもリストってなぜ必要なんだっけ?
となり、もう一度考えてみたところ以下の理由が浮かびました。

・他の企業へリスト内のデータを共有する際に編集して渡せるため便利

・登録ブランドのカテゴリ別構成比などの集計に便利

GLIDEについて調べてみると、登録したデータは簡単にエクスポートできるそう。ならば前者については提携している企業に送る際、都度抽出すればいいですし、後者の集計についてもGLIDEにはダッシュボード機能があり、そこに集計したデータを表示させられることもわかり、思い切ってリストを捨てGLIDEで進行する決意が生まれました。

完成品はこんな感じ。

ログイン機能も追加しました

たこ焼きさんに完成品を見てもらったところ
「お、めっちゃええやん!!」

「え、ログイン機能あるん?
したらもう少し踏み込んだ内容を書いたりすることもできそうやな?」

「お、グラフ出るやん。構成比いちいちめろんうゆさんどこに書いてあるんやったっけ~?って聞かんですむな。(笑)」

と、ノリノリ。
つ・・・ついに!!!!
この瞬間を待っていました。

学んだこと

2か月間さまざまなツールに触れ、プロトタイプを作成してきましたが、
どれもえ~!こんなことができるの?とびっくりさせられるものばかりでした。そうしたツールを知れた、使えるようになったことはもちろん立派な収穫なのですが、自己満足で終わらないことの重要性に気づけたことが一番の大きな学びになったと思っています。

最初はメンバーにできたものを見せても
いいね!便利だね!という肯定的な意見しか聞きだせませんでしたが、
しつこく持っていくにつれてここってなんでこうなの?とか、
これは使わない!とか本音で意見をくれるようになりました。

今回のアプリはAppSheet→GLIDEに乗り換えて最終形態にたどり着きましたが、レビューを何度もお願いしていなければきっとこの結果にはならず、AppSheetでできたアプリを表面的にほめてもらい、満足していたはず。GLIDEって実は触ったこともなくて、急にこれでやってみよう!と思いつきで方向転換したのですが、以前だったらそんな風に思いついたとしても行動には移さなかったであろう自分が、臆せず新たなものを取り入れ進めていけるようになった、というのは2か月前ではありえなかった成長ポイントだと思います。

今回得られた達成感は、自己満足で終わらなかったことで手にできたもの!
これからもこのサイクルをまわすことを大切に、新たな技術に触れていこうと思います!

それではまた👋

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