宣伝会議賞、最後のチャレンジと決めていた。けど・・・
記念すべき60回目の宣伝会議賞。
グランプリも決まり幕を閉じましたね。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。
ファイナリストの皆さんも、胸が熱くなる
言葉の数々をありがとうございます。
いちコピー好きとして、感謝申し上げます。
応募はしたものの、箸にも棒にもかからなかった
筆者ですが、実は今回が最後のチャレンジと
決めていました。
贈賞式を見るまでは・・・
今回は自身の宣伝会議賞チャレンジを
振り返りつつ、いまの率直な気持ちを
文章にしました。
■本題の前に自己紹介
トシミツジュンといいます。
東京都/狛江市に住む会社員です。
企業の社内デザイナーとして
約300店舗で使用するPOP・チラシなどの
紙媒体やWebバナーなどを制作。
最近は、趣味の料理・カメラの経験を
活かして『料理撮影』をSNS投稿したり、
動画撮影・編集にもチャレンジしております。
キャッチコピー・Webライティングなどの
『言葉を扱うクリエイティブ』にも
注力するなど、表現の幅を広げるべく日々
勉強中です。
自身のスキルを通じて、依頼者や消費者に
笑顔を与えられるクリエイティブを
生み出したいと考えております。
■5回目のチャレンジ
宣伝会議賞に初めてチャレンジしたのは2018年。
確か200本弱の応募で、1本だけ一次通過をした
記憶があります。
そこから回を重ねて、今回で5回目の応募。
応募数、通過数ともに過去最高の
結果となりました。
■なぜ最後のチャレンジに?
5年間、挑み続けた応募をどうして辞めるのか?
タイトルにも挙げた「最後のチャレンジ」を
意識したのは、大きく2つの理由がありました。
1:最初から決めていた
5回チャレンジして芽が出なかったら辞めよう
初挑戦の時から、そんなことを思いながら
応募を始めました。毎年60万点ものコピーが
集まる中で、5年間で爪痕を残すぞ!
意気揚々と挑んだものの、毎年フル応募の
「コピモン」や初挑戦で賞をかっさらう
「ニューヒーロー」たちの影すら踏めず。
気付けばあっという間に、ラストイヤーが
終了しました。
(そりゃそうだ。強者に勝つには、量・質ともに
不足しているのだから。)
2:育児との両立
2つ目の理由は環境の変化。
まもなく、新しい家族を迎え入れる予定で
子どもと共に過ごす日々がスタートします。
予定通りに進むと、第61回宣伝会議賞の
応募が始まる9月は生後5ヶ月。
育児生活は今はまだ想像がつきませんが、
少なくとも人生の全てを捧げてコピーに
向き合うことは不可能でしょう。
そんな状況で挑んでも、前と同じ結果に終わる気がする。それならば、挑戦に区切りをつけよう。
応募を終えた11月から贈賞式の日まで
頭の中を占めていた率直な気持ちでした。
■贈賞式の日に感じたこと
3/10(金)に行われた第60回の贈賞式。
式の光景は、私にとって今後のコピーへの
向き合い方を改める機会になりました。
仕事のため、後追いで配信視聴をしたところ、
出てくるのは驚きの数々。
など、式が進むにつれて自分ごとのように
胸が熱くなる感動を体験しました。
(毎年観てたけど、興奮度は今回が一番かも)
さらに、式の盛り上がりに呼応する仲間たちの
タイムラインを見て、
コピーから離れたくない
という気持ちが芽生えました。
■結論:書きたくなったら書けばいい
暮らしの全てをコピーに捧ぐことは難しくても、
書きたくなったら書けばいい。
今はそんな気持ちでいます。
最低提出本数のノルマなんて無いし、
子育ての中でしか感じられない視点が生まれるかもしれない。
受賞を目標とせず、企業の課題に寄り添いながら
自分の言葉で1本でも多くコピーを
生み出そうと思っています。
■最後に
コピーという同じ趣味で切磋琢磨する仲間たち、
特にコピグラの存在の大きさを実感しました。
生活の一部と化して、コピーを
学ばせてもらった切磋琢磨の場。
数は少ないですが公募コンペの受賞が出来たのは
紛れもなくコピグラ、そして仲間のおかげです。
まだまだ話したことが無い人、そして話したい人もたくさんいる。
そう思うと、コピーのコミュニティに
もう少しだけ身を置きたくなりました。
(ZOOM飲み会も基本遅い時間からの参加。
入れ違い傾向にある、だら子さんや身長低子さん
など「早番メンバー」とも会話したいですしね!)
前園さんのこの投稿が大好きで
改めてその通りだな、と感じた
今回の宣伝会議賞でした。